放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

もうおわり

2010年01月15日 | 東京編集格闘道
JALがえらいことになっている。
株価も低迷し、もう虫の息。
なにか一発逆転の策はあるのだろうか。
ないんだろうなあ。

JALが経営危機って、よく考えたらものすごく恐ろしい話なんだけど、報道を耳にしていてあんまり危機感を持たないのは、アメリカやらヨーロッパやらで、いくつもの航空会社が倒産してきた経緯を見てきたからかもしれない。
ああ、ついに日本にもその波が届いたのかって感じ。

JALがなくなることによって、仕事を失う人はもちろん、帰省や仕事などに使っていた人も影響を受けるんだろうねえ。うん、大変だ。

旅の話。
でも、正直なところ、バックパッカーあがりの発想かもしれないけれど、格安で飛んでくれる航空会社が同一路線にあったとしたら、値段をとってしまうような気がする。
サービスも大切だけれど、飛行機を乗りに旅に出るわけではないので、同じ運んでくれるのであればやっぱり安い方にいってしまう。

時間があったので、ネットで格安航空会社と呼ばれるものを見ていたら、Wikipediaにそのデメリットや問題点が載っていたので、転載。


* 大都市圏外にある空港を、さも大都市圏内にあるかのように詐称する。

これはヨーロッパでの話らしいけれど、えてして格安を維持していくために地方発着が多い。
でも関東圏ならば茨城空港限定などで発着していても、誰も行かないだろ、遠くて。よっぽど安かったら別だけれど。
成田発着よりも、値段が高いけれど近い羽田発着の飛行機に乗る人も多いし。
ところで、HISがゴールデンウィークに茨城空港からのチャーター便をいっぱい出すみたいだけれど、みんなそれに乗っかるんだろうか?


* 空港での折り返し時間をぎりぎりまで短縮したために、運航時間上における余裕が少なく、一度運航遅延が起こるとその後同じ機材で運航される便が軒並み遅延してしまう。
* また、運航機材数もぎりぎりまでに押さえているために、上記と同様の問題が起きた場合や機材故障が起きた場合に予備機材への振替が困難であり、遅延や運休が発生してしまう。

結局、時間に余裕がある人が乗ればいいのではと思うけれど、もしこの問題が解決されると、一気に通常の航空会社は潰れてしまいそう。
もっと別のサービス、たとえばアメリカとかにありそうだけど、ミニスカートで体の線が出まくったおねーちゃんがアテンドしてくれるフライトとかであれば繁盛しそう。
食べ放題のビュッフェ付きのフライトなんてどうだろうか。バーになっているのも、よさそう。
まあ、絶対乗客が多くなるのが、隣の人ですら煙が気にならないほどに完全にタバコの煙を逃がしてくれる飛行機。飲みながら、一服しながらのフライトなんてどうですか?


* 座席指定を行わない(=席順は早い者勝ち)場合、搭乗時における乗客同士の席の取り合いによるいさかいが度々起こる。

みんないい席に座りたいだろうから、乗客の遅刻による遅延がなくなっていいんじゃないか。
でもこれは明らかに民度の低い人々が多い国で起きてそう。
はい、文明乗車、文明乗車。


* 座席間のスペースを法的に許容されるぎりぎりまでに詰めたため、肥満や長身、また身体に障害がある乗客に対し苦痛を与える結果となっているだけでなく、緊急時の避難に支障が出る可能性がある。

席が狭いとかは仕方ない気がする。そういう人はお金を払っていい席に移動すべきだし、できない人は我慢するべき。たまたまものすごいデブと隣になってしまった場合はもうどうしようもないけれど、これも安い金額で乗っているからとあきらめるしかないですね。
そのうちに同一価格で広い席もご用意しています、というサービスが売りの航空会社が出てくるでしょう。でも、緊急時の避難って言っているけれど、確かに問題ではあるけれど、それくらいのリスクは背負わなきゃ。


