「北東北日帰り温泉」本は、私の温泉巡りのバイブルともいえる大活躍の温泉本
です。
同様の南東北温泉本は、出版されていませんが、宮城のタウン誌出版会社が宮
城県を中心とした特典付き温泉本を発行しています。
それが「みやぎ日帰り温泉」です。
宮城を中心として山形・福島・岩手・秋田の一部温泉を加え184か所が網羅され
ています。
無料特典は、ごくごく僅かではありますが、割引等の特典が満載です。
もちろん情報収集に役立ちます。
例えばこんな素晴らしい温泉に無料入浴できます。
通常500円の相模屋旅館さんのお風呂が無料です。
鄙びた内湯もダイナミックな露天ぶろまで楽しめます。
こちらの藤島旅館さんは、通常200円の入浴料から50円引きです。
わずかな割引のところもあれば無料まで様々ですが、きっとお役にたつはずです。
●「みやぎ日帰り温泉」 (株式会社プレスアート)
●電話 022-266-0911
●定価 980円

蔵王町にある「ルピナス」に行ってみたが、鉱泉の工事とかで土日のみの営業
になっていてガックリ・・・
そこですぐ近くの「黄金川温泉」に変更。
黄金川温泉は、蔵王町老人憩いの家白鳥荘のお風呂が一般に開放されていま
す。
東北自動車道の工事中に湧いて出た温泉だそうで町民は200円、町外の人で
も350円で利用できます。

うっかり外観の写真を撮り忘れました。
こちらの温泉は、町民に親しまれいつも賑やかだそうです。

洗面コーナーにはドライヤーの設置もありました。
脱衣所には、人が多くて撮影できませんでしたが、コイン不要のロッカーが備え
られています。

浴室内も多くの人で賑わっています。この写真1枚がやっとです。
茶褐色の湯で掛け流しになっています。舐めるとかなりの塩味です。
とても温まる湯で上がってからもポカポカと温かかったです。
カランもシャワー付きで設備は整っています。

お風呂に入りに来る人達は、みんな顔見知りのようです。風呂上りの待合室は
水戸黄門に夢中です・・・


受付の脇に名物の温泉たまごが売られていました。
こちらで毎日作っているとの事なので1パック購入しました。

玉子も蔵王産だそうです~
1パック 4個入り(250円)、6個入り(350円)、1個(60円)。

とろりと美味しい温泉たまごでした。
●黄金川温泉白鳥荘 蔵王町宮字中野129
●電話 0224-32-3960
●ナトリウム-塩化物泉 ●49.7度 ●pH=7.2
●立ち寄り湯 9時~19時50分(受付19時30分まで) 350円

遠刈田温泉には、ふたつの公衆浴場があります。
新しくなった「神の湯」は混雑しているようなので今回は壽の湯へ~
公衆浴場らしい建物でほっとします。


番台のおばちゃんに入浴料を支払います。
脱衣所もウッディーで広々しています。コインロッカーなどは無いので貴重品は
持ち込まないほうが良いでしょう。

細長い湯舟は、源泉掛け流しになっています。
茶褐色の湯で「神の湯」よりもぬるめの設定温度になっています。丁度良い湯温
です。あまり熱すぎてもじっくり入れないですからね。
でも壁の向こう側「女湯」からは、今日はぬるめとの声が聞こえてきました・・・
本当は、もっと熱いのかも?

どうしても「神の湯」との比較になりますが、こちらの方が落ち着く感じです。
いゃ~気持ち良いです。

カランもちゃんとあります。(シャワーは無いですが・・・)
湯小屋風の雰囲気も気に入りました。

脱衣所には、このような画が飾られていました。
明治30年頃の「壽の湯」だそうです。湯治場として栄えていたのでしょうね。
この時代の湯小屋「壽の湯」に入ってみたかった・・・

