高槻はJRと阪急の間が繁華街になっていて、歩くのが楽しい町です。
その両駅から徒歩3分の便利な場所にできたのが、この温泉。
アーケードのある高槻センター街に面した通路からも入れます。
通路には竹があしらわれ、なかなかいい雰囲気です。
そのセンター街で歳末大売出しの協賛企画として売り出されたのが、
天神の湯の入浴+海鮮料理「海陽亭」のランチのパックセールス券。
12月1日~9日間、各日限定30の発売です。
料金は税込1200円。
会員や割引制度を利用せずに、土日祝に天神の湯に入浴すると1200円なので、
ランチ分お得。
利用しそうな人は早くに購入しているはずだから、時間があったら後半の週末に
試してもいいなと考えていました。
それが急に最初の週末に朝から買い物に出かけることになり、時間もあったので
朝9時過ぎからセンター街へ。
やはりほとんど店が開いていません・・・チケットの販売場所も無人。
幸い天神の湯は9時からの営業。
直接フロントに行くと、販売されていました。
チケットの利用期間がわからなかったので確認。
入浴券は来年でも使えますが、ランチ券の期限は1週間程度でした。
こちらはワークホテルアネックスのフロントも兼ねていて、ホテルのチェックアウト
は10時。
入浴は宿泊客のいない10時から、その後すぐにランチ券も使うことに決定。
まずランチの店の場所を確かめる。
朝食を食べたばかりでしたので、カロリー消費も兼ねて、入浴料からセットとばかり
思っていたタオルの買出しへ。
ちなみに貸し出しだとバスタオル、フェイスタオル2枚で200円。
それならと近くの百均で、最近噂の肌触りのよいタオルを探しました。
3軒回って好みの色と大きさを見つけました。
百均って早くから開店していて、店によって品揃えもいろいろだとわかりました。
つい、いらないものも買ってしまいますが、100円の贅沢だしね。
スーパーみたいに、1家族1つの限定の品まであって驚きました。
近辺をうろうろ歩いて、10時すぎに天神の湯に戻りました。
施設は地下1階・地上7階の複合ビル。
自動扉を入ると、左手にフロント・受付があります。
入口で靴を脱ぎ、正面にある下駄箱へ。
1人100円必要です(使用後に返却式)
受付で下駄箱の鍵を渡し、何を利用するか申告します。
入浴だけか、入浴+岩盤浴があり、今回はセットについていた入浴のみ。
館内で使った料金は、ロッカーキーに加算され、料金は帰りに精算します。
支払いにはカードも使えるようでした。
エレベーターで上階へ、岩盤浴4階、5階がお風呂です。
脱衣所のロッカーは電子キーで、同じ番号の所に荷物を入れます。
ロッカーの中は2段に分かれていました。
フェイスタオル、くし、靴下、ゴム等の大型自動販売機もあります。
水が飲めるようになっており、おしめ交換台もありました。
こちらの温泉は数年前から掘削され、一昨年の11月に湧出。
当初は5月にワークホテルの新館として建物ができる予定と聞いていましたが、天神の湯の
オープンは8月後半でした。
大阪平野はどこを掘っても温泉が出るらしいのですが、泉質は単純温泉(低張性・弱アルカリ性)
33.8℃の無色透明・無味無臭。
すごいのは
毎分560リットルの大湯量だということです。
売るほどあるわけで・・・
箱根の強羅の湯に似ているそうですが、大昔1度入ったきりなので記憶になし。
お風呂は立体的なつくりで、つまりお年寄りや体の不自由な方には移動が大変。
入ってすぐ左手にあるのが、関西初の天然温泉源のナノミストサウナ。
入口近くに中で座るためのマットも積んでありました。
「関西初」「天然温泉源」には密かに期待していたのですが、ナノだからか、
ミストがほとんど感じられず?
