2021年2月18日(木)魂魄の塔から海沿いに南西に歩く。
晴れ間が出てると俄然明るい。ピントは手前の木の葉に合わせている。その心は76年前の6月を想うから。その頃のここがどんなだったのか、考えて欲しい。敵に追われ、「味方」に背後から撃たれる。血染めの海だった。12:39
今こうして広々とした海を眺めることができる。12:39
左側(海側)からトラックが上がってきた。この先(左)に鉱山があるのだろう。12:47
一寸詮索したが、入るのは気が引けた。トラック一台が入る幅しかなく、危険だ。立ち入り禁止とは出ていないが。
では、と海に下りた。岩礁地帯。この先は荒﨑。この一帯でも多くの方々が亡くなっている。その右上が白っぽい。あそこだ。土砂採掘現場。ここから500m余りだろう。12:51
あっぷで撮るとこうだ。12:53
ここは近づけないので、こんなものだ。ここも戦跡国定公園だが、届け出だしているのか疑わしい。明らかに景観を壊している。無粋。言うまでもないが、元々は手前のような海岸林があった場所を木々を引き剥がし掘って、粉砕し小石にしているのだ。
平和創造の森公園の高いところに上がって先ほどの地点を撮影。南西方向。13:02
ついでに書いておくが、この「平和創造の森公園」の創設は1993年の天皇中心の全国植樹祭。アキヒトの時代だ。海岸林を破壊して造った公園での植樹祭。ずれてんだよね。
公園内を抜け、車道に出て、上里方面に左折。標高40m。ここまで来れば見えるはず。
バッチリです。真北から南を見る。13:32
この道を下ると荒﨑に出る。13:35
私はここから左折。環境美化センターの下を行く。草原地帯というか牧草地みたいなので、突っ込めない。近づける道はないか。
あっぷで撮るとこう。半径50mほどあるんじゃないか。13:41
農道があった。それを南に。海を阻む土砂の山。13:49
現場に出た。13:50
因に魂魄の塔からここまでの直線距離は約1000m。
左を見れば、平和祈念堂が見える。13:51
手前に拡がる現場。重機が唸っている。海岸の森や草地が全部潰されたんだからね。13:54
しかし開発とは常にこういう破壊を伴うものだ。基地建設だけではないのだ。
さて撤収するか。南側の採掘現場。14:01
北側の環境美化センター(清掃工場)。14:01
ここを正面(北)に行くと突き当たる。そこを右折(東)。
道の右下にデカイ坑。先ほどの所に繋がっているのか。驚いた。
◎あちこちにあったガマ。こうした岩がガマを成していた。そこに身を潜めていたり、追い出された人人。「自決」だけを強いられた。白旗を揚げることは禁じられていたのだ。こうした遺骨混じりの土砂を新基地建設の埋立土砂に使うというこの国の政府。どこまで人間を愚弄し沖縄を愚弄するのだろうか。赦せない。