放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

Pacific Rim Uprising

2018年05月08日 | 電影




待ちに待った「パシフィック・リム」の続編。
初めて1作目を観たのは、確か飛行機の中。シート前の小さな画面にも関わらず、突如地球を襲った謎のカイジューと、それを撃退する巨大ロボット・イェーガーの迫力に圧倒された。
劇場公開は残念ながら終わってしまっていたので、映画館で観ることはかなわなかったが、その後、飛行機内やテレビ放映などで、合計10回近く観ている。
もうセリフまで記憶できるほどに観倒した第1作から、数年。
続編立ち消えのうわさ話などを経て、ついに大スクリーンでイェーガーを観ることができる!


僕の心は躍った。
予告編などもあえて観ることをせず、劇場に赴いたのだが、シネコンに掲げられていた今作のイェーガーたちを見て、少し不安になった。
前作においてすべてのイェーガーが破壊されていたので、今作には新機体が登場するのはいいのだが、なんだか格好よすぎるのだ。
日本のアニメの影響を充分に受けている作品ではあるものの、その機体はまさにアニメそのもの。格好いいんだけど、僕が求めているのは無骨な“ロボ”がカイジューたちを殴り倒す肉弾戦なのである。



ちなみに今作のイェーガーで、もっともスタイリッシュだったセイバー・アテナ。








そして、これが前作で僕が一番ときめいた、チェルノ・アルファ。







「パシフィック・リム」に科学的見解とかは野暮なのは分かっているけれど、新作のイェーガーはちょっとだけ格好よすぎるのです。




ということで本編を観賞したのだが、前作を100点とすれば、今作は90点。
前作が興行的に成功したことで制作に金がまわせたようで、CGをこれでもかと使いまくって迫力ある映像になっているのはわかる。ストーリーが云々という作品でもないので、脚本が甘かろうが、しょっぱかろうが、そこには文句は言わない


でもね、もう少しイェーガー愛を散りばめてほしかったよ、おじさんは。
イェーガーは単なる乗り物ではなく、“イェーガー”なんです。
ガンダムと一緒なんですよ。ただのマシンではないわけですよ。
そして、スポンサーの影響なのかは知らないけれど、少々中国を意識しすぎてやいませんか?



第1作に愛が強すぎて、今作をもう一度観る気はしなかった…。
なんか最後は、続編を意識したような終わり方だったけれど、もういいんじゃないかな…。


あ、でも、全体的には、おもしろいと思うんですよ。90点だし。
決して否定はしていないんですよ。
ただイェーガー愛が…(以下、繰り返す)




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