なんとなく心の宝物。
眼をつぶれば、雪が、ばそりが、石炭の火が、市電が、雪山が。。。。。。
63年前に北国の札幌に生命が誕生。
戦後、まもなくです。
満州からの引揚者として両親は生まれ故郷の札幌に帰国。
食べるため、色々な仕事に挑戦。
最後にはおかずや。
自分の家でさまざまなおかずを作りリアカーを引き売りさばき、
やがて、幅2メーターの狭い道の両側に小さな店が並び立つ市場の中に
自分の城を構えた。
記憶に残るのは、長屋形式に両サイド10軒に囲まれたお店兼住まいの
屋根裏で過ごしたのを覚えてる。
5歳の子供の頭が屋根裏では窮屈に感じられ、裸電球が暗闇の中に
ぶら下がっていた。
当然、風呂はなく、トイレは長屋の両端に共同で使用していた。
楽しみは、友達といったお風呂やである。
大きな浴槽に身をかがめ、手足を一杯伸ばし、ばたばたさせた。
そして、風呂上り、冬であれば、頭の毛がアットいうまに凍って硬くなる。
何もかも、白黒の世界である。
すべては友達、大人から世の中のすべてを教わった。
誰もが平等。他人と比較などは考えられなかった。
少しのものでも近所の人と分け合って過ごした。
そこで住んでる子供達はみんなのこどもであった。
遊び、走り、動くすべて回り近所の大人が色々な場所で声をかけてくれた。
子供心にも、家に帰ると、怖い父が「お前今日どこどこで遊んでいただろう、
すべて知っているぞ」とぶっきらぼうに言っていたのを覚えてる。
悪いことは出来ないぞと脅されてる気持ちであった。
眼をつぶれば、雪が、ばそりが、石炭の火が、市電が、雪山が。。。。。。
63年前に北国の札幌に生命が誕生。
戦後、まもなくです。
満州からの引揚者として両親は生まれ故郷の札幌に帰国。
食べるため、色々な仕事に挑戦。
最後にはおかずや。
自分の家でさまざまなおかずを作りリアカーを引き売りさばき、
やがて、幅2メーターの狭い道の両側に小さな店が並び立つ市場の中に
自分の城を構えた。
記憶に残るのは、長屋形式に両サイド10軒に囲まれたお店兼住まいの
屋根裏で過ごしたのを覚えてる。
5歳の子供の頭が屋根裏では窮屈に感じられ、裸電球が暗闇の中に
ぶら下がっていた。
当然、風呂はなく、トイレは長屋の両端に共同で使用していた。
楽しみは、友達といったお風呂やである。
大きな浴槽に身をかがめ、手足を一杯伸ばし、ばたばたさせた。
そして、風呂上り、冬であれば、頭の毛がアットいうまに凍って硬くなる。
何もかも、白黒の世界である。
すべては友達、大人から世の中のすべてを教わった。
誰もが平等。他人と比較などは考えられなかった。
少しのものでも近所の人と分け合って過ごした。
そこで住んでる子供達はみんなのこどもであった。
遊び、走り、動くすべて回り近所の大人が色々な場所で声をかけてくれた。
子供心にも、家に帰ると、怖い父が「お前今日どこどこで遊んでいただろう、
すべて知っているぞ」とぶっきらぼうに言っていたのを覚えてる。
悪いことは出来ないぞと脅されてる気持ちであった。