2025年3月20日(木)曇
ここのところ石破首相(総裁)の商品券10万円問題が騒がしい。内輪以外の誰が見ても10万円を会合参加者に配ることは異様だろう。金銭感覚も異様だ。
現金ならば、1万円札×10枚=10万円だが、財布に入れたら、誰からいただいた分か分からなくなる。商品券だからこそ、あのとき石破氏からいただいただなどと分かり、使う度に、同じ10万円相当でも使う側はそのことをインプットしていく。配る側には、10万円プラスの効果があると言うべきだろう。
どうもこうした「手土産文化」が自民党のお家芸だったようだ。同じようなことも度々あるのではないか。
以下は私の妄想だが、沖縄の自民党議員(首長等も)が官房長官に会い(要請)に行く、首相や外相、防衛省に会い(要請)に行く際なども、こうした手土産が配られてきたのではないか? そうだとすれば、沖縄の自民党議員が国に忠誠を誓うのは、より当然なのかもしれない。
そしてこうした原資がポケットマネーではなく、官房機密費だとすれば、1件当たり10万円でも,総じて莫大な権力益を与えていることになるかもしれない。
野党各党は、まずは首相の手土産文化から追及しながら、様々な政治の場面における「手土産文化」を批判しぬいたら、この国のあり方がよりくっきりと見えてくるだろう。
この「手土産文化」の根を私は深いと見た。
金の力は偉大なり。