沖縄暮らし8年目に入ったので、「沖縄暮らし」というカテゴリーを新設。いいこと悪いことなどを綴りたい。
本日(2021年10月19日)の琉球新報に「辺野古上空でFA-18轟音ー岩国基地所属の3機」と。既報の通り(20211015)戦闘機が島の上空で互いに向かい合い、ドッグファイトしている(模擬空中戦訓練)していることが、怖いことなのだ。まさに上下左右に飛び交う訓練を何故陸地(明らかに陸上を含む)近くでやるのだろう。
彼らの訓練空域は沖縄島のはるか沖合に多くの訓練空域が広がっている。それだってへたをすれば、海上を航行している船に打撃を与えうるものだ。まして地上を含む場所でやるな!ということだ。先日も書いたことだが、戦闘機は800km/hで飛べば、分速13.333km/m(分)なのだ。1分間に13km余り飛ぶということは、名護市周辺であれば、西海岸から東海岸までであり、簡単に陸を突き抜けて海に出る。午前中に私は西海岸の自宅で轟音を聞いていた。午後、辺野古だ。東方向に見えた。円形に周囲を飛び回っていたのだろう。
こんな飛行は、飛行場への離着陸とは全く違うことだ。離着陸ですら、敢えて危険な飛び方をしていることが珍しくないのだ。全く許しがたい。まして高空であれ、危険な飛行は、やめるべし。やめさせるべし。事故が起きてから、「ミスでした」などと言われても、取り返しがつかないのだ。
今回は外来機だ。嘉手納にも普天間にもいない機種。FA-18ホーネットだ。FAとはファイティング・アタッカーのことだ。戦闘攻撃機。空中戦もやるが、対艦、対地攻撃もやる。岩国の機体が沖縄まで来て、何をしているかが問題なのだ。
基地とは・「軍事的プレゼンス」とは、常に戦争に備えているぞということなのだ。私たちが演習をみていれば、この構え方の一端が分かる。こうした情報を集積し、分析しておくことを、私は極めて重要だと考えている。飛行場周辺でみているだけでは、氷山の一角しか見えないのだ。
今回はたまたま、辺野古に行った際に、轟音を聞きつけた。ならば、高くて視界が広い辺野古大橋から撮るのが最適だと判断したのが、図星だった。高空を飛び跳ねていると、太陽光線を浴びて、なかなか見えないものだ。それが何回か見えた。撮った。だから飛び交う3機だと判断できた。
低空で飛べば、もっとはっきりとした写真がとれるのだが、冗談じゃない! 米国べったりのこの国の政治を変えなければ、何が起きるか分からない。沖縄のマスコミならば、このへんまで突っ込んで考えて取材していただきたい。「新聞週間」にちなんで言えば、「転ばぬ先の杖」になっていただきたい。私は微力だが、「転ばぬ先の杖」でありたいと願っている。