A&Pの☆お宿千夜一夜

美味と心地よい宿を求め、各地をむしゃむしゃ修行中!

岐阜 摘草料理かたつむり 夏の天然食材 クイズ お寿司の食材は?

2013-07-31 15:00:00 | 中部・食
最初にクイズです。

上の写真の食材は何でしょう?

地元のテレビのクイズに出され「大間のマグロ」と答えた人がいたらしい。

答えはお店に行ってのお楽しみ♪


旅行最終日のランチ候補を、フレンチは団体に負け、薬膳料理は親子限定の

イベントで予約できず、第3候補は前夜のフォワグラと食材が重なって、昼

食難民になりかけた私達。

郡上八幡のオーベルジュ「雀の庵」のオーナーシェフに紹介してもらったの

が、食材を分けてもらっている「摘草料理 かたつむり」さんでした。

帰宅後に調べたら、3日前までに要予約のお店でした。

それを前夜、シェフに問い合わせてもらい、翌朝の朝食時=到着の3時間前

に予算と献立の簡単な打ち合わせをしただけで、おじゃましました。

摘草=「美山荘」さんが思い浮かびましたが、予算は大丈夫?

幸い現金をある程度持っていましたので、お昼の上のコースを選択。

食材は鹿と「雀の庵」さんでも出たポルチーニ等が出ますとの事。

時期的に定番の鮎もありましたが、「この3日、毎日何かしら違う鮎料理

を食べてます」と伝えると、では岩魚かあまごでとなりました。

鹿は今年3~4回目だしな~と考えていると、追加料金が必要だが天然鰻

の小丼も出せますと聞き、それは今年初♪とパブロフに聞きもせず速断。

後は好き嫌いもアレルギーもなし、最後に明日私は健康診断で、野菜不足

だから野菜を食べたいとリクエスト。

もしかしたら、サービス料とかいろいろ基本料金に+されるのではと怯え

ていたものの、おせんべいのお土産までいただき、1人5000円ちょうどでした。

尚、お土産はいつもあるわけではありません。

 黒豆かざらめか選択。今バリバリ食べながら書いてます。 

どうやら飲み物は持ち込みもできるようです。

お風呂はないけれど、お布団はあるから泊まれますと言われていました。



店は郡上八幡から高速を使って2つ先の「美濃」から一般道で計約40分。

伊自良湖まで行ったら行きすぎ。

「自分もよく通り過ぎてしまう」と笑顔で話す小口シェフの迷道案内と、

2種類のナビの番地指定で、迷う事なく到着。

当初は1時間以上かかると出て焦りましたが、軽く車を飛ばしたら、予約

時間ちょうどでした。

店の看板は、岐阜や美濃方面から来た時に見えやすいようにありました。





この先に平屋の玄関。

以前はバスが通っていたようですが、今はないようです。

昨年5月オープンで、家店の風情はあまりなく、素朴な感じ。

 駐車場はつめて2~3台です。

  かわいいオブジェ。






     

自宅改装とばかり思っていたら、皆さん岐阜市内から通われているそう。

    





この日の客は3組。



大きなテーブルに女性3人グループ、1人の若い女性客はカウンター。

最後に到着した私達は2人がけのテーブル。

全て椅子席で楽でした。

こういうタイプの店は男性客の方が多い気がしますが、やはり美味しい

店を知っているのは女性?

待ち時間はきのこ鑑賞タイム。

   収穫後も成長しているらしい巨大タマゴ茸

名称:タマゴタケ
かさは直径6~20cmで、美しい朱色~紅色。
周辺に放射状の溝線があります。
ひだはやや蜜で黄色。
臭いはほとんどありません。
くきは黄色の地に橙色の段だら模様があり、上部に橙黄色の膜質のツバと根元に白色袋状のツボがあります。
幼菌はこの中に納まり、突き破って生長します。
美しく鮮やかなきのこで、いかにも毒きのこという感じで、実際に食用としている人は少ないようです。
毒であるベニテングダケに形や色が似ているので注意。
タマゴタケの仲間には黄色タイプや茶色タイプのものもあり、それぞれ食用となります。

科目:テングタケ科テングタケ属

学名:Amanita hemibapha subsp. hemibapha

発生:夏から秋にかけて、広葉樹林、松などの林内地上に群生又は点々と発生。

料理:だし汁にコクが出ることでは最高のきのこ。お吸い物、天ぷらなどにあいます。



 あんず茸=ジロール

これは夏に北欧やドイツあたりでよく見かけます。

冷凍すると苦味がでるそうです。

フィンランドで、きのことブルーベリー狩をした時は、ホテルの厨房に頼んでソテーしてもらったり、

自分で市場で買って、ソテーしてシチューに入れたりしていました。

飲み物は、冷たいお茶をお願いしました(無料)。

お料理で最初に出されたのがこちら。

すいません。説明を書いた自分の字が読めません・・・だからアバウトですがお許しを。



・きのこ入りのちまきみたいなの

入っているのはアメリカウラベニイロガワリと聞こえました。他にムラサキ・・・ヨクワカラナイ。

学名:Boletus subvelutipes Peck (イグチ科 イグチ属)
夏から秋にかけてブナ科の広葉樹林内に発生する。名前からもわかるように北アメリカ東部にも分布し、それ以外
には日本での発生が知られている。
傘は初め半球形で後には開いてまんじゅう形になる。
表面の色は変化にとみ、褐色から暗褐色、赤褐色、黄褐色などで初めのうちはごく細かい毛でおおわれる。
管孔は柄にほとんど直生し、管孔表面部分は血赤色から赤褐色。
柄は黄色地に暗赤色の斑点が密に着く。
表面には細かい網目模様がみられることもある。
きのこを傷つけるとすばやく青変する。

・フキ
・枝豆
・手長海老
・鹿の佃煮
・竹筒に入っているのは、岩梨とじゅんさい
・真鯉の・・・
・岩魚の・・・

 食前酒のように見えますが、アンニンゴの塩漬けをお湯にいれたもの? 