営業時間、料金等は上の写真をご参照下さい。
●壽の湯 蔵王町遠刈田温泉仲町170
●ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
●源泉温度 65.7度 ●pH=7.0
中山平温泉にある「鳴子らどん」の湯治部である東蛇の湯に立ち寄り湯を
しました。
夕方になり周囲が真っ暗で外見写真もこれしかありません。
2階建ての古い建物で全館が自炊湯治の旅館になっています。食事付き
で宿泊したい場合は、隣の「らどん温泉」を利用するようになっています。
大浴場と河畔の露天風呂は混浴です。受付のおばちゃんが、今は入浴客
が少ないから堂々と入ってきなさい・・・・なんて連れに号令を掛けていまし
た。
脱衣所を見ても3名ぐらいは、入浴中のようです。脱衣所は、男女別にあり
ますが、浴室から両方の脱衣所共に透明ガラスで丸見えです。
つまり浴室から女性用の脱衣所も丸見えと言う事です。これは、辛いという
事で連れは、女湯へ行きました。
内湯は、2つ浴槽があり湯温が違う程度で源泉は同じようです。
若干、透明な茶褐色でかなり温めでした。老朽化した浴室で秘湯という
よりパラダイス系の温泉に近いと思います。
シャワーなどという立派なものは無く、カランが1箇所あるのみ。
石鹸、シャンプー類の備えはありません。
なんと言っても露天風呂が人気です。
川を眺められる場所に細長い浴槽とその隣にもうひとつ小さめの浴槽があ
りました。
暗くて写真に収める事はできませんでしたが、ロケーションは最高です。
湯も露天の方が熱くてじっくりと温まりました。源泉は、5本の混合泉を使
用しています。
一方、連れは女湯に入りましたが多少ビビッておりました。
脱衣所と浴室の間に裸電球が1個あるたけで薄暗く一人では怖かったとの
事です。
お湯そのものの評価は、高いのですが女性には辛い浴室と言えます。
●東蛇の湯 大崎市鳴子温泉字星沼6-1
●電話 0229-87-2321
●含硫黄-ナトリウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉
●源泉温度 100度 ●pH=8.3

川渡(かわたび)温泉の住宅街にぽつんと共同浴場があります。
駐車場は、すぐ近くの公民館前に無料で停める事ができます。

組合員以外の人でも入浴料200円を支払えば利用できます。無断入浴
禁止の案内POPが多数ある事からタダ入浴客が多いようです。
無人だからといってルール違反はいけませんね。

入浴料は、脱衣所内の料金箱に入れます。大人は、200円です。

川渡温泉は、1000年の歴史を誇る湯治の温泉街ですが、この共同湯は
古さを感じません。
共同湯なので立派な設備はありませんが、とても綺麗です。

湯は、緑掛かった色をしていて源泉掛け流しになっています。
湯舟は、6人程度が入れる大きさです。少し熱めの湯が気持ち良く至福の
喜びです。

源泉は、いったん木の桶に入れられてから湯舟に落ちています。
湯量も豊富で泉質の良さも体に伝わってきます。昔から川渡の湯は、「か
っけ」に効くといわれているそうです。
もっとも今の時代~「かっけ」と言う病名を滅多に聞かなくなったが・・・

シャワーはありませんが、カランはあります。石鹸、シャンプーは、持参の
必要あり。
●川渡温泉浴場
●川渡支所前源泉 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
●源泉温度 54度 ●pH=7.2

川渡温泉の湯めぐりや散策に便利なのが公民館の駐車場です。もちろん
無料で駐車できます。
さぁ~車を降りて川渡温泉を散歩しよう。

川渡温泉は、コンパクトな街だ~観光地や温泉街といった雰囲気は無く
ふつうの田舎町でその中に旅館が点在するといった感じだ。
そもそも湯治場として歩んできた歴史があり歓楽としての温泉では無か
ったからだろう。

路地を歩いていると・・・
粗大ゴミなのか?宝物なのか?レジまで置いてあった。

古い丸いポスト発見。
こちらは「東京屋」さん。酒、タバコ、薬、日用雑貨と何でもそろうお店で湯
治客御用達でもある。
店名のとおり東京流行の品物が買えるって事なのか・・・

「山田商店」さん。懐かしい感じの店構えですね。
こちらのお店は、八百屋さんです。「やまだのしそ巻き」が美味しいそうです。

「遠藤屋 嘉吉」くるみ豆腐の専門店です。手づくりのくるみ豆腐を買う事
ができます。
こんなふうに近所の商店を廻りながら湯治の食材などを買うのも面白そう
ですね。
川渡の住民になった気分に浸れるかな・・・・

