放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

2020年私的映画ランキング

2021年01月09日 | 電影

毎年年始恒例の記事です。
昨年観た映画をまとめてみました。

題名の後ろに★が付いているのは、映画館で観賞したもの。



「チョコレート・ファイター」
「男はつらいよ お帰り寅さん」★
「無宿」
「単騎、千里を走る。」
「キリング・フィールド」
「あなたへ」
「来る」
「ヒトラー暗殺、13分の誤算」
「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
「君の名は。」
「シコふんじゃった。」
「プラトーン」
「エリジウム」
「アルナとその好物」
「ジュマンジ」
「天使にラブソングを」
「イップ・マン 継承」
「シックス・センス」
「パシフィック・リム」★
「ブンミおじさんの森」
「飢餓海峡」
「CLIMAX」★
「キングダム」
「アンダーグラウンド」★
「丹下左膳 百万両の壺」
「カンフー・ヨガ」
「エレファント・マン」★
「マンハント」
「御法度」
「パーフェクト・ワールド」
「遥かなる大地へ」
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「ユージュアル・サスペクツ」
「タクシー運転手 約束は海を越えて」
「ハリー・ポッターと賢者の石」
「テネット」★
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
「リバー・ランズ・スルー・イット」
「許されざる者」
「ハドソン川の奇跡」

以上、全40本でした。

2017年は36本、2018年は34本、2019年も34本でした。
コロナに振り回された2020年は、自宅にいてばかりでしたが、案外映画って見ないものなのね。




以上の映画から、2020年の私的ベスト3を発表。
コロナのせいで映画館が閉まっている状況だったので、テレビで放映されていた映画ばかりを見ていて、何度目の映画というのが多かったです。

「テネット」は確かにすごい映画だったんだろうけど、あのシステムが僕の頭では理解できるまでに時間かかかりすぎて、映画はどんどん進んでいってしまうし、もう頭がパンクしてしまったので、次点にしました。一緒に見た嫁さんは「考えるんじゃなくて、感じるのよ」とカンフーの達人みたいなことを言っていましたが。



ということで、
まずは第3位。

「男はつらいよ お帰り寅さん」


なんだかんだ言って、「男はつらいよ」が好きなわけで。
ものごころついて、寅次郎が旅している壮大なマンネリ世界を好きになったのは、渥美清が鬼籍に入ってからだった。それまで正月(昔は年2回)の恒例行事として映画館で封切りされていたのを目にはしていたが、観ようとまでは思えなかった。
でも、いつの間にか、「ったく、毎度毎度、よくも懲りずに人を好きになるもんだね」なんて、団子屋のおいちゃんやおばちゃんのように、心の中で寅さんに愚痴ってみたり、いつの間にかあのファミリー視点で映画を楽しんでいることに気づく。
この映画って、たいてい最後は正月のシーンで終わるんだよね。映画で普段と変わらない柴又のバカな光景を目にした後、「終」の文字が出る前に束の間の正月がスクリーンでも映し出される。観客は映画館を後にして、そのまま自分の町の正月に溶け込んでいくことができる。
こんな時代だからこそ、何も変わらない「葛飾柴又」の光景が大切なのかもしれない。
ちなみにこの映画は、これまでの49作を観てきた人のための、ご褒美的な映画なので、これだけを観てはいけないし、この作品だけで評価してもいけないのだ(と個人的に思う)。
車寅次郎の映画を、映画館でリアルタイムで観ることができた。ただその思いで3位にランクインです。









続いて、第2位。

「CLIMAX」



もう、これはとんでもなくひどい映画。
大雪で封鎖された建物内でドラッグを摂取し、集団トランスに入ってえらいことになるという映画なのだが、人間が通常見たくない光景がこれでもかと飛び込んでくる。
とにかく吐き気を催すこと間違いなし。免疫のない人はみないほうがいい。
わかりにくく言うと「バッド・トリップ」した感覚が90分にわかって延々と続く。
ダンス、アルコール、ドラッグ、セックス、バイオレンス…etc.
人間の欲望と本質が詰まりまくった、もう引き返せない濃密な時間。
インパクトの強さで、2位にランクインです。









そして、2020年の私的映画第1位 は、

「タクシー運転手 約束は海を越えて」


1980年に韓国で起こった光州事件での実話を基にした作品。
独裁政権に対して民衆が蜂起し、軍や警察が武力制圧をした事件の真実を海外に報道したドイツ人記者と彼を乗せて運んだタクシー運転手が主人公。
ストーリーはある程度脚色されているのだろうが、登場する韓国の男たちが熱いのなんの。見ているこっちが照れるくらいの喜怒哀楽を豪速球で投げつけてくる。
全編にわたって、ハラハラしたり、ホロリとしたり、手に汗握ったりと、エンターテイメント的にも満足した。
堂々の1位というわけでもないんだが、ほかの作品と比較しても、こういう話は個人的なツボだったので、1位に置いてみた。
ちなみにこの映画、中国では上映されていないらしい。なんか似たような事件を思い出させてしまうからなのかなあ…(棒読み)。




もう時代は、Netflixなどの動画配信全盛ですね。
月1000円も出せば、映画見放題ですからね。
夫婦で年に数回映画館に足を運ぶのと、どっちがいいのか、真剣に悩み始めてます…。

今年はどんな映画に出合えるのだろうか…。




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