本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

リリイの籠/豊島 ミホ

2008-05-04 20:34:43 | 読んだり、聴いたり
読んでて思い出したのは
山田詠美さんの、この本のこと。

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)
山田 詠美
新潮社

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これ、文庫版じゃない、最初の装丁の方が
もっと素敵なんだけどな。画像がなくて残念!

どちらも高校生の女の子の話
一話完結の短編集なの。

『放課後の音符』は教室では目立たないけど
スクールソックスの下に
アンクレットをしていたり
もう男の人と寝ることを知ってる
ちょっと進んだ女の子。

そんで『リリイの籠』の方は
もうちょっとフツーに、どこにでもいるような
親近感が持てる女の子。

クラスでも分かれるでしょ
なんとなく。遊んでる感じのグループと
まじめなグループと。
自意識だけは誰もが一番。
今思うと、いじらしいような
恥ずかしいようなね。

リリイの籠
豊島 ミホ
光文社

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中でも『いちごとくま』っていう話が
私にはグッときたな。
くまちゃんの、ふんわりした手の感触まで
リアルに感じました。

ロクパーでお買いもの

2008-05-04 14:52:57 | お出かけ・お買い物
お気に入りにも入ってる
ろりこちゃんのブログを見て
ロクパーに行ってきました。

上の小さい写真はいもうとにお土産のぱっちん髪どめ
かわいいでしょ?
そして私にも。


フェイクだよね・・・40過ぎたら本物を
身につけた方がいいんだろうけど
かわいいのでつい。

ロクパーは表参道沿い
ウェンディーズの脇を入った
ピンク色のビルの2Fにあります。
かわいいものがつまった
ちっちゃな空間。

入口には
こんなかわいいディスプレイが

竹下通り~表参道まで

2008-05-04 14:20:46 | お出かけ・お買い物
3日は原宿へ。








竹下通りも表参道も、人の頭しか見えません・・・

写真のパスタの店だけど、
雨だし、ここでいっか、と
店の名前は知ってたけど
初めて入ってびっくり。
ランチで最低値段が1680円なのです。
そんで出てきたのは写真の1皿のみだよ!
味は・・・フツー。

どうりで表で呼び込みしてたわけだ。
おまけにテーブルには拭き残しのポテトが
砂糖入れにはミートソースが飛んだまま、
せつない。いや、
ここまでくると、逆に笑える。

店はアンティークな雰囲気、年輪を感じさせる
天井の梁もいい感じだっただけに、残念でした。
せめてミニサラダかスープはつけようよ!
場所がいいからね、客はとりあえず入るけど
あれじゃリピーターは少ないでしょう。

そんなサプライズ(?)にもめげず
14歳からのつきあいである友達と
歩きながらしゃべり、食べてはしゃべり、買い物してはしゃべりと
昼の12時半に待ち合わせて、夜の11時過ぎまで
一緒にいました。

若い時はいくらでも話すことあるなぁと思ったけど
歳とってもあるねー。
むしろより、濃いぃくなってる。
変わったのは家族のために夕飯の準備をして出、
お土産をちゃんと買ったこと。
またね!元気で。





空中ブランコ

2008-05-04 14:01:37 | 観たり
みっこに誘われ、空中ブランコというお芝居を
2日に観てきました。
場所は池袋の芸術劇場。



宮迫演じる精神科医・伊良部は、やって来た患者の
症状を面白がり、相手の生活にどんどん踏み込んで
ひっかきまわすという、
患者にとっては迷惑この上ない治療法で
しかし結果的にはなぜか、治ってしまうのだ。
そして露出過多で、すぐに注射するナース・まゆみちゃんは
サトエリが演じてる。最強だね。

今回も幼い頃からサーカスの生活しか知らない
空中ブランコ乗り(フライヤーというのね)が
あるときから落下を繰り返し、悩んで伊良部のもとに来る。
「サーカス!?」ときいた瞬間、伊良部の目は輝き
「明日から往診するね!」ジャージを注文しなくっちゃと
意味不明の言葉をつぶやき、大騒ぎ。
そして翌日からやって来て、サーカスのある種閉鎖的な
人間関係にもずけずけ踏み込み、あげくにブランコに乗りたいと
やりたい放題。

伊良部は原作では小太りで幼児体型(言動も)なので
宮迫どうかな?と見る前は思っていたが
笑えた。なんか存在そのものがおかしくて
完全に自分のものにしていたね。
サトエリはねぇ、もう演技力がどうとかいう問題じゃないの
あのダイナマイトボディと容姿で有無を言わせぬ。
かっこいいんだもの。

笑ってちょっと考えて、2時間半楽しめました。
みっこ、ありがとう。

原作は直木賞とってんのね。
こちら↓
空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)
奥田 英朗
文藝春秋

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連作短編集で、空中ブランコは2作目。
これが最初の↓これも面白い!
イン・ザ・プール
奥田 英朗
文藝春秋

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上の2作は読んだんだけど、第3作目も出てるのね。
町長選挙
奥田 英朗
文藝春秋

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表紙が目印になるね、
これもぜひ読んでみたいです。

宮迫は華があるっていうんじゃないけど
何か惹きつけられるわ。
サーカスの裏方で尾藤イサオが渋い味出してました。