放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

アムド高地旅(11)圧倒的存在感のミラレパ・ラカン

2020年02月26日 | 2018年アムドの旅

合作の朝。


ホテルに朝食がついていたので、階下のレストランへ。


チベット文化圏ながら、ブッフェ形式の朝食は完全に中華。
肉包や炒飯に野菜炒めを合わせて。
変なものが出てくるより、こういうものが普通においしい。



部屋に戻って荷造りをしていたら、カバンの隅に入れていたポテチの袋が膨れていた。高地にいることを実感する一瞬。下界に来たなあと思っていたが、ここも3,000m近くあるようだ。


合作の観光スポットは、町のはずれにあるミラレパ・ラカン。
チベタンに大人気の修行者・ミラレパにゆかりある寺院だ。

この町、バスがあるのかないのか全然わからないので、ホテル前からタクシーを拾う。



すぐに到着。
この高層寺院、すごいインパクト。
これまで見た寺院建築は、横に大きいものはあったけれど、縦に伸びているだけでまた別の格好良さがある。

が、いきなりメインを攻めてしまうと、やることはなくなってしまうので、まずは巡礼のチベタンと同様に、寺院まわりをコルラすることにした。



豚もいる、のどかさ。



この寺院も工事中。
どこでも工事してたけれど、それだけ修復などの手が入っているのか。修復を名目に共産党から金が下りてきて、監視体制が強くなっているのか。



巡礼路によく置かれていた土の簡易仏塔。
これを作る型も売られていて、安価に量産可能。



コルラの道のり。



寺院の裏手からは、高層建築が一望できる。



たまにはこんなドブ川の横を通ることも。
野良犬が若干怖いが、仏のご加護なのか、襲われることはなかった。


そして、大本命に足を踏み入れる。
内部が撮影禁止だったので、紹介できないのが残念だが、1階から13階まであるうち、最上階まで登れるわけではなかったが、各階にさまざまな仏像が並び、壁画もキレイに残されていた。
ここも朝早めに行ったからなのか、建物内にほとんど人がおらず、貸切状態で思う存分、仏の世界を堪能できた。





以上で、アムドエリアの観光は終了。
嫁さんは完全にチベット寺院に飽きてきており、死んだ魚のような顔で観光に付き合ってくれていたが、これ以上の延長は難しいと悟り、予定よりも少し早めに蘭州へと戻ることにした。



(つづく)

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