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杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

「実体経済」と「投機経済」どちらに属しているかは「顔」に現れる!

2011年11月25日 11時44分55秒 | 政治・社会
(ヘッジファンド会社社長ギャルゴア氏)

今週月曜日(11月21日)午後10時に放送されたNHK「プロフェッショナ
ル」「不屈の課長情熱を力に・商社マン片野裕」を見られた方は多いと思われます。

主人公の片野裕氏は総合商社双日(旧日商岩井)のベテラン商社マンで世界中か
ら「レア―メタル」や「リチューム」などの希少鉱物を調達する部門 14名の部
下を率いる課長さんです。

片野裕氏は、尖閣諸島の漁船衝突事件以降中国からのレアアースが事実上入って
こなくなるという異常事態の中で、昨年9月に事件発生からわずか2か月で
オーストラリアの資源会社との交渉をまとめ、日本の需要の約3割をまかなえる
巨大開発プロジェクトを成功させた剛腕商社マンです。

私が一番感銘を受けたのは、彼の「剛腕さ」や「サクセスストーリー」ではな
く、彼が新入社員時代に最初に手掛けたインドネシアからの石材輸入ビジ ネス
で直面した現地の人々の余りの貧しさに衝撃を受けて悩み、「出社拒否」状態に
まで落ち込んだ彼の人間に対する「誠実さ」でした。

片野氏が悩みをある先輩商社マンに打ち明けた際先輩は彼にこう言ったのです。

「自分を騙してはいけない」「自分をだませばいつかは後悔することになる」

彼はこの言葉の意味をすぐには理解できませんでしたが、「商社マンの自分にで
きることは何か」と自問自答をくり返す中で一つの結論に達したので す。

「今までは日本での販売を優先してインドネシアのメーカーに低価格を強要して
きた。これからは日本で適正価格で販売し彼らの生活が成り立つような 価格を
支払う」

それから数年経って、裸足で学校にも行けず採掘現場で働いていた子供たちが今
は学校に行き自転車に乗っている、との知らせを聞いて「これこそが商 社マン
の自分が出来ること」と勇気と自信をもらったのです。

私は昨日(11月24日)のブログで記事【「ユーロ危機」は誰が止められるの
か?】を書きましたが、その中で前日に放送されたNHKスペシャル 「ユーロ
危機ーその時日本は」を見た感想を書きました。

番組の中で紹介された1億ドルの投機資金を使って「ユーロ危機」を仕掛け火事
場泥棒よろしく莫大な利益を上げているロンドンのヘッジファンド会社社長
ギャルゴア氏を「強欲で醜悪」と書きました。

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/75f7c7dc2893aacfa3bf955e923eacd3

【「ユーロ危機」は誰が止められるのか?

これこそが「実体経済」と「投機経済」の差なのです。

これこそが「実体経済」と「投機経済」に属している「人間の質」「人間の
格」の違いなのです。

一番わかりにくいのは、「実体経済」に属しながらその考えや行動が
「投機経済」人間そのものの人間が実に多いことです。

彼らの「言葉」に騙されるわけですが「顔」は正直ですから騙せないのです。

政治家、官僚、政治家、経営者、マスコミ、学者、評論家、TVコメンテーター
達の「顔」を見て、彼らが「実体経済」「投機経済」どちらに属している人間な
のかを正しく判断する必要があります。

大人はすでに手遅れかもしれませんが、せめて自分の子供や孫達にはこの違いを
教えていきたいものです。

最後に西郷隆盛と宮沢賢二の言葉を再び記します。

西郷隆盛

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬな り」

宮沢賢二

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」「農民芸術概
論綱要」序論

(終わり)

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