「憲法学習会」講師へ質問多数・・・熱気あふれる学習会
3月17日、大和生涯学習センターにて、憲法会議の代表幹事 川村俊夫さんを講師にお招きして、約40名が、「今、憲法を学ぶ」集いを成功させました。
講師の主な話
○昨年8月、ワシントンポスト紙は、日本政治の動向は、・・・右傾化への変 化の重大な真っただ中にあり・・・・どの時期よりも対決色を強めている。 と報道
○安倍首相は憲法96条から変える。(現在4政党で発議の3分の2を超えている)
○昨年の自民党憲法草案Q&A(3万部作る、全国200か所で憲法集会)
・(国民主権をないがしろに)天皇を元首に、日の丸・君が代を国旗・国歌 に、違反者は罰金20万円。「戦争放棄」を「安全保障」へ、自衛隊を国防軍 に・・・機密保護、軍事法廷設置。
・支配者の横暴を縛る憲法から国民の権利を縛る憲法へ(国民に様々な義務を 負わせる)
・集団的自衛権の行使へ・・・(アメリカと一緒になり世界で武器をもって戦 争をやる)
○なぜ今改憲の動きか・・・財界が「構造改革」など進めるために、安定した 政治体制を求める。
またアメリカの軍事費の削減の肩代わり=日米軍事体制の深化を図るため
○改憲を許さず憲法が生きる社会を・・・昨年3月(読売)、4月(朝日)、12月 (毎日)の「9条を変える方が良いか、変えない方が良いか」の世論調査の結 果
読売 朝日 毎日
・改正した方が良い 39 30 36
・改正しない方が良い 52 55 52
・明治憲法へ先祖返り・・・生存権、労働権、平和主義の近代憲法の歴史を みない「時代遅れ」
・いまだに「おしつけ憲法」の立場・・・4つの力が働いた憲法だ・・・人民 主権(占領軍)、国民至高の総意(日本政府)、国民主権(憲法研究会・日本共 産党)、「日本国憲法は主権が国民に存することを明記すべき」(極東委員 会)
・九条の会には、首長の会もある。農協人の会もある。原発、消費税、 TPP、などの共同の広がり
・米国の法学者など世界の188か国の憲法分析・・・日本国憲法は、人権など の先取りをした世界一先進性を持っていると評価。
質疑討論(約1時間熱心に討論)
Q なぜ、最初に96条か
A 96条は単に改定の手続きの問題ではなく国民主権を(弱める)問題でもある。
Q ・改憲の宣伝、状況違う。危険だ。草案の現憲法との違いに驚いた。
・建国記念日や君が代など旧憲法に戻ったと思う。支配者は、あの戦争を日 本はちっとも悪くないと思っている。しかし、韓国、中国、台湾の人に は、(戦争の被害の)時効はないだろう。
・(国民は)雰囲気で変わる。時代の変化に追随する。若者を自衛隊へ(とい うが)、非武装であることに自信がないのでは。敵がいるからと。平和的 外交手段や、外国に対する支援の方法があるのでは?
A ・九条の会に敵愾心もっている。タウンミーティング全国200か所でやっ た。しかし、「戦争をしたい」というのは国民に支持されにくい。
・憲法前文では、暴力はダメで人間尊重など人類普遍の原理をうたっている が、草案は「我が国の歴史、伝統、文化、や天皇をいただく国家だと言っ ている。
・「非武装」については、1年だけ憲法の普及に努めた。1949年以降は(ア メリカが)戦争の準備を、と変わった。
Q ・明治憲法の改定は3分の2ではなかったか。母校の校歌に「タミグサワレ ラ」とあった。一国平和主義や環境権など現憲法に批判があるが。
・若い世代、なかなか反原発と言えない。(雰囲気がある)。今度の草案に 「徴兵制」はいれていない。
・あの戦争をドイツは反省したが、日本は戦犯が総理大臣にもなった。どこ が違うのか。
A ・明治憲法は、3分の2の発議です。しかし、天皇から臣民に下されたもので ある。
・世界の戦争は、第1次大戦で2000万人、第2次で5,000万人が犠牲となっ た。国際法では戦争は違法になった。その後アメリカが南米機構で、「集 団的自衛権」をつくり出した。
・青年に政治をタブー視させ、ダサい(とさせている。)「尖閣」を模擬戦 争にしている。しかし、徴兵制をやめるのが世界の流れだ。
・ドイツはヒトラーが自殺するなど戦争の支配層が一掃された。日本は違っ た。
