延岡というまちをアーカイブ化していくには。

延岡というまちについての記憶を考えていく。

国会で狩猟活動についてこういったやりとりがあった。

2014-12-27 06:23:47 | Weblog
山間部の野生生物の増加と狩猟活動の諸問題について、186回国会衆議院環境委員会での篠原孝・百瀬智之議員の質問とやり取りが面白い。

ここでオオカミ導入の問題に触れているのだが、篠原氏は農水官僚出身の論客で、スローフード等の概念を定着させた本人でもあり、現代的な日本の農業の在り方を理解している人物。口蹄疫の際問題の多かった2人の農水大臣に成り代わり処理を遂行させたという。そして受けて立つ側に畜産県代表の二世議員でもある江藤拓農水副大臣がいる。江藤氏の場合どちらかと言うとベタで旧タイプな族議員に近いイメージもあるが、確かにこの人、山間部によく来ていて、僕自身かなりの僻地で何度かみかけた。

この2人の国会での数々のバトルを読むと、お互い現場を理解していて内心では共感しているんだなというのがよくわかる。この衆議院環境委員会でもそんな感じがした。

このやり取りの中でオオカミ導入・現在の狩猟活動の問題がやり取りされているのだが、その中でジビエ普及と検疫の問題が話されている。すなわち保健所が認めた施設で解体しないと流通出来ないという事があるのだが、議事録の発言中に獲物の重量があって猟師は普通、山で内臓を取り除いてしまうという話が出てきた。ここまで国会で話される事は珍しいと思うが、解体そのものが猟師の活動において重要な位置付けを占めているという点も難しいのではないか。

世間一般に「山に感謝する心」的なイメージを周知化させる意味でも、猟師による獲物の解体は外すのは難しいなあと思った次第。
下記から186回国会の衆議院環境委員会で篠原孝議員の発言を検索してみてください。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_logout.cgi?SESSION=18253

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