杉並からの情報発信です

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昨日(3月11日)「日曜討論会」のUst映像と議事録です

2012年03月12日 13時21分50秒 | 政治・社会
「ネットメデイアと主権在民を考える会」は昨日(3月11日)午後2時-6時
に「日曜討論会」を開催しました。第一部では「会の活動の総括と今後の方向
性」を、第二部では「権力の暴走を誰が止められるのか?」をテーマに11名の参
加者で討論し、その模様をUstで中継しました。

以下にUst映像のURLをお知らせしますのでご覧下さい。

http://www.ustream.tv/recorded/21027878

3月11日【日曜討論会】

また金丸さんが作成してくれました「議事録」をお送りしますので是非お読みください。

● 議事録 (金丸氏作成)

2012年3月11日(日)日曜討論会 14:00-18:00

 @新宿ルノアール 参加者:11名(新規2名)

テーマ:第一部[①会の活動の総括と②今後の方向性]

テーマ:第二部[権力の暴走を誰が止められるのか?]
________________________

第一部:[①会の活動の総括と②今後の方向性]

▲「ネットメデイアと主権在民を考える会」1年間の活動の成果


(1)「日曜討論会」「若者討論会」:

「タブーなき全員参加の徹底討論」を1年間積み重ねてきた市民組織はおそらく
日本で初めであろう。「タブーなき全員参加の徹底討論」が「主権在 民」の基
本である事が確認できた。この積み重ねがあったからこそ3回の「小沢座談会」
は成功した。

(2)「日曜勉強会」「市民シンポジューム」:

その時一番旬なテーマを選び講師を呼んで勉強してきた1年間の積み重ねは「プ
ロ」を超えた高いレベルの情報力や分析力を「フツーの市民」にもたら した。

(3)ネットメデイアの活用:「オールドメデイア」から「ネットメデイア」へ

「日曜討論会」「若者討論会」「日曜勉強会」「市民シンポジューム」「小沢座
談会」を毎回Ustで中継し、今まで大手メデイアしか出来なかった数 千、数万、
数十万、数百万人へ情報発信が可能となった。

(4)社会の主役:「プロ」から「フツーの市民」へ

「特権・利権」のしがらみを持つ政治家、官僚、大手企業経営者、大手マスコ
ミ、学者、評論家などの「プロ」ではなく、「特権・利権」を持たない一 般の
「フツーの市民」が社会の主役であることを初めて具体的な行動で示したこと。
ただし現実の政治や経済を変革するところまでは至っていない。

(5)小沢一郎氏、植草一秀氏、三井環氏とのシンポジューム

3人は既存勢力の「特権・利権」を正面から批判した為に、既存勢力と国家権力
によって「政治謀略」を仕掛けられ、小沢氏は「刑事被告人」に、植草 氏は
「犯罪者」に仕立て上げられた。大手マスコミによるバッシングの前に「引きこ
もり」状の小沢氏を「小沢座談会」で、植草氏を「市民シンポ ジューム」で前
面に押し出した意味は大きい。

(6)政治家や専門化との対話を、ネット中継で行えた意義

今まで見識の無かった市民がネットの検索で出会い1年かけて会が発展した。
市民と政治家が笑顔を交えつつ真剣に自然体に対話するという姿は、新しい民主
主義の可能性を示唆出来たかのではないか。

▲ 今後の課題と展望

1.「国会議員VSフツーの市民・座談会」

2.「市民統一戦線」結成の中心的な役割を担うこと

3. 高校生や大学生中心の「青年討論会」

4.(普段の討論会のレベルを上げる。各自が発言を要約し短時間に意見を積み上
げ る訓練を)

5. 会としてデモに参加(良い点:有志と出会える。悪い点:単発のデモだけで
は政 治への影響力は少ないのでは)

6. 政治家との座談会時に参加希望する方にどう対応していくか(会宛にメール
を 貰って居たが気付けなかった)

7. 国会議員の客観的な評価サイトを作る。

第二部:[権力の暴走を誰が止められるのか?]

