つれづれ

日記

ありがとう

2009年06月30日 18時44分29秒 | Weblog

 

デイスタッフから

「Sさんは尿失禁がないのに」

「夏場もリハビリパンツをはいてるんです」

「何とかなりませんか?」

言われた。

リハビリパンツとは

紙パンツ

のことで

さすがに夏場

リハパンだと

暑いやろ

との

デイスタッフの配慮だ。

Sさんは独居で

身寄りは隣に新屋があるが

おいらは一度も新屋の人と会ったことがない。

キーパーソンは弟で

隣の隣の市に在住で

年に数回しか会うことはない。

リハパンから

綿のパンツへ交換と

尿失禁が不安なら

尿取りパットの購入

をお願いしようと思い

Sさんと直接話をすることになった。

「綿のパンツのほうが夏場は蒸れんかもね」

「ほうだよ~あんたもそう思うか?」

「思うよ。で、心配ならパットがあるんだけどどうする?」

「ええよ使うわ。あんた買って来てよ」

あ~~~~~~~~~~やっぱしそうきたか。。。

今までのケアマネは

ここまで手を出しとったんだよね。。。

あんましこういうことが多いもんで

ここまでやるのがええのか

デイの相談員に相談すると

「本来のケアマネの業務をやっていただければよいです」

とのこと。

了解しました。

「うんとね、ケアマネはね、」

「買い物は行けないんだよ」

「なんだぁ~○○さんは行ってくれたのに」

やっぱしね。。。

「うんとね~4月から介護保険法が厳しくなってね~」<うそじゃない

「で、駄目なのよ」<前から駄目なのでここはうそ

「ほうなんか~ややこやしいなぁ~」

「でね、ヘルパーさんに頼むことは出来るのよ」

「ヘルパーさんじゃなくても新屋の嫁さんに買い物頼むでええわ」

「頼める?そういう関係なら頼んだほうがええわ」

「ああゆっとくゆっとく」

数日後・・・

「頼んだ?」

「やっぱしさぁ~頼めんのだわ」

「物が物だしさぁ~」

「そっか、ほんじゃぁヘルパーさん頼もうか」

「そうしてくれるか?」

Sさんは自費が出ている人なんで

ヘルパーを使うと

3000円ほど自費が出る。

この了承を弟さんに取ると

「ほんじゃぁ俺が買ってくるわ」

あっさり行ってくれることになった。

更に数日後

「やんさん~~~~」

デイスタッフが困り顔でやってきて

「Sさんのパット」

「大きいんですよ~」

「もっと小さいのがあるんですよ~」

うぎゃぁ~~~~!!!せっかくこっちまで来てくれて

買って来てくれたのに!!

こういうことだから

ケアマネが買い物に動いたほうが

早いんだよね。(TT)<でもそれは出来ない

がっくり。。。

「で、今日弟さんが自宅に居るんです」

「こういうのがあると伝えてもいいですか?」

パットの見本を

差し出した。

どーぞどーぞ!お願いします!

最終的に

弟さんが再び

買ってきてくれることになり

後日

無事に小パットを持ってきてくれたSさんがおった。

「やんさん、今日ね、Sさんがね」

「あのケアマネは今までで一番ええなぁ~」

「ってゆっとったよ♪」

と教えてくれた。

Sさんはケアマネがおいらで

3人目だ。

別に

一番でなくてもええんです。

「あんたはなんもしてくれん!」

って

この前までいっとったSさんに

ええ人だ

といってもらえて

嬉しかった。

 


お断り

2009年06月26日 22時07分00秒 | Weblog

 

「なんでいきなりケアマネが変わってるの?」

「私は○○さんだから父親のケアマネを頼んだのに!」

失踪したケアマネを頼りにしている利用者と家族から

「あんたなんかにやってもらわなくていい!」

お断りの電話が

3本

もあった。。。

ちゃんとした引継ぎもなく

ドタバタで

利用者、家族、事業所

すべてにおいて

しっかりと説明が出来ていない状態だった。。。

「あんたの居宅はどうなってんだ?」

「6月になったらいきなりケアマネがごろっと交代して」

「おかしいやろ」

はい、、、おかしいと思います。。。

「○○さんはあれもこれもやってくれたのに」

「なんであんたたちはやってくれん?」

「もうええわ!」

だってさ、、、

本来ケアマネは

病院受診とか

送迎とか

買い物とか

せんのですよ。

それはね

介護サービスとは言わない

ボランティア

です。

利用者にとって

「○○さんでないとだめ」

では

駄目なんです。

誰がやっても

どこへ行っても

同じサービスが受けられる

それが

介護保険のサービスなんです。

ほんでも

失踪したケアマネは

身元引受人になったり

連帯保証人になったり

色々とやっとった。

だが

おいらは同じことは

出来ません。

申し訳ないですが

お断りの方を

社長に報告させてもらった。

「ほんなん気にすることないって」

「あんたのせいじゃない」

ごめんなさい、社長。。。

これからも

色々とありそうです。。。

 


事故

2009年06月25日 18時29分09秒 | Weblog

 

生きてますが

死んでいるような生活

をしていたのかな

思う。

5月の終わりごろ

会社に出勤途中

人身事故

を見た。

瞬間は見てないが

まさに

「今ひきました」

ってところで

車の前輪と

後輪の間に

人の姿がはっきり見えた。

会社の一番近くの信号のところだった。

おいらは会社の駐車場に止め

救急車が到着し

わやわやとやっているところに

職場の同僚が出てきて

「ひどい事故だよ!」

と報告した。

「ほんじゃぁ見てくる」

軽い気持ちで同僚は見に行った。

2車線ある道路は

通行止めとなり

うちの会社の裏道に

車が溢れた。

「なんなの~!どうしたの!」

デイスタッフも出てきて

見ちゃった。。。

とおいらがゆうと

「学生?」

と聞き返すもんで

60代のおっちゃんだよー

と答える。

「ふう~ん。まさかFさんじゃないよね~」

えっ?!

「えっ?!なに?」

まんだ出てきてないの?

「そうだね、今日は・・・ちょっと!来てないよね!まじでっ?!」

もうおいらの中では

Fさんにしか思えなくなっていた。

Fさんは

デイの送迎スタッフだ。

おいらは出勤すると

一番初めに

この人に挨拶をする。

気さくなおっちゃんだ。

事務所の人に連絡し

家族に連絡する。

Fさんが出勤していないことを伝えるが

「家は出た」

とのこと。

消防署に連絡し

ひかれた男性が

もしかしたら

うちの職員かも知れないことを伝える。

しばらくすると

警察から電話がかかり

「ほぼ被害男性は」

「Fさんで間違いない」

とのことだった。

状態は?

と問うと

「極めて危険です」

「心肺停止でしたが」

「蘇生して心臓は動いてます」

「すぐに関係者に病院へ向かうようにしてください」

といわれ

看護師が向かった。

昼過ぎに看護師が戻り

「外傷はいくつかの骨折だけだけど」

「心肺停止状態が長かったから」

「どうだろうね。。。」

みな

祈るしかなかった。

夕方

Fさんの娘が

「亡くなりました」

と挨拶に来た。

誰もが

なんだか

現実味がない

信じられないような

そんな感じで

誰も

泣かなかった。

こんなことって

あるんだ・・。

いまだに

信じられない。

信号のそばには

今でも花が

手向けられている。