ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】予定変更して、考えたいこと(20240610)

2024年06月10日 | 戦争ではなく、平和を求める

おはようございます。本日は2024年6月10日(月)曇

 昨日の沖縄県議選の追いかけは、沖縄市区の幸喜愛(かなし)さんだけと相成りました。事前に彼らの行動を把握しておかないと出会えない。途中の悪天候もあり、私はすっかりめげました。その報告を25時まで掛って、私のブログにあげました。

 予定では、今後うるま市区、那覇・離島区、宜野湾市区に行くつもりでしたが、もう時間がない。それよりも誰も主張していない大きな問題点を私なりに実地に検証しようと思います。①那覇飛行場・那覇基地の存在の危険性について。➁「普天間基地は返還される」という大嘘について。

 この2本は極めて重大な論点であるにもかかわらず、殆ど誰も指摘していない。隠されています。

①沖縄の他県、他国からの玄関口は、殆どがここ那覇飛行場です。もしもここが機能しなくなったら、沖縄の人の出入り・ブツの移出入は止ってしまいます。あとは船で鹿児島や大分から等になります。石垣島や宮古島は県外便が飛んでいますが、沖縄島よりも西にあり、防衛省は「島嶼奪還作戦」を準備しています。国は、いざとなる前に、住民や観光客を疎開させると言っています。要するに沖縄島も八重山や宮古群島も見えない軍事作戦で繋げられ、縛られているのです。

 だから私は、この那覇飛行場と那覇基地のあるエリアを極めて危険だと言ってきました。それは軍民共用空港だから危険性が高いというレベルを超えています。

➁普天間基地の問題は複雑です。もともと辺野古への移設論は、普天間基地機能の全てを辺野古等の他所に移転させるのが条件となっています。この問題は実は極めて大きな問題です。しかし普天間基地の性格を把握していないと何のことだか理解できません。普天間基地は海兵隊の飛行場であると同時に、嘉手納基地の補完機能をもっているのです。この意味で、そもそも辺野古新基地で、普天間基地の代替は不可。大型機の離着陸ができないからです。そのうえ、軟弱地盤が露わになっており、ますます普天間基地の返還は不可能になっています。

 こうした中で、日本政府は「辺野古が唯一」と言いながら、陸上自衛隊15旅団を15師団に拡大し、危険性(軍事的な機能を強化し)を増大させるというのです。その板挟みに挟撃されているのが、沖縄島の私も含む住民達です。トリックの上にトリックが掛けられており、軍事力強化がどんどん進められています。

 米日同盟が進めていることは、遺憾ながら、私達の安全を高めることではありません。米国の「国益」(利権)を維持増強させるための軍事力強化であり、沖縄を弾よけや、攻撃拠点にするものです。日本国政府は、知的能力に欠ける(あるいは嘘・偽り能力が高い)ようで、日本の領土・領海から攻撃すれば、或いは日本の領海外から攻撃すれば、反撃されることを百も二百も承知していながら、やっている。嘘とごまかしの政治です。彼らはいざとなれば米国に逃亡するつもりでしょう。それとも宇宙空間への大脱走でしょうか。

 馬鹿げた映画のようなトリックが仕掛けられており、私はこうした嘘偽りを県政の場に持ちだし、沖縄の未来を沖縄が決めるトーンを強めていくべきだと思います。

 私が手がけている8月の写真展(「『基地の島』 琉球諸島・沖縄島のリアルとこの国の深層」)もここに照準を合わせているのです。裏金問題の闇の深さは、この国を軍事で固めていく方向と重なっています。軍事産業と米国との結託の強化です。このための裏金であり、政界と財界の繋がりの強化であり、改憲を実現するめの裏金づくりとも指摘されています。恐るべき話しですが、私達は、「命どぅ宝」だと知った沖縄の教訓を活かして進むことを基本に据えましょう。「軍事力で平和は作れない」ことを立証していきましょう。

 ということで、沖縄県政を巡る県議選のこの時間にこそ、こうした問題を私なりに考えていきます。あぁ、すっきりした!



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