アンニンゴは全部食べられます。

科名:バラ科
属名:サクラ属
和名:上溝桜ウワミズザクラ
別名:アンニンゴ
学名:Prunus grayana

蕾や種子は果実酒にすると不老長寿に効く薬酒になると伝えられていて、

西遊記の三蔵法師は、ウワミズザクラの種子を捜し求めて旅に出たという。

新潟あたりで、たまに塩漬けのものを見ます。

続いて出たのが鹿のロースト



しっかり味がついていました。

白く見えますが、地模様に葉っぱと魚が隠れていて、まるでエッシャーの絵のような皿。

ちょっと「ポニョ」の海の波が、魚に見えるシーンも思い出しました。

厨房の外では煙がもうもう。

焼小屋と呼ばれていましたが、炭火で焼かれているのでしょうか?



40センチ四方位のスペースにだけ生える、あくのない「奇跡のわらび」  

下から、塩をつけて食べます。


  アマゴ(雨子)のほう葉焼き



 ここで天然鰻の小丼が登場、そのサクッと軽い食感にあっという間に完食。 

  飛騨の山椒。河合村のものが香り高いそうです。 


でもこれで最後なの?とちょっと物足りなく思っていたら・・・



とうもろこし豆腐(くこ、おから、枝豆)が出て、

  続いてアボガドの冷製スープ(トマト、ナッツ、ルッコラ)

濃厚でルッコラの香りが鼻を抜ける。

リゾットと言い、スープと言い、前夜のオーベルジュよりイタリアンらしかったりして・・・。



そしてあるもののお寿司。



 シェフ自らが美味しいと書かれていた香茸のリゾット。



美味しいけど、これでごはんもの3品目。

最初の頃、こういうきのこを使いますよと見せてもらいました。



 たぶん、そのきのこが入ったお鍋。これは定番のようでした。

きのこのだしが、遊びつかれた体にやさしく、しみこみます。









何かの肉団子も入っていました。

 先ほどの山椒とさらにゆずこしょう。

最後は雑炊もできるようです。

 コーヒーか紅茶か選べました。

 コムハニー。昔、ニュージーランド土産にしました。蜜は良くてもロウが口に残る。

デザートは 山ぐるみのアイスとぶどうのジュレがけ、スイカと梨かな~。



 お客の連絡先ノート。ざっと見ると岐阜・愛知の方中心でした。

  トイレ 

電話でも話し、主に接客してくれた年配男性の清水さんがご主人と思って

いたら、どうやら1番若い女性がシェフだった模様。

うーん、親子で、苗字が違うのは娘さんが結婚したからと勝手に思いこん

でいたけど、実は3人の関係がよくわかりません。

高山で何年もきのこ教室を主催していた 食材説明係の陽気な清水さん。

ほとんど配膳のみだった年配女性、そして寡黙な若き女性シェフ・・・

その関係が謎。

スタッフの清水さんは、天然の食材集めのプロのようで「オトワ」さん

の名前が出ました。

「宇都宮のオーベルジュの?」と聞いたら、そうでした。

あそこ基本泊まれないのに、店名がオーベルジュなのでややこしいとも

言えないから、「オトワさんだと白川郷のトヨタ自然学校のレストラン

がそうでしたね」と話すと「ミクニ」と勘違いされていました。

ちなみに「ミクニ」は氷見の「誉一山荘」。

「オトワ」さんはもう撤退したけれど、益子の公共の宿のレストランに

出店していて泊まったことありますと言うと、軽井沢エルミタージュの

「タムラ」さんとか、私でも名前を知っている有名シェフの名前がたく

さん登場。

鹿や鴨や天然きのこはともかく、鰻や鮎は何となく和食材と思っていま

したが、フレンチやイタリアンでも使うんですね。

最近、ある美食家の宿のご主人と熊なら「比良山荘」さん、「美山荘」

さんの猪もなかなかという話をしていたら、滋賀の「徳山鮓」さんの

名前も出ました。

元神戸でフレンチの名店をされていた、ミキさんに誘われたとか。

フレンチでもイタリアンでも、シェフという人種は、美味しいものなら

ジャンルに関係ないみたいです。

清水さんは「徳山鮓」さんの山のみきりをしたと話されていました。

他にもいろいろお話を聞きました。

このお話、すぐにもカルチャー教室の講義ができそうでした。

・鴨は解禁日の11月24日前から餌付けして慣らす。

・網は4×10mで、夕方4時~5時に捕獲。それまでじっと待つ。

・1度に80匹位とれる。

・皮をむしるのに30分。この時期は指紋がなくなる。

・鳥で美味しいのにはつぐみ。

・小骨が多いけれど、皆、口の中をだらけにして食べている・・・

・今年の鮎は板取のものは大きく、吉田川はまだ小、圧川は特大。


最後に店内にあった文章「かたつむりの四季」を。

達筆だったけど、ほぼこんな内容だったと思います。

春は小鳥の唄に涙し、野にでて 山菜を摘む

夏は川に魚を追い、野の花を愛で 夜 蛍と遊ぶ

秋は冷涼なる大気の中 緑を分け入り 木の子をひらい

冬は降る雪を観 うまし酒飲む



どうですか、四季を通じて訪ねてみたくなりましたか?

