祭りも終わり、チェンマイの街にも日常が戻ってきた。
一部の店は、祭り中に開いていたため、振り替えの休日をとっているが、それ以外は、もうなにも起こらない、普段のチェンマイに戻った。
12人いたソンクラーンメンバーの半分は、祭りが終わり、それぞれの旅へと帰っていった。
バンコクへ戻る人、帰国する人、ラオスへ向かう人、さまざまだ。
祭りの最終日、いままではバカ話に興じているばかりの彼らの中に、ポツリポツリと旅の話が混じり始め、なかにはガイドブックをさりげなく読んでいる人もいた。
僕の口車に乗って、三日間の祭りで燃え尽きて、旅人は次の目的地へと向かっていく。
まつりのあとは、やはり寂しいものだ。感傷的になるに決まっている。
毎年のことながら、参加してくれた旅人を見送るたびに、僕は決まって少しだけセンチメンタルになってしまう。
そして、考えるのは、僕自身の旅について。
「世界の果て」に行ってしまい、会うべき友人たちにもすべて会って、僕は今帰り道の途上にいる。それはいつも僕が書いているとおりのことだ。
そして、僕は、このチェンマイから次を目指さなければならない。
僕の次は、いったいどこだ!?
ソンクラーン前は、祭りが終わるまでに考えると公言していたが、いざその時期を迎えてしまうと、じつは何も考えていないことに、いや違う、考えたくなかった自分がいたことに気付いた。
次に僕が向かうのは?
ソンクラーン二日目の夜。
ターペー門というチェンマイのランドマーク横では、灯篭上げが行なわれていた。
紙で作られた灯篭のなかに火を焚き、空気を暖めることによって、灯篭を空に流していた。
夜空にふわふわと浮かんでいく、いくつもの紙の灯篭。
僕たちは、ひとつの灯篭を買い、みんなで願い事を書き、それを空に送った。
僕の願い事も、夜空へと消えていった。
次に僕が向かうのは?
東南アジアを廻って帰るということもできるけれど、やはり僕はモンゴルに行きたいと思った。
観光地に行っても、もう何も感動ができなくなっている僕だけれど、やはり一番初めに決めたルートで、最後までキッチリ自分の予定通りに旅を終えたいと思った。
それが僕の旅だと思うし、後悔はしたくないから。
もうしばらくタイ、そしてラオスでのんびりしてから、一気に夏のモンゴルへと疾走しようと思っている。
一部の店は、祭り中に開いていたため、振り替えの休日をとっているが、それ以外は、もうなにも起こらない、普段のチェンマイに戻った。
12人いたソンクラーンメンバーの半分は、祭りが終わり、それぞれの旅へと帰っていった。
バンコクへ戻る人、帰国する人、ラオスへ向かう人、さまざまだ。
祭りの最終日、いままではバカ話に興じているばかりの彼らの中に、ポツリポツリと旅の話が混じり始め、なかにはガイドブックをさりげなく読んでいる人もいた。
僕の口車に乗って、三日間の祭りで燃え尽きて、旅人は次の目的地へと向かっていく。
まつりのあとは、やはり寂しいものだ。感傷的になるに決まっている。
毎年のことながら、参加してくれた旅人を見送るたびに、僕は決まって少しだけセンチメンタルになってしまう。
そして、考えるのは、僕自身の旅について。
「世界の果て」に行ってしまい、会うべき友人たちにもすべて会って、僕は今帰り道の途上にいる。それはいつも僕が書いているとおりのことだ。
そして、僕は、このチェンマイから次を目指さなければならない。
僕の次は、いったいどこだ!?
ソンクラーン前は、祭りが終わるまでに考えると公言していたが、いざその時期を迎えてしまうと、じつは何も考えていないことに、いや違う、考えたくなかった自分がいたことに気付いた。
次に僕が向かうのは?
ソンクラーン二日目の夜。
ターペー門というチェンマイのランドマーク横では、灯篭上げが行なわれていた。
紙で作られた灯篭のなかに火を焚き、空気を暖めることによって、灯篭を空に流していた。
夜空にふわふわと浮かんでいく、いくつもの紙の灯篭。
僕たちは、ひとつの灯篭を買い、みんなで願い事を書き、それを空に送った。
僕の願い事も、夜空へと消えていった。
次に僕が向かうのは?
東南アジアを廻って帰るということもできるけれど、やはり僕はモンゴルに行きたいと思った。
観光地に行っても、もう何も感動ができなくなっている僕だけれど、やはり一番初めに決めたルートで、最後までキッチリ自分の予定通りに旅を終えたいと思った。
それが僕の旅だと思うし、後悔はしたくないから。
もうしばらくタイ、そしてラオスでのんびりしてから、一気に夏のモンゴルへと疾走しようと思っている。