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「信用創造」のカラクリ

2010年11月09日 17時14分47秒 | 政治・社会
一昨日ビル・トッテン著「アングロサクソン資本主義の正体」(東洋経済新報社)をご紹介しましたがその中で一番重要なのことは「信用創造」のカラクリの理解です。

このカラクリがわからないと、ユダヤ金融資本が民間銀行と中央銀行を支配することで全世界を実質的に支配し搾取している現代社会の構造がわかりません。

このカラクリがわからないと、なぜバブルが発生しその後バブルが崩壊するのか、なぜ好景気の後に不景気となるのか、なぜインフレの後にデフレとなるのか、なぜ大恐慌が起こりその後戦争がはじまるのかが分からないのです。

日銀に実際に勤務した経験のあるドイツ人経済学者リチャード・ベルナール氏は民間銀行と日銀の「信用創造」のカラクリをわかり易く解説した本

を出版しましたがなぜか絶版になっていて古本が¥17000と高価になっています。

友人のヘンリー・オーツさんがこの本を見つけてくれて解説部分のコピーを送ってくれましたので以下に添付します。

一説では、リチャード・ベルナール氏は日銀がロスチャイルドに支配されていることを指摘したため日銀から追放され著書が絶版処分になったと言われています。

▼「信用創造」のカラクリ

ある人が法定準備金率1%の民間銀行に100万円を預金した場合、銀行は法定準備金1万円を日銀に預けて

残り99万円の100倍(法定準備金率1%)の9900万円を利子を取って他人に貸し付けることができるのです。

これが民間銀行の「信用創造」なのです。

民間銀行は自己資金ゼロから9900万円の「通帳マネー」を生み出し利子を取って貸し出すのですから全くの「詐欺行為」なのです。

ビル・トッテン氏は著書「アングロサクソン資本主義の正体」の中で「資本主義の根本的な欠陥」は「政府が民間銀行に

「信用創造」の権利を与えてしまった」ことと「政府から独立した中央銀行に貨幣の発行権を与えてしまった」ことだと断定しています。

したがってこの「資本主義の根本的欠陥」を解消する方策は、一つは政府が民間銀行に与えた「信用創造」の権利を剥奪して「金融経済」と「実体経済」のかい離を解消することであり、

第二は政府が中央銀行を国有化して通貨発行権を取り戻して政府自ら通貨を発行することなのです。

是非ビル・トッテン著「アングロサクソン資本主義の正体」(東洋経済新報社)をお読みいただきたいと思います。

(以上)




















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