元気モリモリになれそうでしょ。






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7月 かたつむり

2013-07-30 15:00:00 | アラカルト
7月は「かたつむり」に縁がある月でした。

7月3日に正式スタートした「日本 味の宿」。

知人が顧問となり、私の通っている多くの宿が参加している会のロゴは

「3匹のかたつむり」。(そういう名前の店が大阪にあったなぁ)

それを知ったのは島根の温泉街で、久しぶりに「かたつむり」を見つけて

 うれしくて写真に撮った直後でした。

私の住む地域では、もうずっとかたつむりを見ていない気がします。

記憶をたどれば2004年6月に、鹿児島の東雲の里 紫陽花園さんに

宿泊した時も見つかりませんでした。

こちらは紫陽花の時期は2日に1組しか宿泊できません。

そのかわり閉園時間から翌朝までは、広大な紫陽花園が貸し切り状態に。

「テレビではよく雨や紫陽花とセットで見るのに」とつぶやく私に、あれは買ってきたもの

と教えてくれたのは誰だったのか・・・でも、それが現実なんでしょうね。

海外では2006年の夏にクロアチア・スピリットの海辺の松林で。

翌夏もポルトガルの、丘の上にあるポサーダの近くを散歩した時に、

草むらで見かけた位。

海外は食用になるようで、日本とは種類が違うのかもしれません。

だって日本では寄生虫がいるっていいますから。

かたつむりはかわいいイメージがあるのか、あちこちでデザインに

使われています。

1番最近の旅行でも

 白山スーパー林道の電光掲示板。

「薪の音」さんに以前から飾られているオブジェ

そして、少し前に郡上八幡のオーベルジュのオーナーシェフに紹介して

もらった店の名が、「摘草料理 かたつむり」さん。



 貴重で珍しい天然食材をふるまってくれるこちらのお店。

 まだ地元でもあまり知られていないようなので、次回でご紹介致します。


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博多 王(わん)さん亭の水餃子と辺銀(ぺんぎん)食堂の石垣島ラー油

2013-07-29 15:00:00 | アラカルト
ある日の(=いつもの手抜き)夕食

メインは、博多「王さん亭」さんの水餃子。

緑が「にら」で、白が「えび」です。



冷凍されているのをゆでる時に、作り方にあるように2度、さし水

をすると、パッケージに書かれているように「もっちり つるるん」

な触感で、食べごたえがあり、ご飯いらずでした。

具もにんにくを使わず、豚肉、キャベツ、ネギを使用したさっぱり

した味付けです。






水餃子は店の一番人気で、2009年、雑誌ブルータスの

お取り寄せグランプリも受賞しています。

鍋にも合うらしいので、冬になったら又買ってみようと思います。


浜松、津、宇都宮と餃子で町おこししているところは多いけれど、

博多も一口餃子や鉄板餃子のお店が多いところ。

2007年の夏に食べ歩きしましたが、こちらは訪ねていませんで

した。


その水餃子より高価だったのが、石垣島・辺銀(ぺんぎん)食堂さん

の石垣島のラー油。(通称 石ラー)

さて、大人気のこのラー油をどこで手に入れたか?

やはりお取り寄せ?

実は昨年、石垣島の隣の竹富島で「星のや」さんのオープン日に

宿泊予約をしていました。

でもパブロフの急病で2ヶ月前に泣く泣くキャンセルしました。

で、病が癒えたので、春~初夏にかけてキャンセルした宿の半分は

改めて訪ねました。

その時なぜか、福島県会津地方の某道の駅で見つけたのです。

ちなみに辺銀食堂の小売店リストには掲載されていませんでした。

どうやら石垣島と何か関係があるようで、特別販売されていた模様。

上に書いたような経緯もあったし、現地で購入しようと思っていた

ものなので、これも何かのご縁、それにしても妙に安いなぁと思っ

たら、前に1がついているのを見落としていました。

結局1600円位しましたが、辛いものが苦手なのでその高価さに

レジでちょっと後悔。

ま、パブロフが美味しく食べてくれているので、いいけどね。

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ヴィラとコテージと・・・名称研究 みんな違ってみんないい!?

2013-07-28 15:00:00 | アラカルト
フラテッロ・ディ・ミクニに泊まった時に考えました。

関係者ですら、ヴィラと言ったりコテージと言ったりしている宿泊施設。

その違いって何でしょう。

wiki他によると、

★ヴィラまたはヴィッラ(villa)
本来は上流階級のカントリー・ハウスを意味し、古代ローマが起源だが、
ヴィラの概念と機能は時代と共に発展してきた。
共和政ローマが終焉を迎えるとヴィラは小さな要塞化された農場の複合
家屋となっていったが、中世を通して徐々に再発展し、贅沢な上流階級
のカントリー・ハウスとなっていった。
現代では、特定の種類の一戸建て郊外住宅を指す。

★コテジ(cottage)
近代においては田舎に建設された比較的小規模であるがこぎれいな建物
をさす。
建築学における用語としてはコテジが用いられ、一般的にはコテージと
称されることが多い。
中世における農奴を意味するコッター(cotter)が由来。
本来は農民や労働者の庭や農園つきの住居から来ている。
産業革命による生活の向上によって、中流階級も都市の郊外に別荘として
のコテージを建設するようになった。
今日の北米においては、コテジは都市生活者が週末や夏に訪れる別荘を
意味する。
多くは自然の豊かな湖や海岸線に設けられており、釣り、ハイキング、
セイリングなどが楽しめる。
町中においても、コテージ・スタイルの家屋が存在する。
また、カナダにおいては家屋の大きさに関係なく用いられる。

★バンガロー(bungalow)
簡易な宿泊小屋のことである。
ヒンズー語のba?gl?(バングラ。「ベンガル地方風の」という意味)と
いう言葉が、転じて「ベンガル地方風の家」という意味に
ベランダ附きの屋根の低い木造平屋家屋や、山や海などに建てられた
簡単な貸し小屋のことを差しています。
主に、公設のキャンプ場などに設けられる。
日本では、テントを恒久施設にした程度の小屋という位置づけである。
構造は木造で、洗面台やトイレ、シャワーなどは持たず、キャンプ場の
共同施設を利用する形となる。
内部は、6~8畳程度広さを持つ板敷きのスペースである場合が多く、
マットや寝袋などは持参する必要がある。

海外リゾートにおいては、本来のヴィラやバンガロー、コテージの意味
に関係なく、ホテルや開発業者が名前をつけています。
傾向としてはバンガロー、コテージ、ヴィラの順に高級になりますが、
全く違う場合もあるので、中身をよく確認しなければいけません。