路地裏散歩が楽しかった川渡温泉でした。
春には、湯沢川沿いに桜が咲き、川渡大橋の袂には菜の花が咲き乱れま
す。そんな季節にまた訪れたいと思います。
ふたたび みたび 川渡温泉
高東旅館の食事は部屋食です。部屋食と言っても松花堂弁当が運ばれ
てきます。
食べ終わったら廊下に出して置けばOKなのです。
夕食は、鶏肉、焼き魚や刺身が入っています。あと味噌汁付き。
宿の食事として、質素ではありますが十分なボリュームがありました。
特にご飯が美味しかったです。 ご主人にお聞きすると自家栽培の新米を
使用しているそうです。
ビールやお酒は、持ち込み自由ですし別途、炊事室でおかずを作ってプラ
スするのも自由です。
湯治宿の自由なスタイルが良いですね。
こちらは、朝食です。
焼き魚にきんぴら、納豆などが入っています。このご飯は、てんこ盛りで
ボリュームありますよ~
家庭的な料理でしたが、とても美味しくいただきました。
客室には食器や鍋も用意されていました。もちろん自由に使う事ができ
ます。
部屋のすぐ向い側には、炊事場があります。
今回は、2食付なのでお湯を沸かす程度でしか利用しませんでしたが、ガ
ス代も無料となっています。
調理道具は、揃っているので材料のみ持ち込めば自炊が可能です。
●高東旅館 宮城県大崎市鳴子温泉字築沢23-1
●電話 0229-84-7220
浴室は、男女別に1箇所と家族風呂が1箇所あります。
まずは、男女別の浴室へ・・・脱衣所は、木の棚が設置してあるだけの
シンプルスタイル。
タイル風呂ですが変わった形しています。4~5人程度が一度に入れる
大きさでしょうか。
軽く硫黄臭も感じます。
IMG height=159 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/ec/31d1da5c9db8e80893f7b981595abd84.jpg" width=209>
もちろん本物の源泉掛け流しです。少々熱めの湯が気持ち良い。
神経痛、リウマチ、肝臓病、糖尿病、皮膚病などに効能がある
そうです。
IMG height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/2de53e2d01a84810467a6ffd96179835.jpg" width=209>
桶は、ケロリンとポカリの2種類。温泉の基本です?
浴室の窓から外を見ると源泉枡がありました。上部から熱そうな源泉が溢
れています。
源泉枡から浴槽までは3メートルぐらいの距離ですから浴槽には新鮮な湯
が注がれているんですね。
IMG height=156 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b5/d99a5247c49c04b0acfc0524253dfbb1.jpg" width=209>
女湯の脱衣所には、ベビーベットもあります。
また楕円形の浴槽のほかに寝湯のような浴槽もありました。
次は、家族風呂です。こちらは予約不要で空いていればいつでも貸切で
利用可能です。
脱衣所は、狭いですが家族風呂なんでこんなものでしょう・・・
3人ぐらいは入れる大きさです。男女別の風呂は、濁りがありましたが
こちらは薄茶色の透明です。
もちろんこちらの浴槽も源泉掛け流しになっています。
IMG height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/da/f96d4f9769650142a245034a40b33de2.jpg" width=208>
かなり熱くて入れなかったのホースで加水しました。浴槽が小さいのです
ぐに適温になりました。
シャワー付きカランは、硫化水素にやられて真っ黒に変色しています。
風呂場の前には、ビデオや運動用具があったりします。だれも利用してい
る人は居ませんでしたが・・・
●含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
●58.2℃ ●pH=7.2
●立ち寄り湯(湯めぐりシールでの利用のみ可) 11時~15時
つづく

川渡温泉の「東五郎の湯 高東旅館」に宿泊しました。
一見、個人の住宅のような感じです。左側に見える建物が湯治棟です。

玄関まで行くと「東五郎の湯」と書かれた看板がありました。

玄関を入るとオシャレな感じで湯治宿の雰囲気はありません。
通常、玄関脇にフロントや帳場がありますが、ここは廊下で繋がった母屋
まで行って大きな声で「こんにちは~」と声を掛けなくてはなりません。
このあたりが変わっています。

今回は、新館の2食付プランで予約しました。
ご主人が部屋まで案内してくれて、高東旅館のシステムや部屋の案内を
してくれます。続いて館内を一通り廻って案内してくれます。
あとは、ご自由に・・・って感じです。

館内も綺麗ですが、部屋もとても綺麗でした。
豪華さは、ありませんが十分な設備です。ただ残念なのがテレビです。
今では、貴重な存在となった100円コイン式の有料テレビです。
なんだか1時間で切れると思うと落ち着きません。(あとで知ったのですが
300円でタイマーを開放してくれるらしい?)

