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きのうの空

2008年01月30日 | marco library
柴田錬三郎賞受賞作
志水辰夫著「きのうの空」(新潮文庫)620円

志水辰夫氏は多くの愛読者から敬愛の意味をこめて“シミタツ”と呼ばれております。人気ジョッキーの安藤勝巳さんが“アンカツ”なんかこの響きがいいんだよネ。

話を戻して「きのうの空」はシミタツの新しい一面が覗ける作品で、誰もが通りすぎて来た路を鮮やかに切り取って差し出してくれる連作短編集となっております。
オヤスミ前に一篇を…

氏はあとがきの最後に、
「この作品は小説などおそらく読まない同じ世代の人たちに捧げるものである。」と書いておりましたので、本になじみの薄い方は手に取る事が少ないと思いますのでシミタツファンの一人として、このブログでお勧めします。

すべての世代に…
きっとあなたも、その後シミタツワールドにドップリ浸かる事に成るでしょう。
マチガイナイ。