ロンドンの廚(くりや)

ロンドンに住むフードライター Yasukoの「廚(くりや=台所)事情」ブログです。

希望のたまご

2011-04-25 | 廚ばなし(たべもの&のみもの)
東北大震災から49日がたちました。

いまだに被害の全容はわかっていない。

でも、被害者のみなさんの「負けてたまるか、ここで終わってなるものか」という意思が、タケノコやつくしのようにぐんぐん復興の芽を吹き出しています。
このゴールデンウィークには、たくさんの人がお休みを返上してボランティア活動に参加すると聞きました。

集まった寄付金、義捐金が、必要な所にしっかり届くよう重ねて願うばかりです。

という気持ちで迎えた今年のイースター。

復活のお祭りです。

キリスト教徒ではない私も、春がすべてをリスタートさせるという祭りには喜びを感じます。

イギリスでは、色付けした茹でたまごかたまごの殻を飾り、チョコレートで作ったたまごやうさぎや、表面に十字の飾りのついた「ホットクロス・バン」という菓子パンを食べたりします。

ウズラの卵ほどのチョコレートエッグを、庭のあちこちに隠し「エッグハント」と称して子供たちに見つけさせることもあります。

この写真は、本物のたまごの殻に入ったチョコレート。
殻に直径5ミリほどの穴をあけて中身を吸い出し、溶かしたチョコレートを入れてシールで封印したあとで色を吹きつけてあります。


ちょっと毒々しい色ではありますが...ひばり鳴く春の空の色と言う事で...(笑)

ところで、震災の翌々日にいち早く、仙台のアウトドアショップを事務所にし、現場に乗り込んでボランティア活動を続けて来たここのような組織は、手弁当で活動しています。日本赤十字に集まった寄付金は1500億円を超えるそうですが、こういう団体へは救援活動のための助成金はまったく回してもらえません。

日本への送金が可能な方は、ぜひこちらにも寄付をお願いします!

また、いくつかのNPO組織をサポートしているのは「オルタナ基金」
こちらは海外からペイパルでの払い込みをする事も可能です。

まだまだ、国外に住む日本人にもできる事はありそうだ。

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