洗面流しが付いていますがドライヤーはありません。またトイレは共同に
なります。
冷蔵庫も部屋にはありませんが、炊事場の冷蔵庫を自由に使えます。
アメニティーに関しては、浴衣があるだけで歯ブラシ・タオル・石鹸など持
参する必要があります。
その分、宿泊費が安いわけです。(浴衣も不要なんですけどね)

古い卓袱台が良いですねぇ~
お茶のセットは用意されています。お湯は、炊事場で沸かせます。
つづく

川渡温泉の中でも湯治宿の雰囲気が一番感じられる「藤島旅館」。
建物も古くて歴史を感じる雰囲気がこれまた良いのだ。(昭和8年の建物)

玄関に入ると提灯がぶら下がりお祭気分の宿である。
立ち寄り湯も積極的に受け入れており周辺の宿が500円~800円の
入浴料金の相場の中で藤島旅館は200円と共同湯並みの庶民価格
なのだ。
また受け入れ時間も7時~24時と深夜の入浴も可能です。

長~い廊下を歩いて男湯ののれんをくぐると長~い脱衣所がありました。
廊下に脱衣所を作ったような感じです・・・

浴室内部は、湯気が立ち込めていると多くの入浴客が居たためこんな
写真しかありません。
大きな浴室の真ん中に大きな湯舟があります。30人ぐらいなら同時に
入浴可能な広さです。

湯は掛け流しです。緑掛かった色の湯で丁度良い温度です。
これで200円とは、ありがたい金額です。(感謝)

びっくりしたのは湯花です。ケロリン桶に入れたのは、黒い湯花です。
こんなのが白い湯花と一緒にプカプカと湯舟の中を泳いでます。
かなり珍しいですね~湯花だと知らないと・・・

シャワー付きのカランもありますが、シャンプー、石鹸類は用意されてい
ません。
カランは、真っ黒に変色していました。


昭和の30年代にでもタイムスリップしたような佇まいが随所に見受けら
れます。
今でも湯治が基本の宿で荷物をいっぱい運んでいるお客さんも居ました。
これから何泊するのでしょうか~
東北大農学部の学生さんも湯治?いやいや下宿しているそうです。温泉
付きの下宿なんて羨ましい。
●藤島旅館 大崎市鳴子温泉字川渡84
●電話 0229-84-7412
●含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
●pH=7.4 ●源泉温度 58度
●入浴料 200円 (7時~24時)
鳴子温泉は、横に細長く広がっていますが端から端まで歩けない距離でも
ありません。
折角なので「湯めぐり無料駐車場」に車を停めて歩きましょう。
IMG height=141 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7a/591f1102398e562776a7c996c68aa6da.jpg" width=206>
商店街には、昔ながらの店が軒を連ねている。ぷらぷらと覗きながら歩くの
も楽しい。
IMG height=142 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/4d0a66df3151ab7c5e4fb3a12b49fada.jpg" width=209>
最近の温泉地は、旅館の中にお客さんを閉じ込めるのではなく、温泉街を
散策させる事に力を注いでいる。
散策する事によりお客さんへ街の魅力を感じてもらい、街全体も活気を取り
戻す事が重要なのだ。
IMG height=143 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/9d/c4fa1eead886e04e3b89102c87d2afa9.jpg" width=209>
鳴子駅構内にある観光案内所で「カラコロまっぷ」がもらえるので参考にな
る。このマップは、季節に応じたバージョンがあり便利です。
駅を基準にここまで歩くと「5分」などと書き込まれているので時間の目安に
なる。
インターネットでもダウンロード可能です。
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IMG height=141 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/af/92ca77239585d5eb05e3b836ecc3b482.jpg" width=207>
公衆浴場「早稲田桟敷湯」。オシャレ過ぎて落ち着かない~でもいつも混
雑している人気の温泉施設なのです。
建築物としての評価も高く見学者が絶えない。
IMG height=142 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/c9/23cc2093363c23a2f9c8a4c397c17ce7.jpg" width=209>
最近出来た不思議な施設「湯めぐり広場」。
建物の中は、通路のような構造箇所に椅子が並べてある。湯めぐりの休憩
にほっと一息できるスペースである。
この奥には、手湯があり寒くてかじかんだ手を温められる。一見、無駄な施
設のように見えるが無料で休憩できるスペースはありがたい。
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IMG style="WIDTH: 207px; HEIGHT: 159px" height=159 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f8/d738e07486223c88be66e0736455c88a.jpg" width=209>
湯めぐり駐車場の上部にある源泉井戸からは、源泉の吹き上げも時折、見
る事ができる。
この源泉から長い木製の樋を伝わって足湯に温泉が送られている。この樋
で源泉温度が調整されている。
中山平の「しんとろの湯」でも同じような仕組みで源泉を調整しているが、足
湯で見るのは初めて~
意外と楽しい街歩きだった・・・兎角、車で移動しがちだが折角なので歩い
て見ることをお勧めします。

