つれづれ

日記

私の母はサイボーグ 2

2010年03月11日 08時35分27秒 | Weblog

 

熱を出しては内科にかかる

繰り返していた母だったが

熱にも慣れ

38.5℃までなら

普通に仕事へ行き

フルタイムで仕事をした後

妹を習い事に送り

夕食を作っては

私を塾に送る日々をこなしていた。

そんなある日の朝

「右足が痛くてしょうがない」

と痛みを訴えた。

熱が出るだけならまんだ我慢できるらしいが

痛いとなると別なようで

右足は象のように腫れ上がり

地に足をつけて歩くことが出来ないくらいだった。

そんな状態でも仕事に出かけ

職場で車椅子移動していたと言う。

80過ぎのお年寄りが

「あんたどうしたのぉ」と

30代の母の心配をする

異様な光景だったらしい。

足が痛かった母は

整形外科にかかるが

「ちょっと小走りに歩いたらひねった感じ」

と医者に話すと

「ちょっと小走りくらいでこんな風にはならない」

と言われたらしい。

痛み止めの薬と

大量のシップ薬をもらって帰ってきたが

右足の痛みと腫れは

完治までに

1ヶ月以上もかかった。