ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

津堅島沖(中城湾)に大きなブツを下ろした米軍(20220425)

2022年04月28日 | 米軍/自衛隊

 2022年4月25日-27日米軍は津堅島沖(中城湾)でパラシュート降下訓練をやるとしていた。私も3日連続で通った。

 この場所は津堅島西方であり、外洋からの航路はこの津堅島南と久高島を抜けてくるしかない、丁度通り道に当たるのだ。中城湾への出入り口に当たる場所で米軍はパラシュート降下訓練を行うのだ。地元うるま市議会は今回も抗議決議をあげていた。

2022年4月25日(月)晴れ

①ホワイトビーチ、左側海軍岸壁にDD113「さざなみ」だ。基準排水量4650トン。海上自衛隊第4護衛隊群(広島県呉港)第4護衛隊傘下の護衛艦=駆逐艦だ。右側はここ沖縄基地隊所属のMSC(掃海艇)691「ししじま」だ。10:54

②右側の陸軍岸壁に米国海軍の音響測定艦が揃っている。左がTーAGOSー22「ロイヤル」だ。右がT-AGOSー23「インペッカブル」だ。数百メートルものソナーを海中に垂らして、潜水艦の音紋を探る。ホワイトビーチに時々来ては休養し、東シナ海や南シナ海での中国潜水艦の追っかけが主たる任務であろう。

手前は陸軍の揚陸艇LCUー2022「ハーパーズフェリー」だ。10:55

③両岸壁の間のやや右沖に停泊しているキャロリン・シュウスト。本国からグアム経由で18日からきていたようだ。付近にいる小型艇2隻はこの船の搭載艇だ。10:57

④海軍岸壁に停泊している691「ししじま」にボートが接舷している。10:57

⑤先頭は海兵隊の救難艇と海兵隊のゴムボート4艇が出港していく。11:05

何しに行くのか、要注目。

⑥自衛隊岸壁に泊るキャロリン・シュウストの小型艇2隻。11:27

⑦先ほどの2艇がキャロリン・シュウストに戻るようだ。11:31

パラシュート降下訓練は11時から14時の予定と公表されているが、動きはどうか。

12時の鐘(うるま市のか、地元公民館のか未確認)が鳴って。

おっと。

⑧C-130が見えたと思ったら、パラシュート5個。下が2個のパラシュートに吊されたブツ? 上は小型のパラシュートのようだが、小ブツ? 上二つは人が下りてくる。12:11

⑨12:12 ブツ二つが下りていく。海に落す以上、浮くものだろう。小型ボートの類いか。

⑩KC-130のようだ。12:12

上空を旋回してから、降下が多いが、今回は南から飛んできて一発目だった。

⑪12:12 大型のブツと小型のブツ。着水。浮いてます。

⑫兵隊も下りていく。12:13

ブツを先に下ろすのは身の安全のため、何よりも上から人がブツの着水を誘導しているのだろう。風まかせではあらぬ方に落ちかねない。

⑬12:56 キャロリン・シュウストと小型艇。彼等は何をしているのか? 

⑭タグボートがロイヤルを引き出す。この程度の艦艇の出港でもタグを使うのか。12:56

⑮2回目だ。13:03 やはり前回と同じパターンだ。

⑯下が大型ブツ。小型ブツ。兵隊2名。13:03

⑰13:03 

⑱下に海兵隊の救難艇。奥は久高島。13:03

⑲13:21 今度はインペッカブルが出るようだ。タグボートがとりついた。

⑳3回目。今度は4人が下りた。13:35

㉑13:41 インペッカブル出て行く。それにしても降下と出港がアバウト重なるのは何故? よく言えばダブらないようにだが、何らかの意図があるのではないか?

㉒4回目。4名。13:50

㉓13:52 救難艇が待機しているところに下りる。

㉔無事・着水。13:52

㉕13:52 続けて着水。レンズ越しでは光ってしまい、着水の瞬間を見えていない。勘です。

㉖13:53 インペッカブル自力で動き出す。13:53 

どこで何をやるのかな。注目すべきだ。

㉗キャロリン・シュウストの小型艇が戻ってきた。14:01

㉘14:11 2隻とも引き返す。何しに往復しているのか。

㉙14:12 海兵隊の救難艇とゴムボート4艇が戻ってくる。降下訓練終了だ。

㉚14:15 海兵隊救難艇。赤に、赤の吹き流し。降着地点を示していたのだろう。疑問は残るが降下部隊と、救難艇、そしてキャロリン・シュウストの関係に私は注目していく。

 それにしても米軍の都合が第一に展開されている。中城湾のど真ん中にホワイトビーチが居座り、そこに演習海域が広がっていることじたいが、沖縄の実像を示しているのだ。

 



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