放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

2019年私的映画ランキング

2020年01月10日 | 電影
あけましておめでとうございます。
オリンピックイヤーの2020年。
毎年年始恒例の記事、昨年観た映画をまとめてみました。

2019年に観た映画は、34本。
2018年は36本だったので、ほぼ同じくらい。
昨年は映画館に比較的足を運んでいた気がする。そして、新作ではなく往年の名作を見る機会が多かった。
題名の後ろに★が付いているのは、映画館で観賞したもの。



「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「イップ・マン 葉問」
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」★
「キャタピラー」
「さらば、わが愛/覇王別姫」
「八甲田山」
「ちいさな独裁者」★
「2923」★
「小死亡」★
「WHOLE」★
「ブルブルは歌える」★
「イップ・マン 継承」
「アクシデンタル・スパイ」
「私を月に連れてって」
「イップ・マン 葉問」(2回目)
「イップ・マン 序章」
「ゴジラ FINAL WARS」
「ゴジラ」★
「キングコング 髑髏島の巨神」
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」★
「ブラックスワン」
「突入せよ!あさま山荘事件」
「Petta」
「Tiger Zinda Hai」
「真田幸村の謀略」
「ゆきゆきて、神軍」★
「学校」
「時計じかけのオレンジ」★
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」
「ロボット 2.0」★
「ジョーカー」★
「野火」
「ロボット 完全版」★
「バイオハザードIV アフターライフ」




以上の映画から、2019年の私的ベスト3を発表。
今回は非常に迷った。
おそらく2019年を代表する映画といえば「ジョーカー」だと思うんだけれど、いろんな解釈がある中で、あえて次点にした。もう一度観たら違うのかもしれないけれど。


ということで、
まずは第3位。



「イップ・マン 葉問」




イップ・マンは、ブルース・リーの師匠としても知られるカンフーマスター。
実在した人物だが、物語は彼の生涯に大幅な脚色を加え、見事なカンフーアクション作品に昇華している。
カンフーといえば、ブルース・リーよりもジャッキー・チェン世代の僕。
観る前はどうせまた適当なカンフー映画だろくらいのイメージだったが、主演のドニー・イェンのキレッキレの動きに魅了された。
詠春拳、超かっこいいっす。
そして、なるべく戦いを避けるのがポリシーのイップ・マンが、戦いに巻き込まれその拳を振り上げる際の悲しげだけれども威厳のある表情がまたいい。
脇を固めるサモ・ハン・キンポーも最高。
この作品に魅了され、シリーズ3作品すべて観賞。なかでも、2作目のこの作品が秀逸だなあ。
今年5月に最終作が劇場公開されるらしい。これは映画館に行かなければ!







そして同率3位。



「バジュランギおじさんと、小さな迷子」




久しぶりにインド映画がランクイン。
作品には、喜怒哀楽に加え、宗教・政治、家族関係、そしてなんといってもダンスがてんこ盛りの、これぞマサラムービーという大作。
近年インド映画もオシャレな雰囲気のものが多くなっているけれど、こういうのがいいんだよ。
エンターテイメントっていうのは、こういうことなのよ。
主演のサルマン・カーン、ヒロインのカリーナ・カプールの組み合わせは、20年前かよ!とツッコミたいくらいの組み合わせだけれど、逆にそれがいい味。
個人的には、オープニングのハヌマーン神の前でのダンスだけで大満足。youtubeで何回観たことか。









続いて、第2位。



「さらば、わが愛/覇王別姫」




もう今さらながらって感じ。
中国映画を代表する名作中の名作。
これまで断片的にしか観ておらず、通しで観たのは初めてだった。
40代になってから観る映画じゃないよ、これは。もっと早くに観ておけばよかったと心から思った名作。
とにもかくにも、レスリー・チャンの美しさったら、もうシビれちゃうくらい。
この作品のために生まれてきたのかと信じたくなるほどの当たり役。そして切ない。
彼のその後を知っているだけに、それは余計に。
ただただ京劇、そしてレスリーの妖婉さに見惚れる観賞でございました。
一度スクリーンで観ておきたい作品。





そして、2019年の私的映画ランキング第1位。





「ちいさな独裁者」




昨年に続き、ナチス関連の作品を選んでしまった。
いやー、本当に好きなんだと思う、僕。
これも実話がベースになっているようで、部隊から脱走した兵士が偶然に将校の制服を見つけてしまい、それを着てなりすますように。嘘を嘘で固めつつ、どんどんと勢力を拡大していくさまは、観ていて映画のような展開(映画なんだけど)。
一つ狂ってしまった歯車は、どんどんと連鎖して、後半はかなりショッキングな描写も増えていく。
カラー映画だったのだが、後々調べたらカラーなのは日本公開版だけで、世界で公開されたのはモノクロらしい。
観ていないので断言できないが、おそらくモノクロ映像のほうが映画のリアルさを、より伝えているように思えた。






なんだか年の前半に観た映画ばかりになってしまった…。
2020年もいろいろと観ていきたい。



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