大浴場の脱衣所はさほど広くありません。
東鳴子の共同源泉を使用しているそうです。
とても湯量豊富で7軒の宿で使用されている他、いさぜん旅館の館内暖
房や駐車場の融雪にも使用されているそうです。

湯気がものすごくて良い写真が撮れませんでしたが・・・
浴槽の大きさは、8人は楽々入れる広さです。茶色掛かった湯が源泉掛
け流しになっています。
もちろん加水・加温・循環・消毒も一切行われていません。
若干熱めの湯が心身ともに癒されます。
浴室は、「炭酸泉風呂」「鉄鉱泉風呂」と天井で繋がっている大きな建物
ですが壁で完全に仕切られているため行き来は不可能です。
男湯だが時間帯によって女湯に入替となるらしい?




そしてこの大浴場~徹底した「タイガース風呂」なのである。
まさしく「何これ」と言いたくなる「珍百景」だ。ご主人の意気込みを感じる
のたが・・・

お次は、女湯として使われている「中浴場」。
やはり「タイガース」の暖簾が歓迎してくれます。

源泉は、大浴場と同じく「東鳴子の共同源泉」が使われています。
浴槽の淵は木がまわしてあり落ち着きがあります。コンパクトな浴槽には、
コンコンと源泉が注がれています。

こちらもタイガース一色で染まっています。
なんか落ち着きませんね。タイガースファンならば癒されるのでしょうか?

なんと中浴場には、露天風呂が併設されています。
周りを板壁で囲まれているので圧迫感がありますが、外の風を受けながら
温泉を楽しめます。
「大浴場」「中浴場」
●東鳴子温泉共同源泉 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉
●71.5℃ ●pH=7.7
●いさぜん旅館 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯11
●TEL 0229-83-3448
●立ち寄り湯 10時~20時 500円

東鳴子温泉の「いさぜん旅館」さんに立ち寄り湯をしました。
古くから湯治宿として人気が高い宿です。JR鳴子御殿湯駅からも程近く
温泉街の丁度真ん中あたりに位置します。

いさぜん旅館の人気は、異なる3つの源泉が楽しめる事にある。東鳴子
は1軒の宿で数種の源泉が楽しめるところも多く得した感覚だ。

玄関の脇には、源泉が川に垂れ流しになっているモニュメント?があった
りします。もったいないですね・・・足湯でも作れば良いのに。

玄関で立ち寄り湯を告げるとご主人が気さくに風呂場の案内をしてくれ
ました。
家族的な雰囲気の旅館でご主人の趣味と言うか~意気込みを感じる物
が随所に散りばめられています。(はたしてそれは何か?)

まずは、この宿の自慢である混浴の浴場へ・・・・ひとつの大きな浴場の
真ん中に壁がありその左右に泉質の異なる浴槽があります。
脱衣所から向かって左が「炭酸泉」で右側が「鉄鉱泉」です。

こちらが炭酸泉の浴槽です。
脱衣所からは、階段を降りた一段低い場所(半地下)に浴場があります。
右側にある壁の向こう側が鉄鉱泉の浴槽になっています。
入口もそれぞれ別々にありますが、中に入ると結局は1箇所の浴室で両
方の浴槽を行き来できます。
「炭酸泉」の湯は、コーラを薄めたような色をしていて敷地内から湧出して
いる自家源泉です。
ラジウムの含量も多く炭酸効果もありよく温まる温泉です。
「炭酸泉風呂」(混浴)
●ナトリウム-炭酸水素塩泉
●源泉温度 44.1℃ ●pH=6.8

さて壁を隔てた「鉄鉱泉」は、やはり敷地内から湧出している源泉で東鳴
子の共同源泉「東鳴子重曹泉」とのブレンドだそうです。
チョッと手を入れたら激熱です。足を入れたら熱湯です。
これはどうにもこうにも入れません~5秒体を沈めて浴槽から飛び出しま
した。
高齢者の方、良い子はけして真似しないで下さいね。加水できるようにホ
ースがありましたが、時間が掛かりそうなので断念しました。

