おいしいたまごやき

31歳大雑把だけど料理するのが大好きなOLの生活記録。
鈴虫寺の幸福地蔵様、私のところに早く来てくれるといいな。

僕と彼女と彼女の生きる道

2004-09-18 22:59:43 | 徒然なること
今、僕と彼女と彼女の生きる道を見ていた。

私の父親はこの「僕」みたいな人だ。
私は小さい頃に父親と遊んだ記憶があまりない。
忙しい人で、私たちが起きる前には会社に行き、私たちが夢の中にいる頃帰ってくる人だった。
休みの日は最近でこそなくなったが、接待や付き合いでゴルフ三昧。
子供が嫌いなわけではないのだが、とにかく家にいない人だったので、中学生までの私の知る父は家にいてもいなくてもよく分からない存在の人だった。

私たち姉妹が思春期になり、父の仕事も少しは落ち着いて、家にいることが長くなった。
何かを話そうとしてももう娘たちは父と会話もしない。そんな年頃になっていた。
そんな時父がポツリと母にこぼしたそうだ。
「娘たちがどうやって大きくなったのか知らないことが悲しい。もう話もしてくれない。このままでいいのだろうか」
と。

それから父はリフレッシュ休暇などを私たちの学校の参観日や三者面談に充ててくれるようになった。平日は夏季休暇くらいしか休みを取ったことのなかった父が有給を私たちのためにとってくれるようになったのだ。だから中学、高校の三者面談は母とではなく父といつも一緒だった。父も母も一緒ということも多かった。
二人が私たちの教育に熱心だったというよりも父を参加させることに重きが置かれていたのだと思う。
うちの母は家庭の都合で高校までしか行っていない。私たちの大学の話などは聞いてもぴんとこないので父に行ってもらったと母は言っているけれど、本当はそうではないのを私は知っている。

お父さん、ありがとう。

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2 コメント

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そうですね(スノーさんへ) (yauo-i)
2004-09-19 01:47:33
スノーさんこんばんは。

この作品は家族のあり方について考えさせられる作品で色々私も考えましたよ。本編も見ていました。



私の両親は本当に私に対して愛情をたくさん注いで育ててくれていたんだと、今もそして惜しみなく愛を注いでくれてると思います。こんなに大きくなってもやっぱり子供は子供なんですよね。



最近悲しい事件が多くて悲しくなります。

子供とちゃんと目線を合わせてなんで話が出来ないの?って思いますよ。話さなくてもただ抱きしめてあげるだけでいいのにって思います。
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私も見ました (スノー)
2004-09-19 01:40:04
こんばんは、yauo-iさん。

私も見ました。

本編も、すべて見てました。



自分の家族のこと、そして父や母のこと、

私もいろいろ、思い起こしました。



子のことを思わない親は、いない。

そう信じたいです。
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