山口建設

社長の独り言

大工が現場から道具を引き上げる

2009年11月23日 05時32分39秒 | 日記
「棟梁、気持ちは良くわかる。普通はこのような仕事は引き受けない。
しかし、先生とは前の仕事で縁があったではないのか。その先生が、困り果てての電話。何とか助けることができないか。」
そんなやり取りが何度かありました。
「一度、現場を見てから判断しよう」
最後は押し切るように現場確認を約束させました。
丁度、次の現場も弊社です。何とか、職人をやりくりさせることで乗り切り考えです。
それから、3日後、棟梁と先生の3人で現場の御自宅を訪問いたしました。
棟梁が実際に現場を見て、前の大工の腕を確認するためです。
2階に上がり、床、収納の造作などの仕上げを見ながら、
「なかなかの腕前だ。腕が悪ければ、出番があるんだ。言葉のやり取りのクレームは厄介だ。」
現場を見た以上は一歩前進です。
お客様の困った顔を見たい以上引き下がることは難しい様子になりました。
「条件がある。先生が毎日現場に顔を出し、チェツクして欲しい。」
床、床暖房、電気、クロス、玄関ドアフイルム、塗装、建具工事を1週間で完工しなければなりません。
職人の手配、材料等短期間での完工は大変です。
その仕事が昨日から始まりました。
そして、これから現場に向かいます。
お客様に喜んでいただく気持ちを夢に見て、今週の日曜日まで仕事は続きます。

新築の現場ではすべては新規に仕事が始まります。
しかし、リフォームでは既存の建物との調和、価格、そしてお客様との会話があります。よく、新築ばかり施工している職人はリフォームは難しいとの話があります。
それも一部事実です。
いずれにしても、最終的には仕事はお客様の満足をいただけるための挑戦です。
そのような機会を与えてくれましたお客様には感謝の気持ちで一杯です。、


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