シャワー付きのカランも少ない数ですが完備していました。
インパクトのある温泉なので宿泊してゆっくり楽しむと良いかもしれません。
「鉄鉱泉風呂」(混浴)
●ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
●源泉温度 57.2℃ ●pH=7.2
東鳴子と言えば「高友旅館」、高友旅館と言えば「黒湯」と呼ばれている
「黒湯」に入ります。
黒湯は、混浴大浴場と女性専用風呂の2つがあります。
IMG height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/de/b7c7f519413d1602939cd5f3bb673473.jpg" width=210>
脱衣所は、メインの物と客室棟側の2箇所があります。
(混浴大浴場に女性専用の脱衣所はありませんでした)
これが噂の「黒湯」全景です。湯の色は黒と言うより黄土色だと思います。
油臭と硫化水素臭を感じます。10人ぐらいは入れる大きさです。
足を入れてみると激熱です。掛け湯をして体を慣らしてからゆっくりと体を
沈めて2分ぐらいが限度です。
たけし軍団の熱湯風呂を思い出します(古すぎるかぁ~)
これほどの熱さだと泉質の良さをコメントするまでの実感がありません。
IMG height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/01/5204e59919d47614331d8cdff8782157.jpg" width=209>
雰囲気は間違いなく良いのですが・・・いつもこんなに熱いのかは不明
です。
一応、シャワーも完備していてシャンプー類も備わっています。
同じ浴場の中に「プール風呂」と呼ばれる浴槽もありますが冬期間は使
用できません。
もともと温度の低い源泉が使用されているので冬場は耐えられないので
しょう。
こちらは、黒湯の女性専用風呂です。源泉は、大浴場と同じですが、か
なり狭いです。
宿泊すると大浴場の女性タイムを利用する事が可能です。
●黒湯(大浴場・女性専用風呂)
●源泉「幸の湯」 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉
●源泉温度 59.2度 ●Ph=7.1
●効能 慢性婦人病・きりきず・慢性皮膚病・糖尿病・やけど
IMG style="WIDTH: 208px; HEIGHT: 159px" height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/22/0326877d1e9f6add461abd5c8711dbe9.jpg" width=208>br>
●高友旅館 宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
●電話 0229-83-3170
●立ち寄り湯 500円 11時~16時
樹木に覆われ静寂を感じる佇まいの宿「高友旅館」。温泉マニアなら一
度は訪ねたい宿である。
IMG height=159 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/1d/513ecd85f0f170179051d227f255e4ca.jpg" width=210>
歴史を感じる建造物だが昔から湯治の宿として根強いファンが居る。その
大きな理由は、高友旅館の泉質にある。
病や怪我が奇跡的に回復したと言う話が絶えない。
4種類の源泉があるのもすごい事だ。そして特徴的なのが高友の「黒湯」
である。
レトロな雰囲気が館内に溢れている。
まずは、「ひょうたん風呂」(男湯)に行って見た。
古ぼけた脱衣所だがよく見るとモダンなデザインである。
浴室の戸を開けると強烈な油臭を感じる。灰皿にたまった吸殻のような匂
いでもある。
寒い浴室にポツリとひょうたん型の湯舟がある。これもよく目を凝らせばモ
ダンなデザインである。
写真では、コーラ色に見えますが、近くで見る度モスグリーンのような色で
神秘を感じます。
IMG style="WIDTH: 209px; HEIGHT: 159px" height=158 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/96/3e9de5dc053d449618e261e1c71e4105.jpg" width=209>
源泉は、おとなしく注がれている。湯舟に足を入れると熱い・・・
しかし湯をかくはんすると適温であった。
もちろん放流式の源泉掛け流しになっている。
●ひょうたん風呂
●使用源泉「玉の湯」 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉
●源泉温度 51度 ●pH=6.5
お次は、連れが入った「ラムネ風呂」(女湯)です。
こちらの脱衣所も狭くてシンプル~籠が3つありますが、風呂場の定員も
3人程度と言った感じです。
源泉は、「ひょうたん風呂」と同じなのですが、風呂の名前のとおり炭酸
泉の気泡を多く感じます。
IMG height=160 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/67/3638b83dff201734adb7cb9e5ad43ff6.jpg" width=208>
体や腕を見ると気泡が付着しています。同じ源泉なのに「ひょうたん風呂」
では気泡を感じません。
「ラムネ風呂」の方が源泉に近く新鮮な湯が注がれているからでしょうか?
とにかく体が温まる良い湯で満足しました。
効能は、きりきず・やけど・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病・高血圧症・動
脈硬化症。
●ラムネ風呂
●使用源泉「玉の湯」 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉
●源泉温度 51度 ●pH=6.5