さらに、

★キャビン(Cabin)
小屋という意味。
ほかにも船や飛行機の客室という意味があるそうです。
確かに客室乗務員はキャビンアテンダントっていいます。
キャンプ場では小屋のイメージでしょうね。
バンガローとほぼ同じような感じだと思います。

★ロッジ(lodge)
ロッジとは、「山小屋または山小屋風の旅館・ホテル」。

★ログハウス
ログハウスは、和製英語。
ログ(丸太)を積み上げて作られる、丸太組構法という工法で造られた
ハウス(家屋)だからログハウスですね。
英語ではLog CabinまたはLog Homeと呼ぶそうです。
ちなみに正倉院もログハウスです。
特徴として「湿度の調整がとても優れており、また木の断熱性の高さ
から夏は涼しくて冬は温かいということが挙げられる。また、コンクリ
ートなどに比べて感触が良く、木の温もりを感じることができるなどの
特徴もある。」とのこと。
設備は関係なく、丸太でできた建物ということです


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北海道 上川町 フラテッロ・ディ・ミクニ ヴィラ まとめ・印象編 

2013-07-27 15:00:00 | 北海道・宿
フレンチの三國清三(みくに きよみ)シェフの名前の入ったオーベルジュは、

たぶん3軒目。

全て宿泊利用したわけではなく、3軒それぞれコンセプトがあると思いますが、

こちらが1番オーベルジュらしく感じました。

最初がシェフの出身地、北海道の増毛、こちらは宿泊していません。

既存の宿をリニューアルされたようです。

その次が確か今から3年前の夏、2010年の8月に富山・氷見の老舗旅館で

格式の高かった「誉一山荘」さんのオーナーが交代し、新築で建て替えられた

「誉一山荘 オーベルジュ・ドゥ・ミクニ」。

こちらもレストランが先行オープンしていましたが、幸い宿泊のオープン日に

私達1組だけ、貸切状態で泊めていただきました。

全室見せてもらいましたが、どの部屋も趣があり、内装も違う豪華さでした。

ただこちらのメインは宿泊というより結婚式場のようでした。

そして今回、上川町にオープンしたのが、北海道イタリアンの名店と言われる

「リストランテ・テルツィーナ」さんとタッグを組んだ「フラテッロ・ディ・ミクニ」。

その名もイタリア語でミクニの兄弟です。

でも、3年位前までは東京のフレンチ「ルゴロワ」さんが出店予定でした。

それでたまに進行具合を確認していたら、いつのまにかこうなっていました。



当初4棟計画されていた併設のヴィラは、この夏2棟だけが先行オープン。

今回はオープンの6月15日からちょうど1ヵ月目、グランドオープンの

7月7日から1週間目に泊めていただきました。

宿泊費は人数で違いますが、休前日も同じようでした。

大人の修学旅行がテーマの部屋は、大勢で楽しめる内装で、今の時点では

子供も泊まれます。

眺めの良いバスルームは、シャワーブースも別で、バスローブも用意され

まるでリゾートホテルのよう。

使用しませんでしたが、個室のトイレから続く着替えスペースには扉がなく

ロールスクリーンが用意されていました。

旭川家具のあえて全てデザインの違う椅子もショールームのよう。

照明類はデザインいろいろで、各種用意され、床暖房も完備と聞きました。

寝室は狭目ですが、リビングの天井は高く、居心地の良い設計。

こう書くと豪華な感じがしますが、一部チープに感じる部分があって、

・玄関周りの狭さと換気。

・室内のバスルームをのぞく壁材。

・クローゼットのスペースが少ない。

このあたりがアンバランスでした。

「デザインと眺めは同じです」と聞いていましたが、置かれている椅子と

照明の色使いが少し違います。

私達の滞在したヴィラAは黒、お隣のBは白が基調でした。

尚、Aのトイレや寝室の高窓から、Bのテラスが見ようと思えば見えます。



食事は夕食は「フラテッロミクニ」で1番高い9000円のコース付き。

朝食はレストランから車でヴィラまで運ばれてきますので、今回はテラス

でいただきました。

時間は事前には朝9時~と聞いていましたが、9時以降で選択可能のよう。

現在、レストランは休日は満席で、昼も夜も予約がないと入れないそうです。

価格帯の割に、訪問者の服装や雰囲気はカジュアル。

中には食事中に抜け出して、外で景色の写真撮影をしている人もいました。

車でないと来れないロケーションのせいか、夜でもあまりお酒類をすすめ

ていない感じでした。

やはり素晴らしい眺めを堪能するには、お昼に訪問するのがおすすめです。

夕日は山と反対側に沈み、夜は真っ暗になるので星もきれいです。

コースメニューは後半ピザも出るので満腹になります。

パスタが2品続いたり、後半のデザート類がけっこう続くので、もう少し

変化とコース構成を変えた方がしっくりするように思えましたが、たまたま

私達の時がそうだっただけでしょう。

サービスは皆、札幌から地元に移り住んだ「テルツィーナ」のスタッフです。

スピーディーで、的確で、フレンドリーなサービスでした。


併設のガーデンは無料開放期間だけあって、まだ植栽もまばらでほぼ工事中。

朝食を食べている時から、観光バスがどんどんやってきますが、30分位で

出てゆくようでした。

トイレもいきなり長蛇の列に。

宿泊的には早朝やヴィラにゲストのいる時間から、大きな音のする草刈りを

するのはどうかと思いましたが、短い夏、大勢の見物客を迎え入れているの

でしょうがないかな。

ちなみに冬に営業するかどうするかは、今年1年やってみて決めるそうです。

同じ北海道のオーベルジュ「ホテル清さと」の支配人も最初の夏にそう言わ

れていました。

朝食後の散歩で、ガーデンを部屋着のままうろうろしていたら、おじいさん

に声をかけられ「ここは山のまま?私もガーデンをしているけど、後10年

はかかる」と。

ここは当初、笹と蟻塚だらけの土地だったと聞きます。

数人の女性ガーディナーさんが、朝から夕方までせっせと植物の植え替えや

世話をされていましたが、本当に来春有料でオープンできるのかな。

ヴィラも当初の設計図では4棟のはずが、どう見ても無理。

支配人らしい方は、ヴィラはデザインを変更したり、宿泊者同士の交流をはか

れる施設を作る構想もあるらしく、今後10年単位で変わっていく様子を

機会があれば見てみたいと思いました。

無料区間の高速道路からも近く、素晴らしい眺めの旭ヶ丘。

きっと数年のうちに人気の観光地になると思います。

結論 今ならどんどん変わっていく様子を見られます。

だから行くなら今でしょ!

