母が可愛がっていたリスを
私は
餓死させてしまった。
私も悲しかったが
母がどれほど悲しむかと思うと
申し訳ない気持ちで
一杯だった。
父が母に
たまたんが死んでしまった事を伝えると
案の定
母の落ち込みはひどく
看護師が心配して
申し送りをするほどだった。
母は数日
泣いて過ごしたらしい。
私は母に合わせる顔がなかった。
母の落ち込みを見て
父が
「多分たまは」
「母さんの代わりに天国に行ったんだよ」
「たまにはありがとうを言って」
「退院したらまた動物を飼おう」
そういって慰めていた。