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【今日のブログ記事No.3545】■日本の『国の借金』が永遠に増え続け自民党政府と民間銀行と大企業と日銀が利益を得て国民がツケを支払う『巧妙なからくり』とは何か?(No1)

2020年12月22日 09時29分55秒 | 政治・社会
いつもお世話様です!                         
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。    

昨日月曜日(2020.12.21)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.3135】のメインテーマを加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。

【放送録画】61分46秒

https://ssl.twitcasting.tv/chateaux1000/movie/657546090

【放送録画】

【今日のブログ記事No.3545】

【今日のブログ記事No.3545】■日本の『国の借金』が永遠に増え続け自民党政府と民間銀行と大企業と日銀が利益を得て国民がツケを支払う『巧妙なからくり』とは何か?(No1)

自民党政府が償還期限がきた国債の元本を毎年100兆円以上の『新たな国債』を発行して民間銀行に金利付き借金をして支払っていることを国民は知らない!

下記の本日付け(2020.12.21)東京新聞の記事『コロナ対策などで過去最大の106兆6097億円 2021年度予算案閣議決定』には『国の借金である国債の新規発行額は43兆5970億円』と書いてある。
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▲コロナ対策などで過去最大の106兆6097億円 2021年度予算案閣議決定

2020年12月21日 東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/75666

政府は21日、一般会計の総額が106兆6097億円となる2021年度予算案を閣議決定した。高齢化が進み社会保障費が膨らんだほか、新型コロナウイルスの感染症対策のための予備費を5兆円積んだことで9年連続で過去最大を更新した。一方、主要な財源である税収は企業業績の悪化予想から前年度当初に比べて減る。税収不足を補うため、国の借金である国債の新規発行額は43兆5970億円と前年度当初に比べて11年ぶりに増えた。

政府は年明けの通常国会に予算案を提出し、年度末までの成立を目指す。当初予算案が100兆円を超えるのは3年連続となる。

歳出の3分の1を占める社会保障費は前年度当初より1507億円増え35兆8421億円となった。高齢化で医療費が増えるなど9年連続で過去最大を更新した。防衛費も289億円増え5兆3422億円と7年連続で過去最大だ。

歳出が膨らんだ理由はこうした通常の経費以外に、政府が国会の承認を経ずに使い道を決められる予備費を5兆円計上したことも挙げられる。予備費の金額は例年は5000億円だが、新型コロナ対策を理由に10倍となった。

財源となる歳入では、税収が前年度当初より6兆0650億円(9.5%)減る見込みの57兆4480億円。法人税収入が3兆0680億円減るほか、昨年10月に税率が引き上げられたばかりの消費税でも1兆4350億円の減収となる見込みだ。(桐山純平)
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この記事の『国債の新規発行額43兆5970億円』は、特例国債(赤字国債)、財投債、建設国債、復興債の合計でしかなく、100兆円以上になる最大規模の『借換債』は入っていないのだ。

『借換債』とは、会計年度中に償還期限がくる国債の元本を支払うために新たに発行する国債のことである。

New!この『借換債』は、国民に公開されている【一般会計】の中ではなく国会で一切審査されずマスコミが一切報道しない【秘密会計】である【特別会計】の中に『国債整理基金』として『隠されている』のである。

『借換債』の規模が毎年100兆円以上になっていることは、下記の今年度(2020年度)予算の国債発行内訳を見ればすぐわかる!

▲今年度(2020年度)予算の国債発行内訳

ソース:財務省『最近10年間の国債発行額の推移(当初予算ベース)』

https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/hakkou03.pdf
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1.借換債):       107.9兆円

2.特例国債(赤字国債):  25.4兆円

3.財投債: 12.0兆円

4.建設国債: 7.1兆円

5.復興債: 0.9兆円
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計           153.3兆円

▲日本の『国の借金』が永遠に増え続け、自民党政府と民間銀行と大企業と日銀が利益を得て国民がすべてのツケを支払う『巧妙なからくり』とは何か?

それは、国民の知らないところで以下の『五つのからくり』が繰り返されていると言うことである。

①自民党政府は、税収不足を『赤字国債』を発行して賄い、金融機関向け融資財源を『財投債』を発行して賄い、ゼネコン向け融資財源を『建設国債』を発行して賄う。

②自民党政府は、償還期限がきた過去の国債の元本を新たな国債(借換債)を発行して賄う。その規模は2020年度予算で107.9兆円である。

③民間銀行は、自民党政府が発行した国債のすべてを引き受け年間9兆円の利子を受け取り政府に融資する。

④日本銀行は、民間銀行が引き受けた国債残高が高くなると国債を買い取る。日銀が保有する国債残高は今年5月時点で500兆円を超えている。

⑤国民は、永遠に増え続ける『国の借金』のツケを『増税』『保険料値上げ』『社会保障費削減』『医療・介護・福祉サービス低下』『低成長経済』などで支払う。

(No1おわり)

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情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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