素晴らしい眺め、阿蘇に似ている気がしました。




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北海道 富良野 オーベルジュ・エルバステラ まとめ・印象編 

2013-07-26 15:00:00 | 北海道・宿
富良野の「オーベルジュ・エルバステラ」さんの名前は、五角形の花が
咲くハーブからつけられています。
ステラは星の意味なので、七夕のオープンがぴったりでした。

オーナーシェフも奥様もとてもお若く、真面目で勉強熱心。
北海道・苫小牧出身のオーナーシェフが、将来オーベルジュを開業すべく、
結婚前から愛知県出身の奥様と2人で計画し、準備してこられた成果が、
この夏ラベンダーの開花と共に花開きました。
当初は春のオープン予定だったようですが、広い敷地のせいか建築は遅れ
私が予約をお願いした時点では、まだ開業日も決まっておりませんでした。
請求書に予約ナンバー1とありましたから、そういう事でしょうか・・・

山の眺めの良い、静かな田園地帯の道路沿いに宿はあります。
自家菜園以外に敷地内に植栽はまだほとんどありませんが、表通りからは
かなり中に入るので静かでした。

建物は花の形の五角形。
外観の印象的な木製パネル使いは、同じ富良野の山奥にある、完全予約製
のエゾアムプリンさんと少し似ているような。
壁が多い分、離れに近い感じになりますが、建築費もかかるでしょうね。
他の部屋の音は全く気になりませんでした。
ちなみにテレビは置かれていません。

入るとすぐにカウンターと3つのテーブルの並ぶレストランスペース。
将来は食事もされるようですが、そのせいか宿泊は滞在時間が短めの設定
でした。
チェックイン時間は、この価格帯だとせめて3時位と思いますが、観光で
忙しいのか皆さん到着は遅めでした。
和歌山のアイーダさんも、夕方5時~のチェックインで、15時の間違い
かと思ったけれど、あそこの部屋はまるでイタリアやスペインの夏の海辺
の避暑地にあるようなタイプで、光を避けた窓の少ない構造。
あちらのように食事がメインならとも思いますが、とにかく北海道で冬の
4時はもうかなり暗い気がします。

ダイニングは窓の少ない落ち着いた空間なので、照明の素敵な夜はいいと
して、朝はもう少し明るい色使いの食器やカトラリーを使用したり、テー
ブルの向きを変えて、窓(外)が見えるようにして、同時に変化を出せばと
思いました。

部屋は全て内装が異なり、それも工事が遅れた原因のようですが、宿には
最初に到着したので、他の部屋も見せてもらいました。
部屋はChic・Classical・Modernと呼ばれる3室。

結果的には夏なので涼しげな白の内装と眺めで事前に選んだ、Chicの部屋
が1番好みで、館内の移動も簡単でした。
ちょっと残念だったのは、天井は高いのですが、梁がベッドの上にあり、
圧迫感があった事と(鹿児島・妙見温泉 石原荘 石蔵の部屋もそうでした
・・・)、お風呂が暗目だったことです。
北海道だから、大きな窓だと冬のメンテナンスが大変なのかもしれません。

食事は夕食は一斉にスタート、朝も時間は選べましたが、たまたま3組同
じでした。
宿泊日は最初の満室日だったので、夕食の後半は遅れ気味でしたが、記念
日の方のセレモニーなども行われ、終始和やかな雰囲気でした。
到着してから、デザートをチーズ盛り合わせに変更できると知り、到着前
にスイーツを食べ過ぎていたので、1人分変更してもらえたのは、嬉しい
サービスでした。

ご夫婦と男性スタッフの3人皆が、野菜ソムリエの資格を持ち、自家製も
含めて北海道の野菜を、繊細な盛り付けで表現したお料理。
ワインとチーズ、アメニティも道産のものにこだわられ、オリーブオイル
は海外の厳選されたものと、こだわりを持って選ばれた品々。
コーヒーは札幌の店に宿オリジナルを作ってもらわれています。
家具はオリジナルも含め旭川家具。
絵も北海道の作家中心ですが、1階のトイレ前にはピカソのリトグラフが
ありました。

オープン間もないのに、全体的な完成度は高く、今後の展開もしっかりと
考えられているのも素晴らしいです。
新築ですし、観光にも便利な場所ですから、夏は今の価格でも大丈夫でし
ょう。
お子様不可だから、しばらくは情報の早い若いカップルやディンクス(古?)
中心の、行きつけの宿を探している人が顧客になってくれそう。
ただ北海道以外や札幌・旭川という都市部の客には許容範囲の宿泊費も、
シーズンオフや北海道の客がリピーターになるか、そのあたりが今後の鍵
のような気がします。

詳細は後日元気があれば・・・

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菓子工房フラノデリス カフェでパンケーキ 素敵な庭、甘いお菓子と苦い接客

2013-07-25 15:00:00 | 北海道・食
3年ぶりの富良野、しかも観光トップシーズンの晴天。

雰囲気のいいホテルやお店はケーキが1つ1000円したりします。

それに道路がラベンダー渋滞しているかも知れない地域は要注意です。


宿のチェックインが4時と遅めなので、時間調整に思いついて、王道

だけど、最近ウッドデッキを広げられた「フラノデリス」さんへ立ち寄る。

観光シーズン前後の5月や9月に通った時は、思わなかったけれど、

駐車場は埃っぽく、交通整理の警備員さんもいません。

  こういう位置関係 

 斜面に植えられた花はひまわりで、以前は確かラベンダーでした。



屋根つきのエントランスにわくわくし、






ちょっと季節はずれのクリスマスみたいだけど、素敵な庭にときめきつつ進むと

  