同じ階に大き目のお風呂。
洗い場はあちこちに点在しています。
各洗い場には椅子、洗面器がセットされていて、シャンプー、コンディショナー、
ボディソープがあります。(資生堂TSUBAKIとマシェリシリーズ)
洗顔石鹸はありません。
その後も階段を上がると少しずつお風呂があります。
やはり1番のおすすめは、施設側も宣伝している、大空を眺めながらゆったりと
温泉を愉しめる、地上22mの天空の露天風呂。
緑が多く、すりガラスなどを使用しているので周りの視線は感じません。
ここは予想以上に開放的でした。
中央に違う大きさで3つ並んでいるつぼ湯は、屋根のおかげで直射日光を浴びる事
もなく、タイミングが良ければ、お湯に入った時に、溢れるお湯を満喫できて爽快
感があると思います。
私が気に入ったのは、右手奥の源泉を流しているらしい岩風呂。
近くに源泉かけ流しと書かれたのぼりがありました。
ここだけは、なぜかお湯に微かな色と温泉のにおいを感じました。
韓国式あかすりの入口も露天風呂の端にあります。
この露天風呂と同じ階にある内風呂は「由布院」のお湯を再現した柔らかなお湯。
この近くの洗い場の奥にはトイレがありました。
何度かここのように立体的な温泉施設を利用した事はありますが、これは珍しいと
思いました。
中2階にある人工炭酸泉もなかなか強力でした。
前評判ではここは少し高めな分、空いていると聞いていましたが、この日は週末で
家族連れも多く、だんだん混んできたので早めに切り上げました。
と思ったけれど、結果的には甘かった。
脱衣所にあるパウダールームは、椅子に座ってドライヤーができるのは5人だけ。
さすがに少なすぎです。
空いていると思ったら、タオルで場所取りされていたり、何とか立ってドライヤー
ができる場所が1ヵ所だけあり、そちらで済ませました。
こういう場所ですので、当然撮影禁止、携帯電話も持ち込み禁止なのですが、場所
取りされている方の真後ろのスペースでは携帯電話の充電中。
これはもう計画的犯行・・・
スタッフも湯温を計ったり、掃除だけでなく、言いにくいと思いますが、こういう
点にも気を配ってほしいものです。
過去に有馬の立ち寄り湯、北海道の立ち寄り湯もしている旅館、宮城の大型旅館等
で、他に人がいるのにいきなり断りもなく撮影したり、湯船の中で携帯電話を使い
続けている人に遭った事もあります。
お風呂から出て、パブロフと待ち合わせしていた4階の無料休憩所へ。
岩盤浴のお試しコーナーがあったので
試してみましたが、あまりよくわからず。
岩盤浴は、関西より旅先の九州あたりではかなり早い時期から流行していたので、
5年前の2008年頃に、鹿児島や大分の宿で岩盤浴付の部屋に泊まりました。
だから実際はもっと早くから流行していたということでしょう。
階段の踊り場下が幻想的な照明コーナーになっています。
この階には有料のマッサージコーナーや、源泉かけ流し露天付きの家族風呂もあります。
この階のトイレは、わかりにくい場所にありました。
岩盤浴や休憩所と反対側、建物の一番端の場所なのです。
食事処「茶の間」を通って右、エステ前も右です
仕事で国内や海外からの社員、来客、研修生等のホテルを予約する事があり、
大阪市内でなく、休日に京都観光に行く場合や、街歩きしたい等の条件のある場合
は、デパートが2軒ある高槻で、アーケード内にあり、交通便利なこちらの本館を
予約する事もあるのですが、どうも名前的に印象が良くないようで困っていました。
でもこのアネックス、今なら宿泊客に対して朝風呂もついていて薦めやすそう。
ただ大阪の宿泊施設で貴重な、かけ流しの付いた部屋が4室あるのに、あまり宣伝
しないのが不思議です。
名前の由来は千年以上の歴史をもつ菅原道真ゆかりの高槻の上宮天満宮から。
だからトレードマークは梅の花です。
何気に電話番号が、いい風呂♪なのに経営側の気合を感じます。
近くには飲食店等、遅くまで開いているお店も多いから、そういう店のスタッフの
会員も多そうな気がしました。
店 名:高槻天然温泉 天神の湯
住 所:大阪府高槻市高槻町16-5
電話番号:072-681-1126
営業時間:9:00~25:00(最終受付24:00)
休 み:年中無休
駐車場 あり
2012年8月25日(土)オープン
次回はセットでついていた、ワンコインランチをご紹介します。