ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

昨日のことーキャンプハンセンなどに行った。(20230923)

2023年09月23日 | 沖縄暮らし

 昨日は、キャンプ・ハンセンと嘉手納基地のご案内にでかけました。2ヶ月以上前に電話予約を頂きました。当時は寝込んでいた真っ最中でした。内心生きていたら、やるからねだったのですが、2ヶ月先なら可能だろうと思い、お引き受けしました。

 運良くなんとか快方に向かい、これで下見に行けると思っていたら、9月10日に自分の不注意から足を痛めてしまい、3日間アウト。自重しました。下見に行く十分な時間がなくなり、今週18~20日だけの下見だけで、なんとかこぎ着けました。無事にやり終えてほっとしています。また知らないことが、分からないことが多いことに、改めて気づかされました。

 キャンプ・ハンセンは、米軍の沖縄占領から建設されました(1945年から)。キャンプシュワブの西側に広がり、4978,5ヘクタールもあるのです。普天間基地の10倍以上の広い土地です。名護市・恩納村・金武町・宜野座村にまたがる演習場です。山だし、広すぎて一望にできる場所はない。今回は恩納岳(360m)と喜瀬武原、金武インターを軸に回ってみました。私は一部分しか知らないエリアですから、どこから手を着けていいのか迷いました。ここは沖縄高速を建設するのに、米軍から578000平方メートルの土地返還(1975年)を受け、着工しています。

 私がハンセンに着目したのは、辺野古新基地建設の工事から出た残土置き場として使われていることを確かめてからです。それがいつのまにか新たな橋が架かり、新ゲートができた。何だと思っていたら、要するに米軍再編の中の一環工事です。「基地の縮小」はそもそもペテン。

 まぁ、キャンプ・ハンセンは海兵隊等の実弾射撃演習場であり、ここを探ることは、今後の米軍・自衛隊の軍事展開を探ることに繋がります。一方、基地再編計画による再配置や、住民への圧力の強まりなどがないかなど、要調査事項ばかりです。

 米国海兵隊のグアム再編は、それで米国海兵隊がぬけたところに自衛隊が入るに決まっており、15旅団の15師団化もこうした物理的な再配置抜きにありえません。ごじゃごじゃしていますが、分からないと嘆いていては、お話になりません。

 依頼者のご要望にどこまで応えられたのか、私にはなんとも言えませんが、嘉手納もキャンプ・ハンセンもこういうとこかと、納得いただけたら、初めの一歩になるでしょう。

 これは余談ではありますが、レンタカーで動くと早いですね。早すぎて、私の頭が追いつかない。私の反戦・非戦・不戦・という基調の中に固めていくことが間に合いませんでした。早く回れたので、嘉手納未来館(2022年9月開館)や嘉手納町立図書館(嘉手納ロータリープラザ2階)にも寄って、依頼者は資料を探しておりました。私は嘉手納道の駅の資料室(23年春展示替え)、嘉手納未来館、嘉手納図書館に初めて行きました。前2者はご案内に組み込む価値のあるところでした。

 こうした施設は作り手と、利用者の思考力によって、もっともっと価値のある物に変えていけるでしょう。歩くばかりが能ではないと思った一日と成りました。

 



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