* 機内のトイレを法定限度ぎりぎりまで少なくしているため、離陸後や着陸前などの混雑時にトイレが混雑する。

トイレ問題。これもどうしようもないでしょう。
ただ、比較的フライト時間が短い路線が多いし、機内で無料のドリンクサービスはないので、トイレ問題はそこまで考えなくてもいいと思うけれど。
なんでも早めで計画的な行動を。


* 3時間以上の中長距離飛行においても、茶菓はおろか水一杯でさえ無償サービスが行われない。

今は水なども持ち込めないからなあ。
さすがに健康に害を及ぼす可能性も否定できない。
でも、搭乗ゲート付近に自動販売機やキオスクを設置して、本当に飲みたい人は持ち込めるようにすればいいね。


* 食事制限がある宗教(ヒンドゥー教やイスラム教、ユダヤ教など)の信者のための有償の宗教食が用意されていない。

昨日、香港行きのチケットを取ったのだが、食事が選べて、しかも15種類くらいから選べたのには驚いた。ジャイナ教の人(厳格なヒンドゥー教徒)用なんてのがあった。食べてみようかなとも思ったが、必ずしもおいしいわけではないと判断。友達同士乗っていたらネタにいいかもしれないが、一人の機内でまずい飯を食わされるってのも拷問に近いので、ここはおとなしく標準食をセレクトした。



* 預かり手荷物の無償枠が少ないために機内持ち込み荷物が多くなり、機内の収納スペースが込み合うばかりか、緊急時の避難に支障が出る可能性がある。

持ち込みを禁止せよ!みたいなことを言いたいけれど、結構預けてしまった荷物が盗難に遭うっていうケース、多いと思う。特に発展途上国だと。飛行機に乗れる人はみんな裕福だから盗っちゃえって思う気持ちもわかる。僕も盗られた経験がある。
難しいが、こればかりはどう規制しても抜け穴を探す輩も多いと思うし、どうしようもないのかなあ。


* 発展途上国の中小航空会社の場合、自前の乗務員訓練施設を持たないため、緊急時の客室乗務員の避難誘導などの訓練が満足に行われていない可能性がある。

格安便の裏舞台みたいな番組をみたことがあるのだが、機内から乗客がいなくなってから、フライトアテンダントやクルーも総出で掃除したりと大変そうだった。効率化を求めるあまり、時間に追われて整備も焦っているだろうし、ミスも多いだろう。保有飛行機も少ないところは結局飛行機の老朽化も激しく事故も起こりやすい。
結論としては、そういうリスクを背負ってでも、あなたは乗りますか?っていうところに行き着くのではないだろうか。
搭乗ゲート横で、格安の搭乗保険の販売代理店を開いたら、案外儲かったりして。



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5 コメント

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俺の意見 (KA2)
2010-01-15 20:06:45
常常思うのだが、飛行機は体重による金額設定をしたらどうだろう?
荷物にも制限があるのに、乗る人間に体重制限が無いのはどうなんだろう。
幼児と相撲取りの金額が同じ?
やっぱりおかしいでしょう。
1席は1席と考えるなら荷物も1個は1個と考えないとおかしい。
体重による金額設定をするとダイエットする人も増えて、成人病も減少して国としてもその人もその家族、知人・友人も助かる。
一石5蝶くらいにはなると思う。

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Unknown (にいや)
2010-01-15 20:24:46
KA2>
いいね、それ。
体重計がチェックインカウンターにあるってやつね…。


女性からの猛烈な反対がありそうだな。
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Unknown (よっしー)
2010-01-15 20:51:09
JALで貯めたマイレージはインド行きのタダ券に化けたから、もうJALは無くなっても困らないよ。

インド話が風化しないうちに酒でも飲みましょう。どっか下町の居酒屋がいいな。
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JAL株 (ユウジ)
2010-01-16 17:59:37
うちの親父が2000株持ってたってさ(涙)
20万の損失!

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Unknown (にいや)
2010-01-19 21:48:25
よっしーさん>
おお、それでインドに行っていたわけですね。
風化しないうちに、ぜひぜひ。
いつでも大丈夫ですよ~。
前もって言っていただければ、平日でも大丈夫ですよ~。


ユウジさん>
!!
20万円!!
あんまり笑い話にはなりませんなあ。
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