       

2ヶ所ある入口の中央の大きな方でなく、



→右端から入るように指定されていた。

店内は予想通り行列。

 暇なのでこっそり撮影。

私達はカフェでお茶が飲みたかったのですが、人が多く、システムが

よくわからないので、とりあえず長い方の列に並びました。

すると「持ち帰りの方はこちらへどうぞ」と言う声が後ろから聞こえ

たので、案内らしい女性スタッフに「私達、お茶を飲みたいんですが」

と声をかけると

「お茶だけでいいんですか、ケーキはいらないんですか」

と言うクールな返答。

それはつまり「カフェはセルフサービスなので、ケーキ等が食べたけ

れば、持ち帰りと同じ列になりますが、こちらの列にお並び下さい」

って事ね。と脳内変換。

初めに入口でそう書いておけば済む話なのに、接客がいまいちって

噂は本当だわ~と変なところで感心しました。

↓レジ前に置かれててもね。


行列も、実は店側のアナウンスや手際が悪いのが原因だったりして。

帰宅後に改めてネットで調べると、古いものは2005年頃から似た

ような苦情が書き込まれていて、これはもう一種のお店のカラー。

伝統なのかもしれません(笑)。


「フラノデリス」と言えば、全国のデパートやスーパーの催事の北海道

展でも必ず見かける人気店。

昔はラベンダーと北海道のへそが売り物だった街は、数々のドラマで

も有名になり、当然、店名に「富良野」とつければイメージはいいし、

1番人気の瓶入りの「ふらの牛乳プリン」を考案、みんな大好きな

プリンを、とろとろの状態で流通可能にしたのだから、そのオーナー

のひらめきは称賛に値すると思っていました。

多い日は1日1万本も生産するというヒット商品。

他にも小樽「ルタオ」で有名なドゥーブル・フロマージュも実はこちら

のオーナー考案だそうですから、才能も商才もおありなんだと思います。

季節のケーキ


別に毎月1日限定のケーキもあるらしく、赤福みたいです。

前回は北海道ではあまり獲れないらしいイチジクのケーキだったようです。

8月のブルーベリーも美味しそうでした。

結局こんな内容でオーダー。


6月からスタートした、食べたかったパンケーキはあったけれど、










自分でメープルシロップをかけます。



別に考えていたカフェの限定品メニューはなく、ケーキが2つ選べる

セットを注文。

心にもやもやした、どす暗いものを秘めていた私は、どうせならショー

ウィンドーに残り1つで、価格も一番高いものをとスイーツ好きとは

思えない間違った選択をし、季節外れのいちごのタルトとモンブラン

を注文。

そんな気持ちの私に罰が当たったのか、両ケーキ共激甘ですぐに後悔。



以前は価格が高いと不評だったコーヒー。

バリスタの資格もとって力を入れたらしく、アイスコーヒーの氷が

とけても薄くならないように、コーヒーで作られていて、これは◎





思い直して、まぁ暑かったけど、テラスでお茶もできたしと









テラスからの景色


後日、旭ヶ丘で山の絶景を見てしまったので、普通にきれい程度に感じる景色。


駐車場に戻ると、後から来た車の停め方がめちゃくちゃで、私達の車

の周りがブロックされていて焦る。

結局、レンタカーが軽だったのが幸いして、何とか駐車場から脱出で

きました。

フラノデリス、儲かっているようだし、駐車場を整備するとか、もっと

にこやかな店員さんや、せめて繁忙期に交通整理の警備員位雇えない

ものでしょうか。

こういう業界ってイメージ大事だと思うんだけどな。

3連休のおやつ時に行った私もバカでしたが、さすがにこりました。

この話を後日2人の北海道民にしたら、1人はオーナーとお知り合い

で気まずい雰囲気に。

もう1人は、よく似た事があって店から足が遠のいたと聞きました。

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北海道 2013年7月7日オープンの2軒のオーベルジュめぐり 

2013-07-24 15:00:00 | 北海道・宿
今回の北海道旅行の日程は4泊5日。
宿泊は札幌のホテル、富良野のオーベルジュ、前述の美瑛「お宿 一凛」
さん、上川町のオーベルジュの順でした。
まずはオープンしたての2軒のオーベルジュについて、忘れないうちに
印象を記しておかねば。

旅のきっかけは、上川町のオーベルジュ。
上川町の大規模プロジェクトの一環なので、開業のタイムスケジュールは
かなり早くから決まっていて、この冬には既にヴィラのグランドオープン
も7月7日と決まっていました。
でも、その日は1年以上前から、広島のお宿を予約しているので無理・・・
それならと翌週の3連休にあわせて日程を考える事にしました。

まずは美瑛の一凛さんで、まだ泊まっていない部屋が空いている日を予約。
同じ頃、富良野にオーベルジュが開業予定と知り、密かにフェイスブック
で検討。

結局こちらの開業も遅れ、くしくも2軒のオーベルジュのオープンは同じ
日、7月7日となりました。
そしてオーベルジュというとフレンチのイメージですが、今回はどちらも
イタリアンです。

