YANBO'S BLOG 「四季折々」
何や此れと日々徒然

大阪の街を中心に、写真を撮り歩いています。
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平成21年02月04日


ミノルタSR-1である。

れっきとした一眼レフである。
レフは鏡の意味で、この鏡が無いと一眼レフとは言えないのだ。

1



35mm、F2.8 のレンズを付けてある。
f=35mm、1:2.8 とも書かれる。


一番カメラ側のダイヤルが絞りである。2.8~16まで有るのだ。F2.8~F16と書く。

手前のダイヤルがピント。
大体、3mと5mの間のどこかに合っている。(4mと言っても問題はない。)

その間の数字。4~16まで左右に打ってある。
古いカメラを引っ張り出して来たのには理由が有る。
この数字が古いレンズには皆書いてあるのだ。

この数字が被写界深度。


ピントは4mに合っていますが、
絞りがF4の時は3m~5mの間はピントが合って(いる気がして)いますよ。
絞りがF16の時は1.5m~無限遠までピントが合って(いる気がして)いますよ。

と言う事を書いてあるのだ。

f=35mmは、
レンズを一枚の凸レンズに仮定して、その中心から35mmの所に焦点が合います。
と言っているのだ。

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f=135mm、1:3.5 のレンズ。

このレンズで無限遠にピントを合わすと、
F22に絞っても20mより手前ではボケる(ピントが合っていない)と書いてあるのだ。

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じゃっじゃーん!これが一眼レフのレフだ。
この鏡が、レンズとフィルムの間に有って、斜め45度で付いてある。
そして、レンズから入った光を、上の方に反射させているのだ。
カメラ上部にはプリズムが有って、光をファインダーに屈折させている。

つまり、ファインダーをのぞくと、プリズムを通って、鏡で反射してレンズの向こうが見えるのだ。

鏡に映ってる、白いのがプリズム。
このプリズム、光がよけいな距離を通っているため、レンズからフィルムまでの距離より長くなってしまっているので、レンズになっていてその分を修正している。

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シャッターを切るとこうなる。
先ほどの鏡は跳ね上がり、裏ぶたが見えている。
本当は、裏ぶたの手前にフィルムが有るのだ。

このレンズを固定する金具(レンズマウント)からフィルム面までの距離をフランジバックと言う。
ここ重要です。あとでテストに出ます。

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裏ぶたを明けるとただの筒。
単純な構造だね。

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裏ぶたを開けるとこう見える。
ここにフィルムがあるのだ。

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普段はシャッターが閉まっているのでこうなっています。

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ミラーも降りていて、ファインダーから物が見えます。

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こんな感じです。

基本的に、ファインダーから物を見るとき、絞りは開放された絞り値の画像です。
この場合、f=2.8です。
レンズの絞りを絞っても、開放で見えます。
シャッターを切った途端、ミラーは跳ね上がり、絞りは絞られ、シャッターは走ります。
ハッキリ言って、ブレます。人の目では気にならないだけで、ブレます。

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35mmのレンズで、蛍光灯を映してみる。
紙とレンズの距離はこんな感じ。

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135mmのレンズで、蛍光灯を映してみる。
紙とレンズの距離はこんな感じ。

って、一緒ジャン。
約4倍ぐらい開くと思ったでしょう?

これは、フランジバックの距離なのです。
カメラのレンズは、レンズマウントに取り付けると、フィルム面に焦点が来るように作ってあるのです。
当たり前ですね。そうしないと写らなくなりますから。

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実はレンズは奥に入っているが、これはそのレンズの設計で、焦点距離が素の目と言う事はありません。
カメラのレンズは何個も重ねて作っているので、そのレンズの中心なんて素人にはわかりません。

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フランジバックが50mmだとすると、
それより短いレンズは35mmとか28mmとかは焦点が合う距離を長くする必要があります。
だからと言って、焦点距離が変わるわけではありません。35mmは35mmのレンズです。

また、望遠レンズは素の目のレンズだと、にょきーっなレンズになります。
こんどは、焦点が合う距離を短くする必要があります。

でも、レンズとしての焦点距離は変わりません。




焦点距離はレンズの(設計上の)中心から焦点までの距離です。
被写界深度は、そのレンズの任意の絞り値でピントが合って(る様に見え)る距離です。


平成21年02月04日(水)



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
古いレンズ! (☆CHAKO☆)
2009-02-04 01:52:28
こんにちはぁ YANBOさん

古いレンズ。。。 その数字がいっぱい書いてあるレンズ。私も持ってます!
って。。 私のはキャノンですけど。。。
ずっとずっとその数字の見方が分からなかったんです。
何回見ても分からない。
引っ張り出して眺めること20分。。。
やっと分かりました。ありがとうございます。
シャッター膜もこれかぁ~~~(^^;)
バルブにしてあけてみました。
そしたらレンズの絞りが見えました。
ほんまに開いたり閉めたりしてるのですねぇ。。。
フランジバックの距離も考えてみればそうですねぇ
びっくりしちゃいけませんでした(^^;)

○○mmレンズというのは○○mmのところで像を結ぶレンズ
ってことでいいですか?
色々な用語とか意味がさっぱりなのです。
なので、なかなか分からない。
私があほなこと書いてるからわざわざ出してきてくれはったんですよねぇ。。
すみません。ありがとうございました。

何にも知らなくても写真は撮れますけど。。
知りたいことってありますよねぇ。。。 やっぱり。
 
 
 
○○mm (YANBO)
2009-02-04 06:40:49
☆CHAKO☆さん、こんにちは。

そうです、○○mmはその距離で焦点が合うレンズのことです。
ただ、カメラのレンズとしては、画角の広さの方が問題になるので、意識する事は有りませんが、そお言う意味です。

今更ながら、聞けない事って多いですよね。
絞りもカメラでコントロールするから、外したって見えないし。CCDだから、シャッター幕も見えないし。って、物理的なシャッター幕が有るのかも疑問ですけど。


あと、CCDの大きさですよね。
あれは、人に説明できるほど詳しくないので、「スタジオひろ」に行った時にでも、中版カメラ持っている人にでも聞いて下さい。

35mmよりずっときれいですよ。でも、撮る方は被写界深度が浅くなるので難しいそうです。
 
 
 
勉強になった (うずらまん)
2009-02-04 21:32:57
▼なんとなくわかったつもりになっていたけど、今回説明を読んでよくわかりました(^ε^)。
 デジカメのシャッターはやっぱり物理的なシャッターになっているのではないでしょうか。電子音で付けるシャッター音ではなく、それを消してても、デジカメの中でチャキッと小さな音が聞こえますよ。まあ機種にも寄るのかも知れないけど。
 
 
 
物理的な (YANBO)
2009-02-04 22:33:14
うずらまんさん、こんにちは。

写真の学校に行った人は基礎から学んでいるのでしょうが、私のように趣味の人にはさっぱり判らないことだらけです。
いまはインターネットが有るけど、親父はどうしていたのでしょう。
子供の私に、よく説明していてくれましたけど。

2眼までは触らせてくれたけど、中版は触らせてくれなかったな。死ぬ前によく聞いとくんだった><


[olynpus E-500]は物理的なシャッターが有りました。今確認しました。
存在する理由が分かりませんが。




 
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