矢野住建 Create the ideal

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とりあえず現場の雨仕舞いも一安心

2010年03月29日 | 注文住宅 トピックス
宇都宮市新里町で工事中のT様邸も建て方が終わってから3週間が経過。。。
先週末からいよいよ外壁工事も始まりました。

◆宇都宮市新里町/T様邸 現在の様子




どの現場も同じですが、建て方が終わってからこの

”外壁工事が始まるまでの期間”

というのが結構~~気をつかうんですよ。

というのも、建て方が終わったばかりでまだスカスカの”骨組み”の状態の時に雨に降ら
れてしまうと建物の中がビショ濡れになってしまうので、とりあえずの応急処置として
建物全体をブルーシートで覆って雨仕舞いをします。

けれど、ブルーシートがあると大工工事がしにくいので、天気のいい時はブルーシートを
剥がしながら工事をして、急な雨の時や雨の予報の時にはまたブルーシートで覆って。。。

特にここ数日、午前中天気がいいなぁと思っていると午後急に雨が降り出したりするような
変わりやすい天気が続いたので、それこそ現場では毎日のようにブルーシートを剥がして
覆って剥がして覆って・・・の繰り返しでした


普段はこのようにブルーシートで覆って雨仕舞いして・・・

↓↓


大工工事をする時には少し邪魔になるので一旦剥がして・・・

↓↓


急な雨の時や雨の予報の時にはまた覆って・・・

↓↓


天気が良くなったらまた剥がして・・・

と、まさにこんな感じです


外壁工事はまず最初に建物の外周部に浸湿防水シートを貼るところから始まるんですが、
この浸湿防水シートとは簡単にいうと、

水は通さないけど湿気(水蒸気)は通す

という性質をもったシートで、外壁の下地によく使われています。



ん?「水を通さない」というのはなんとなく理屈で分かるけど「湿気は通す」??
湿気を通しちゃったらマズいんじゃないの???

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お部屋の中の空気には水蒸気が多く含ま
れていて、その水蒸気を含んだ空気が壁の中を通って屋外(外壁の通気層)に出る際に
このシートが湿気を通さないと壁の中にその水蒸気がどんどん溜まっていって、皆さん
よくご存知の

壁体内結露

というとても怖い現象を生じてしまいます

参考までに ⇒ 外壁通気構法 (ニチハさんのカタログより抜粋)


この水を通さない浸湿防水シートが貼り終わると、とりあえず現場の雨仕舞いも一安心。
大量のブルーシートもこれで出番が終わりです


ということで、シートを貼る直前に撮った現場の様子も少しご紹介しますね。

◆サッシの取り付けが終わった建物内部



この状態だと筋交いの入り方もよく分かりますね

◆お客様からよく質問されるカーテンレールの下地

こんな風に入っているんですよ


細長い窓も同じです

◆防水工事が終わったバルコニー

FRP防水といいます


室内への雨水の侵入を防ぐためバルコニーに出る所の
サッシはこのように少し高い位置に付けます


反対側から

◆天井の下地も組み始まってます


外壁工事にかかる期間は約3週間。
ということは、ゴールデンウィークに入る前にはもう外壁工事も終わってしまいます。

たくさんサンプルを取り寄せてお施主様と一緒に悩みに悩んで決めたサイディング。
かっこよく仕上がるかなぁ~・・・(ワクワク♪)


以上、木村でした!



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