イタリアンのオーベルジュとしては老舗のハミルトン宇礼志野に2度ほど、
和歌山のヴィッラ・アイーダもオープン間もない春に訪ねた事があります。

七夕にオープンした2軒のオーベルジュ。

規模は違えど、どちらも北の星として、長く美しく輝いてほしいと思います。



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北海道 美瑛 森の旅亭びえい 2010年5月の宿泊感想

2013-07-23 15:00:00 | 北海道・宿
翌日泊まったのは、同じ美瑛でも白金温泉の「森の旅亭びえい」さん。
北海道と沖縄の品を扱う北海道産地直送センターが公共宿の跡地に、
新築の高級和風温泉宿を計画と発表のあった昨春からオープンを楽
しみに待っていた宿です。
最初は異業種参入?と思いましたが、既に旅行業はされていたので、
食の得意分野を活かした今まで近隣になかったタイプの宿ができる
のではと期待。
予約時に希望していた露天風呂付離れは、女性にだけサービスでエ
ステのつくプランしかなく、そちらをお願いしていたのですが、先
に泊られた複数の方の意見を参考に、かなり迷って「お宿 一凛」
さんと似た価格に変更しました。
館内は素材として難しい「白樺」を白樺街道沿いの宿ということで
あえて使った数寄屋造りで、さすが○億円かけただけあるな~と思
いました。
到着時に見せていただいた離れの露天風呂付の部屋の泉質は特に素
晴らしく、部屋を変更したことを少し後悔。
変更した部屋の備品類は使いやすくしゃれた物もあれば、なぜこれ
を選んだのかと疑問に思うものが混在し、クリップや紐まで用意さ
れているのに、時計はないという状態でした。
ただ朝の散歩時にわかったのですが、同じ温泉街の他の宿と違って
ここは森以外の山や川の眺めが望めない立地と設計。
もしかしたら今回滞在した1番リーズナブルな部屋が、山も見え、
スキップフロア方式の館内の移動も少なくておすすめかもしれません。

夕食の炙り焼きは食材を見てから、朝食の小鉢も選択可能と聞いて
いたのですが、今はそれもなく、せっかくの新鮮な食材をアピール
できておらず残念。
適度なボリュームなのですが、構成をもう少し工夫すればと思う内容
でした。
今回は週末だったせいもあり、子供連れや地元の日帰り客も多く、
宿の言う「大人の隠れ宿」「高級和風温泉宿」という雰囲気ではあり
ませんでした。
温泉はパンフレットには宿泊客と日帰り客は重ならない時間帯になっ
ていましたが、実際は夕方まで地元客で賑わい、大浴場に完備のはず
のタオル類も男女とも毎回用意されておらずイライラ。
宿泊客用の玄関は畳に正座のスタッフがお迎えしてくれますが、日帰
り客用の入口にはバケツに花の散った桜の木が飾られていました。
若い女性中心のスタッフはフレンドリーで感じもよく、一生懸命なの
で、慣れれば諸問題も減ると思います。
今後も最初の路線のままで高級宿をめざすのか、地元客にも愛される
使いやすい価格帯の宿になるのか気になるところです。
不思議だったのはオープン日の同じ2軒の宿の作務衣が全く同じデザ
インだったことで、これには驚きました。
季節的にはどちらもこれから庭の植栽がはじまるところ。

この春美瑛に誕生した2軒の宿、どちらも地域に根付き、大きく成長
される事を願っています。

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北海道 美瑛 お宿一凛 2010年5月の宿泊感想

2013-07-22 15:00:00 | 北海道・宿
最近、3年ぶりに北海道に旅行しました。
そしてタイトルの「お宿一凛」さんの全室制覇(3室ですが・・・)
ができました。

ご紹介の内容は全般的なまとめで、写真もありませんが、当時の
印象を思い出させてくれます。
ちなみに内容は3年前に某サイトに投稿したもの。
投稿部分は文字を斜めにしました。

今年最後の桜を楽しみに北海道へ行きました。
旭川、美瑛、富良野を中心に巡り、一斉に開いた花々と美味を堪能
してきました。
宿はこの春10年目の「マウレ山荘」さん、そして4月にオープン
したばかりの美瑛の宿2軒です。
「マウレ山荘」もいい宿でしたが、やはり注目は美瑛のオープンした
ばかりの宿だと思うのでこちらの感想を書きます。

美瑛の駅から車で10分程度の白樺街道沿いにある「お宿 一凛」
さんは3室だけの小さなお宿。
もてなして下さったオーナーご夫妻は各地で宿のオープンに向けて
準備&修行をされていたのですが、もともと西日本のご出身。
私達夫婦とは共通のご縁もあり、たまたまその日は私達だけだった
のもあり、たくさんお話させていただきました。
シックなエゾ・モダンの設えは居心地が良く、まるで知人の家に招
かれたような滞在でした。

旦那様の作られるお料理は地のもの中心の創作和食懐石、奥様はデ
ザート担当です。
どの品もお2人の人柄のように優しい味でした。
器や調味料はお2人がいいと思われたものを地元はもちろん各地から
取り寄せられています。

お風呂は貸切が2つあり、温泉ではありませんが柔らかな井戸水が
使われています。
明るいお風呂には貴重な樹齢数千年のオンコ(イチイ)の浴槽、使うの
も楽しい水栓金具、こんなデザインもあったのかと思う仕切りも兼ね
たパネルヒーターもありました。

奥様はアロマを勉強されていて、客室にできそうな広さの明るく眺め
の良いエステルームも1室ありました。
夜はそこで旭川から来て下さった魔法の手を持つ施術者の方に、夫婦
揃って遅くまでアロマエステをしていただき、それでいて1人1万円
台の宿泊費に大満足です。

部屋やリビングからの山や田園の眺めも素晴らしく、ちょうどはじま
ったばかりの庭造りの今後も楽しみ。
これはぜひ近いうちに季節を変えて再訪したいと考え、帰宅時に次回
の予約を致しました。
既に海外などからも問い合わせがあるそうで、宿の規模からも再訪時
には予約が難しくなるのではと思います。

オーナーご夫妻の考え方は宿の規模を広げるのでなく、自分達の目の
届く範囲でとの事で、いずれ部屋数も減らしたいと聞きました。
全体的には来月で5周年を迎える富山の「薪の音」さんといろいろな
面で似た印象。
全室制覇をめざす宿が1軒増えました。

