ロンドンの廚(くりや)

ロンドンに住むフードライター Yasukoの「廚(くりや=台所)事情」ブログです。

HOT FUZZ - 俺たちスーパーポリスメン!

2008-08-02 | UK-Japan 2008
食べ物とは関係ないお話なのですが、今、渋谷で映画「HOT FUZZ - 俺たちスーパーポリスメン!」をやっているそうです。
アクションものの映画はあまり見ないyasukoがなぜ、この映画のことを紹介したいかと言うと、主役の「エリート過ぎて嫉妬され、左遷された警官」を演じるサイモン・ペッグさんが、一昨年結婚するまでずっとご近所に住んでいた、ローカルセレブだからなのです...。

ペッグさんはもともとコメディアンで、メディア、アートとエンタメ業界人が集中して住むことで知られる、この北ロンドンのちいさな街に10年以上住んでたようです。イギリスでもアメリカでもヒットした前作ホラーコメディ、「ショーン・ザ・デッド」は、ここが舞台となってます。いつも買い物に行く店にゾンビがうようよと徘徊しているのを画面で見た時は、抱腹絶倒しました。

彼自身の名前がよーく知られるようになったのは、この映画の前にいくつか彼自身と友人たちによって製作されたテレビコメディ・ドラマのヒットによります。しかし、ペッグさんの顔をそれよりずっと前から知っていたローカルは少なくありません。というのは、いつも地下鉄駅のエスカレーターを、すごい形相で駆け下りて電車に飛び乗る「へんな男性」として地元では知られていたからです。yasukoも3-4度、怒濤のように改札をくぐり、階段を2段飛びしているのを見かけたことがあります。

6-7年前くらいでしたか、ペッグさんの顔がテレビのあっちにもこっちにも、そして映画のポスターにも溢れるようになり、「あれって、駅の階段駆け下り男じゃない!」と叫んだのは、ワタシ一人ではありませんでした!

なんでいつもいつもあんなに急いでいたのか、よくわかりません。

で、肝心の映画ですが、アクションは壮快で大仕掛けです。
彼自身、たくさん脚本を書いている文人でもあり、ここまでハチャメチャなストーリーを良く、一本の映画にまとめたなあと感心します。出来すぎる主人公が、同僚からも上司からも疎まれ嫉妬されて左遷される様子、ここにはイギリス文化のコワイ一面がとっても良く現れています(笑)ブラックジョークもふんだんに盛り込まれてます。

英国的ジョーク、コメディ、ホラー映画が好きな方はぜひ、この機会に見てください。
上映情報は
こちらから

そうそう、ひとつ前の投稿「ミッシェリーン・アーシエー」の話、「UK-Japan 2008」公式サイトに
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