今後もこうした学習会などを開催していきたいと思います
3月17日、大和生涯学習センターにて、憲法会議の代表幹事 川村俊夫さんを講師にお招きして、約40名が、「今、憲法を学ぶ」集いを成功させました。
講師の主な話
○昨年8月、ワシントンポスト紙は、日本政治の動向は、・・・右傾化への変 化の重大な真っただ中にあり・・・・どの時期よりも対決色を強めている。 と報道
○安倍首相は憲法96条から変える。(現在4政党で発議の3分の2を超えている)
○昨年の自民党憲法草案Q&A(3万部作る、全国200か所で憲法集会)
・(国民主権をないがしろに)天皇を元首に、日の丸・君が代を国旗・国歌 に、違反者は罰金20万円。「戦争放棄」を「安全保障」へ、自衛隊を国防軍 に・・・機密保護、軍事法廷設置。
・支配者の横暴を縛る憲法から国民の権利を縛る憲法へ(国民に様々な義務を 負わせる)
・集団的自衛権の行使へ・・・(アメリカと一緒になり世界で武器をもって戦 争をやる)
○なぜ今改憲の動きか・・・財界が「構造改革」など進めるために、安定した 政治体制を求める。
またアメリカの軍事費の削減の肩代わり=日米軍事体制の深化を図るため
○改憲を許さず憲法が生きる社会を・・・昨年3月(読売)、4月(朝日)、12月 (毎日)の「9条を変える方が良いか、変えない方が良いか」の世論調査の結 果
読売 朝日 毎日
・改正した方が良い 39 30 36
・改正しない方が良い 52 55 52
・明治憲法へ先祖返り・・・生存権、労働権、平和主義の近代憲法の歴史を みない「時代遅れ」
・いまだに「おしつけ憲法」の立場・・・4つの力が働いた憲法だ・・・人民 主権(占領軍)、国民至高の総意(日本政府)、国民主権(憲法研究会・日本共 産党)、「日本国憲法は主権が国民に存することを明記すべき」(極東委員 会)
・九条の会には、首長の会もある。農協人の会もある。原発、消費税、 TPP、などの共同の広がり
・米国の法学者など世界の188か国の憲法分析・・・日本国憲法は、人権など の先取りをした世界一先進性を持っていると評価。
質疑討論(約1時間熱心に討論)
Q なぜ、最初に96条か
A 96条は単に改定の手続きの問題ではなく国民主権を(弱める)問題でもある。
Q ・改憲の宣伝、状況違う。危険だ。草案の現憲法との違いに驚いた。
・建国記念日や君が代など旧憲法に戻ったと思う。支配者は、あの戦争を日 本はちっとも悪くないと思っている。しかし、韓国、中国、台湾の人に は、(戦争の被害の)時効はないだろう。
・(国民は)雰囲気で変わる。時代の変化に追随する。若者を自衛隊へ(とい うが)、非武装であることに自信がないのでは。敵がいるからと。平和的 外交手段や、外国に対する支援の方法があるのでは?
A ・九条の会に敵愾心もっている。タウンミーティング全国200か所でやっ た。しかし、「戦争をしたい」というのは国民に支持されにくい。
・憲法前文では、暴力はダメで人間尊重など人類普遍の原理をうたっている が、草案は「我が国の歴史、伝統、文化、や天皇をいただく国家だと言っ ている。
・「非武装」については、1年だけ憲法の普及に努めた。1949年以降は(ア メリカが)戦争の準備を、と変わった。
Q ・明治憲法の改定は3分の2ではなかったか。母校の校歌に「タミグサワレ ラ」とあった。一国平和主義や環境権など現憲法に批判があるが。
・若い世代、なかなか反原発と言えない。(雰囲気がある)。今度の草案に 「徴兵制」はいれていない。
・あの戦争をドイツは反省したが、日本は戦犯が総理大臣にもなった。どこ が違うのか。
A ・明治憲法は、3分の2の発議です。しかし、天皇から臣民に下されたもので ある。
・世界の戦争は、第1次大戦で2000万人、第2次で5,000万人が犠牲となっ た。国際法では戦争は違法になった。その後アメリカが南米機構で、「集 団的自衛権」をつくり出した。
・青年に政治をタブー視させ、ダサい(とさせている。)「尖閣」を模擬戦 争にしている。しかし、徴兵制をやめるのが世界の流れだ。
・ドイツはヒトラーが自殺するなど戦争の支配層が一掃された。日本は違っ た。
今後もこうした学習会などを開催していきたいと思います