ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】久しぶりの読谷村で(20230819-➁)

2023年08月20日 | 沖縄島中南部

2023年8月19日 ➁ 読谷村

 実は本日のメインターゲットはこちら。「『艦砲ぬ』歌碑10周年で公演」(2023年8月17日沖縄タイムス)の記事をみた。2013年に建立された「艦砲ぬ喰えー残さー」歌碑10周年を記念して、「きらめくゆーばんた夕焼けコンサート」を開くという。どんなだろうと思った次第。

 私たちは「艦砲の食い残し」だという故比嘉恒敏さんが作詞作曲した楽曲をメインにした楚辺区のコンサート。ここはあの1945年4月の連合軍50万が押し寄せた海岸だ。

だだっ広いところを私は南下。旧日本軍滑走路、占領軍・米軍の滑走路・演習場にされていた場所だ。

そこに、幾つかの碑があることに私は気がついた。

「軍事演習抗議・返還へ」1976年~95年の軌跡が記されている。16:50

住民が、基地被害に抗して、米軍に、沖縄防衛局に返還を迫る闘いが継続されたのだ。

しかし、今日の私は時間がない。17時30分開会のはずだ。かといって、全部パスともいかず、撮り始めた。

「返還の碑」1943年接収。2006年返還。16:51

16:52 左が旧日本軍の「北飛行場」の図。右が米軍の占領・拡張地。

「返還の道のり」1943年から2006年12月。16:53

「度重なる基地被害」16:54

「読谷村の中心地造り」16:56

ここの闘いは、返還を迫りながら、村役場、野球場、運動場、文化施設を基地の一角に建てていったのだ。

今度、それぞれの現場を見ながら、如何に勝ち取ったのかを再確認したいものだ。

なお、山内徳信著「憲法を実践する村」(明石書店2001年刊)などが参考になる。あれから20年余りの歳月が経っているのだ。

しかし、忘しんなよー!

今夕のコンサートは17時30分からだが、ここから30分ではたどり着けない。

会場はトリイ通信施設(陸軍基地)の北西側のハズ。焦るから間違えて、トリイ通信施設のフェンス沿いに出てしまった。

奥に怪しいレーダーが4基ある。白いドーム。さらに3基が左側にあるはず。奥は北谷方面。17:40 フェンスを離れて、県道へ。

おう、あった。コンサート会場はあっちだって。南西へ向かう。

着いた! さほど遅れていなかった。

宇田川青少年育成会の旗。鳥取県米子の子どもたちの傘踊り。18:03

以下、頂いたチラシから。

「ゆーばんたは、楚辺人(すびんちゅ)にとってかけがえのない特別な思い出の場所です。(中略)近年になると、ゆーばんたの浜では、鳥取宇田川から贈られた鯉のぼりが泳ぎ、2000年には海上にステージを設営し楚辺人総出で手作りコンサートを盛り上げました。(中略)2020年4月楚辺人待望のゆーばんた公園が落成。落成後初のゆーばんたコンサートがここに開催されます。

 一方、2013年6月23日慰霊の日に艦砲ぬ喰ぇー残さー歌碑が、ゆーばんたのほど近くに建立されました。同曲は、楚辺の屋号上門(ヤマイージョー)の比嘉恒敏(こうびん)さんにより作詞・作曲され、恒敏さんの4人の娘たち「でいご娘」が歌い継いできました。心地よい沖縄民謡の調べにのせて、恒敏さんの体験や思い、沖縄戦と戦後沖縄の悲哀が歌い込まれ、多くの人々の心を打ちました。(中略)今年は歌碑建立10周年であるとともに、恒敏さん没後50年でもあります。

この節目の折りに、あらためて「艦砲ぬ喰え-残さー」に込められた思いと平和の尊さを確認しつつ、思い出の地ゆーばんたで素晴らしい音楽を共に皆さんで楽しみましょう」とある。

 タイムテーブルを見ると、20時40分がでいご娘でフィナーレだ。とても最後まではいられない。

 バスの最終便を確認してこなかった私が悪いのだ。これもリハビリだと言うことで、本日はコンサートの現地にきただけで良しとしよう。

 その代わり、「ミサイルぬ喰えー残さー」にならないために、どうしていくのか、これを考えていかなくてはならない。歴史を歩み直すことは、過去・現在・未来の危機と可能性を徹底的に洗い直さなければなるまい。

いよいよ残照タイムになってきた。18:31

ゆーばんた公園の左側奥に行くとありました。18:46

歌碑。18:49 

残照を撮りました(別にあげます)。

バスの時間が分からないので、ここいらで私は失礼しました。

トリイ通信施設メインゲート。19:13

赤い門柱が鳥居ですが、宗教ものみこむインベーダーの力は、凄い。のみこんでも、破壊しても侵略者。

軍神は人々の個性・多様性を奪っていく。国家VS個性なのです。国家に立ち向かう個が求められている。

ここから国道58号へ。伊良皆のバス停まで一人歩く。かなり暗い、ガタガタ道。19時50分バス停着。最終は21時頃まであるようだ。時速5kmで歩いた。あちこち身体が痛む。21時帰宅。お疲れ様でした。

 



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