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無駄な買物は心の栄養 大人のお子様ランチ用の器購入

2013-07-21 06:00:00 | アラカルト
阪神大震災の時に、大量の器を失ってから、いつかなんて思わずに食器を使う

ようになった。

数年前、ベトナムでバッチャン焼きを買い、日本のダイソーでもその器が販売

されていると知った時から、安くても気に入ったら購入するようになった。

昨日は20日、20日はイオンのお客様感謝デー。

本屋さんに行くのに店内を歩いていたら、通路に器のお買い得品が並んでいた。

 その中に1つだけあったのが、この器。

以前から台皿が欲しいと思っていたけれど、重いのは扱いが大変だしと考えて

いたら、四角い箱が目に入りました。

開けてみると白と黒の器。

黒は写真は映えるけど、お料理はどうなんだろう。

先週泊まった北海道の2軒のオーベルジュの器が、形や地模様は違えど、ほぼ

全て無難な白か透明なガラスの器だったので、上品で、料理も映えてと頭では

理解できても、ほんの少し物足りない気がしていたので、何だか新鮮。

家には黒い器は、いただきもののグラタン皿位しかない。

 


 黒地に白く細い線で描かれた草花が、この春訪れた

イタリアの野の花を思いださせる。

構造は二段重ねだから、お重のような使い方も、バラバラにしても、小物入れ

やお菓子入れとしても使えそう。



  


もう1つあったら良かったのですが、最後の1点でした。

とりあえずパブロフの大人のお子様ランチ用の器にする事に決定。

 売り場では店員さんが丁寧にプチプチの袋でくるんでくれました。

 おずおずとイオンカードを差し出すと、5%の割引が適用されて95円に!

お菓子や自販機のドリンクより安く、ワンコイン以下。

そんな買物でこんなに楽しめてラッキー。

食器も一種の消耗品だけれど、食べ物と違ってどこで購入したか記憶に残るし、

しばらくはこの器を使う度に、うふふふふふふと笑顔になれそうです。


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最後の週でやっと1000円バーガー食べたど~♪ ルビースパーク でも辛かった。

2013-07-20 15:00:00 | アラカルト
本日は朝食後すぐに出かけました。

近所に新しくできたスーパーをのぞいた後で向かったのはマック。

土曜日限定発売のこちらのシリーズ。



先々週は島根に旅行中で近くに店舗がなく(ちなみにモスはありました)!

先週は札幌市内にいましたが、朝食その2が前から行きたかったサンドイッチ

店で、夕食もイタリアンと3食続けてパンものは無理があるかと断念しました。

だから今週が最後のチャンスなのです。


なんとなく私が10時からと思いこんでいた1000円バーガーの販売時間は

10時半からでした。

大きな幹線道路沿い、ドライブスルーもある店に着いたのが10時10分過ぎ。

「じゃあ・・・待ちます」と、店内で新聞を読んでいると、店長らしい人が来て、

「もうできますけど、いくついりますか?、他のご注文は」と聞いて下さった。

そこであつかましくも、先日の北海道行きで飛行機の搭乗券の裏についていた

 無料コーヒー券を2枚提示。

いつもは期限が過ぎて使い損ねるこのコーヒー券。

正直私達が国内でマクドナルドに行くのは、この券でバーガー類があたった時位

なのです。

 フライング気味でしたが、店長が恭しく

 専用袋に入ったバーガー他を私達の席に持ってきてくれました。

「限定ってどの位?」と聞くと「この店だと140個です、お昼前には売り切れ

ます」との返事。

1時間半でそんなに売れるとは驚き。

宝石の名前のついたバーガーは、専用の箱に入れられ、説明書付でした。



    

実食した結果、辛いものが苦手な私は、花びらのように並べられたピリ辛チョリソー



  を再度食べたいと思えず・・・。

帰宅後、このバーガーを食べるまでは、読むのを後回しにしていた本

 「口は天国 からだは地獄 ハンバーガー編」を読み、

改めてタメイキをついたのでした。

反動か?この後、某スーパーのカードを使用し、百均より安い器を購入。

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週末はリッチ?にマック(マクド)かクーポンでお得なケンチキ(ケンタ)か

2013-07-05 15:00:00 | アラカルト
(  )の中は関西弁?

マクドナルドでは7月6日から3週連続で土曜日毎に特別商品、その名も

「クォーターパウンダー ジュエリー」シリーズを1種類ずつ、1日限り、

30万個限定で販売するらしい。

そしてこの週末には、クーポンが必要ですが、ケンタッキーフライドチキン

で、オリジナルチキン1ピースが創業当時の100円で1枚につき3個まで

買えます。

 ケンタッキーのチキン、本日朝10時の開店と同時に購入。

できたてあつあつを、はふはふ言いながら食べるのは、美味しかったです。



どちらを試しても、満足感、あるいはお得感は得られると思うので、ある

意味節約になるのではないでしょうか。

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金曜プレステージ・祝!富士山決定記念この夏、日本人が一番行きたい世界遺産2013

2013-07-04 15:00:00 | スリランカ
和歌山旅行記が途中なのですが、もうすぐ次の旅行へ出発します。

今月は中国地方と奥飛騨と北海道と我ながら盛りだくさんなラインナップ。

富士屋さんの朝食までできりがいいので、更新はしばらくお休みします

(もともと超不定期&気まぐれ なんですけどね)。

いつもなら本日から出発するのですが、七夕行事と大好きな宿の全室制覇が

目的の1つで、ある程度通っている地なのでのんびり行く事にしました。

というのも、タイトルに出てくるテレビ番組がしっかり見たかったから。

どうも紹介されるのは、富士山と、

モンサンミッシェル、アンコールワット、マチュピチュのようなのですが、

幸い海外は上の順で行きました。

でも「富士山には登っていない・・・」。

そしてたぶんこれからも体力的に無理。

番組宣伝にあった「映像のガイドブック」を見て、今後の旅先の参考にしたい

と思います。

だって世界遺産って、どこも再訪してみたいところばかりなので。

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