10日(日)
利府の映画館に行ってきました。
驚いたのは
昨年の7月14日公開の「君たちはどう生きるか」が
まだ上映されていたことです。
「終了したら感想を書こう」
と思っていたのですが
田舎の映画館では珍しい
半年以上のロングランになっていたんですね。
*
その「君たちはどう生きるか」と「ゴジラ₋1.0」が
3月10日にアカデミー賞を受賞した
とのことです。
「アニメ賞」と「視覚効果賞」の受賞でした。
おめでとうございます。
これを受けて
岸田総理が3月11日にツイートを
送信されました。
ですが一方で
❶3月1日に
憲法改正の緊急事態条項のミニ版とも言われている
「地方自治法改正案」を閣議で決め
❷3月8日の国会・参院議員予算委員会では
「経済秘密保護法」
(これ、中でも一番恐ろしい法案かもしれません)
を何が何だか明らかにしないまま強引に通そうとし
❸3月12日には
「戦闘機の輸出を閣議で決定する」
という事が報道されています。
この事に関する国会の答弁で
岸田総理は
「時代にそぐわなくなった武器輸出三原則」
と答えていますが
これは確実に憲法違反である
と私は思っています。
*
「君たちはどう生きるか」
の宮崎駿監督は
「強い反戦の人」であり「平和を祈る人」です。
ストレートに表現してはいませんが
「風立ちぬ」にも
「君たちはどう生きるか」にも
その思いは込められていました。
「風の谷のナウシカ」は特にその思いが強く
地震(人工地震) 原発 戦争を否定する気持ちから
作られた作品であると自ら話されています。
もう1つの作品
ゴジラも
実はゴジラは「原爆の象徴」「絶望の象徴」
として描かれているのです。
おふたりの偉業を
本当に理解しておられるなら
「地方自治法改正案」や「経済秘密保護法」や「戦闘機の輸出」などは
できるはずがないと思います。
祝福のメッセージを送りたいのであれば
ちゃんと映画を観て
作品に流れるクリエイターたちの熱い思いをくみ取って
それを自身の生活や政治に
生かしていくべきなのではないかと
私は思います。