ちょこ歴旅

歴史旅…というほどではないけど、気楽な史跡巡り備忘録
(※和菓子ネタはブックマーク「和菓子の国の人だから」へGo!)

たつの市満喫

2013年03月08日 12時05分09秒 | オートバイ
連休2日目(3/7)、「Wバイク徒然草」
らしく1号機(オートバイ)で兵庫県の西部、
たつの市。
同市は2005年に龍野市、新宮町、揖保川町、
御津町の合併で出来た市。

朝6時半出発、のんびり一般道を走ります。

走り始めて約2時間、舞子(神戸市垂水区)
のコンビニで休憩。

明石海峡大橋を眺めつつ、暖かいコーヒーと
サンドウィッチで2度目の朝食。
ちなみに、写真はコンビニを出てすぐに
見つけた明石藩舞子台場跡。
幕末に沿岸警備のため、あの勝海舟の設計・
総指揮で、明石藩が築いたもの。

おっと、先を急がねば。
ここからしばらく国道2号線を走り、加古川~
姫路~太子竜野バイパスでワープ。

10時半、揖保川の対岸に脇坂家5万3千石、
龍野の城下町が出現。

形のいい山は城のある鶏籠山(けいろうざん)。

早速、バイクを停めて城下町の散策開始。

まずは龍野城。

龍野城は鶏籠山上の中世山城と近世に脇坂氏
が築いた麓の居館からなります。
現在の建物のうち二重櫓以外は一応は古図に
基づく復元。
左:櫓門
中:御殿
右:御殿内部の上段の間

長い土塀が城郭らしい雰囲気を醸し出します。

左:二重櫓(模擬復元)と土塀
右:土塀の狭間(さま)から見た城下町

続いてはさっき見た城下町をブラつきます。

ここ龍野は薄口醤油の発祥地、醸造元だけに
醤油蔵がいい雰囲気を醸し出します。

うすくち龍野醤油資料館(ヒガシマル醤油)
に立ち寄ります。

昔の醸造過程の説明や道具を展示しており、
入場料はなんと10円。

次は武家屋敷資料館。

十八俵二人扶持という小身武士の屋敷、
質素ながら凛とした空気感。

さて、城下町散策の最後は脇坂藩上屋敷跡で
締めましょう。
場所は龍野城の麓居館の北西、紅葉谷付近。

こちら聚遠亭(しゅうえんてい)とよばれる
風雅な茶室。
11代藩主、脇坂安宅が京都所司代の功により、
孝明天皇より賜ったもの(現存)。

午後2時、城下町で甘いものを仕入れ、次の
目的地へ。
(甘いものは次回以降の記事にて紹介)

次は、旧龍野市から見て北に位置し、
そうめん揖保の糸で有名な旧新宮町に移動。

ここはそうめんの里。
揖保の糸の製造過程を紹介する資料館、
そうめんレストラン、売店があります。
美味しいにゅうめんを食べ(写真は撮り忘れ)、
お土産もここで入手。

旧新宮町から旧龍野市、旧揖保川町を経て
南下、本日最後は旧御津町の室津へ。

この道はとても快適でツーリングにぴったり。

揖保川沿い、田園風景と景色が変わります。

その後、播磨灘沿いの国道250号線を西へ
向かい、約30分で室津に到着。

雰囲気のいい港町です。

室津は奈良時代には既に海上と陸上交通の
要衝として「室津千軒」と呼ばれたそうです。
江戸時代には西国大名の多くが参勤交代で
海路室津港に上陸、ここから陸路を進むため、
この周辺は日本最大の港の宿場として栄え、
本陣が6軒(紀国屋、筑前屋、肥前屋、
肥後屋、薩摩屋、一津屋)もあったそうです。

残念ながら本陣は現存しませんが、雰囲気は
室津海駅館で味わえます。
閉館時間4時半の直前に飛び込みましたが、
丁寧に対応してくれました。

こちらは廻船問屋嶋屋の遺構。
左:間口の広い二階建て外観
中:二階の客間、床の間の意匠がおもしろい
右:レストランの見本ではなく、朝鮮通信使
  の饗応膳の再現

さらに、岬の高台に建つ賀茂神社へ。

想像以上に立派な建物で、本殿や回廊は
重要文化財。
平安時代には高倉天皇や平清盛、江戸時代には
シーボルトも参詣したそうです。

神社境内からの播磨灘の眺めが素晴らしい。

そろそろ日も暮れてきましたね~。

帰りは、国道250号線から姫路、加古川
バイパス~第二神明~阪神高速を乗り継ぎ
2時間半で帰ってきました。

本日の走行距離は307km。
久々の長距離バイクツーリング、疲れたけど、
たつの市を満喫できました。


~今回の甘いもん~
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コメント (2)
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