1. 具体的にどこが暴走しているのか?

(ア) 強い権力や既得権益を持つ全ての人・団体・会社

(イ) 具体的には:

① 野田内閣、国会議員、官僚、警察、検察、弁護士、裁判官

② 日本銀行、大手都市銀行

③ マスメディア、電通

④ 経団連、大企業、労働組合

⑤ 東京電力

⑥ 宗教団体、右翼・暴力団、

⑦ 地方首長、地方議員・地方官僚

⑧ 医者、医師会

2. なぜ権力が暴走したのか?

(ア) 新自由主義(=金儲け至上主義)の蔓延

① それにより、国民全体の価値感が変わってしまった

(イ) 小泉改革により、株価暴落→企業の株式を外資に取られ、価値観シフトが加速

① 旧来:会社は社員や地域のモノ。終身雇用制。

② 現在:会社は株主利益の為に動かないと存続できない。リストラ。

③ 外資が地場産業を潰して、市場を乗っ取る。

④ 以上は南米でも実験が行われた新自由主義者による日本の乗っ取り作戦。

3. 誰がどう止められるのか?

(ア) 地方議員と国会議員が本来の役割を果たす

(イ) それをきちんと監視する国民

(ウ) メディアに騙されずに真実を見極めようとする国民が増えること

(エ) その為には、有権者一人ひとりが自分の選挙区の議員と対話し、監視する
必要 が有る。有権者の不断の努力により権力の腐敗は防げる。

▲この会でも「国会議員の通信簿」を作り監視していく必要が有ると議論が進む

(ア) 現状:議員は選挙に勝つ為に無駄なお金も時間も費やす必要がある。選挙
の 為に借金をして当選しているのが実情(参加者:元国会議員秘書より)

(イ) それを改善する為にも、有権者が投票する際の目安になる「議員の通信
簿」 が必要。
(ウ) 地方議会レベルでは、実際に通信簿作成に動いている団体もある。

参考:http://gikaikaikaku.web.fc2.com/index.html (埼玉県川口市)

(エ) それを国会議員でも行う。

(オ) 実際に行うにはマンパワーが必要。今日の参加者で何人が動けるか?

→11人中3人:山崎、池田、金丸。この行動の少なさが日本を駄目にしてる。

(カ) HPに通信簿をアップしたとして、有権者が閲覧したくなる品質に仕上げ
る必要が有る。実際に行うにあたり、完成までの工程はどうするか?

(キ) プロジェクトチームを作りそこが実務を行い進めるのが良いのでは?

(ク) 通信簿の基準を策定し、その後有志を募る。各有志が自分の小選挙区の候
補者 にアンケートを渡し回収。それをHPにまとめていく。

(ケ) 通信簿の基準に関してもネットで公募・訂正案を貰っても良い。

(コ) まずは1選挙区だけでも有益な物を作れれば、それを雛形として300選
挙区 に波及する可能性がある。

▲通信簿の項目案とアンケート内容(意見の羅列のみで精査や取捨選択は出来
 ていない)


1. ネットメディアを活用しているか

2. 実際に市民との対話をどの程度行っているか

3. 選挙の為に冠婚葬祭などに依存していないか

4. 候補者の人格(重要だが、客観的な詳細策定には議論が必要)

5. 重要な政策課題に対して踏み込んだ発言をしているか

(ア) 玉虫色の発言は、選挙の為だけの政治家を生む

6. 議員立法を行っているか。実際に成立させているか。

7. 憲法を理解し尊重しているか。現状の制度で議員が果たすべき役割をどう理
  解しているか。

8. 議員報酬について減額の必要は有ると考えているか(国民平均にするべき)

9. 現在の日本の3大争点に対しての意見(消費税、原発、TPP)

10. その他政策

11. 2世議員かどうか

(終わり)

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