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上海行きフェリーのなかでの1枚。
にいや君人形のファーストフォトは、ビールとともに。
大阪から上海行きのフェリーに乗り込んだ。
大学時代からの友人Yと、会社の同僚のHさんが見送りに来てくれた。
凍てつくように寒い甲板の上から、友人からもらった紙テープを力いっぱい日本に投げた。
ひゅるひゅると風に乗って、頼りなさそうに港のアスファルトの上を転がっていく紫や緑の紙テープは、まるでこれからの僕のように見えた。
船がゆっくりと動き出す。
徐々に遠くなっていく、友人たち。
紙テープが徐々に張り詰めはじめ、やがて、切れた。
それは、紙テープだったかもしれないけれど、日本とつながっていたし、片方は友人が握っていてくれたものが、切れたことで、本当に旅が始まってしまったことを感じた。
いつ終わるかわからない、世界1周の旅が始まった。
船内に戻り、暖かい部屋で、冷たい青島ビールを飲む。
甲板の上のセンチメンタルな気持ちは、水のように薄いビールに溶かされて、いつしか僕は酒の酔いか船の揺れかわからない吐き気に襲われ始めた。
にいや君人形のファーストフォトは、ビールとともに。
大阪から上海行きのフェリーに乗り込んだ。
大学時代からの友人Yと、会社の同僚のHさんが見送りに来てくれた。
凍てつくように寒い甲板の上から、友人からもらった紙テープを力いっぱい日本に投げた。
ひゅるひゅると風に乗って、頼りなさそうに港のアスファルトの上を転がっていく紫や緑の紙テープは、まるでこれからの僕のように見えた。
船がゆっくりと動き出す。
徐々に遠くなっていく、友人たち。
紙テープが徐々に張り詰めはじめ、やがて、切れた。
それは、紙テープだったかもしれないけれど、日本とつながっていたし、片方は友人が握っていてくれたものが、切れたことで、本当に旅が始まってしまったことを感じた。
いつ終わるかわからない、世界1周の旅が始まった。
船内に戻り、暖かい部屋で、冷たい青島ビールを飲む。
甲板の上のセンチメンタルな気持ちは、水のように薄いビールに溶かされて、いつしか僕は酒の酔いか船の揺れかわからない吐き気に襲われ始めた。
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