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東北パラダイス

★東北の温泉と田舎暮し~蔵王の麓から★

◎温泉 ◎蕎麦・ラーメン ◎家庭菜園
◎旅 ◎田舎暮し ◎自然 ◎蔵王

鳴子温泉 西多賀旅館

2008-11-20 | 宮城の温泉



国道47号線沿いにある「西多賀旅館」さんに立ち寄り湯しました。

湯治宿の雰囲気を残したお湯自慢の宿です。2食付の宿泊ももちろん可
能ですが、各部屋にキッチンが付いているので現代湯治に最適。
すぐ隣には、スーパーもあるので食材が調達できます。

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国道からも大きな看板が目に入ります。

今回は、「湯めぐり手形」のシール2枚で入浴。(現金より実質100円値
引)



全9室の小さな旅館なので脱衣所もコンパクト。
棚が設置してあるだけです。



脱衣所の戸を開けると緑掛かった白濁の湯舟が目に飛び込んできました。
硫化水素臭も漂います。

4名ぐらいが入れる湯舟の大きさです。



中央の湯口から投入された源泉は、湯舟の切込みから放流されていま
す。完全な源泉掛け流しになています。

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ものすごい湯花が舞っています。かなりインパクトのある湯ですねぇ~
湯の色も日によって変化するそうです。

シャワーも無く写真のカランが1箇所あるのみ。(女湯にはシャワーがあり
ます)



こちらはひとまわり小さいサイズの女湯です。
湯の色が男湯と若干違うようにも感じます・・・・

今度は、自炊で宿泊してのんびりと湯に浸かりたいです。

●西多賀旅館 大崎市鳴子温泉新屋敷78-3

●電話 0229-83-2117

●含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉

●pH=6.6  ●源泉温度 60.5度

●立ち寄り湯 10時~18時 500円




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鳴子温泉 滝の湯

2008-11-19 | 宮城の温泉



鳴子温泉には2つの共同湯があります。

その中の一つ「滝の湯」は、大型旅館の建ち並ぶ一角にひっそりとありま
す。平屋の小さな共同湯です。

IMG height=145 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0d/3871ff938aad5f01a0aaba54999ac117.jpg" width=207>

滝の湯の裏手には1200年以上の歴史がある温泉神社もあります。

滝の湯を利用するには、券売機で入浴券(150円)を購入して番台に提
出します。



脱衣所は、少々薄暗く棚があるのみです。ドライヤーなどはありません。

もう一つの共同湯「早稲田桟敷湯」は、建物がモダンな事もあり観光客に
大人気ですが、こちらの「滝の湯」は、地元客を中心にした生活密着型の
共同湯です。



木造の浴室で湯舟も木造。湯は白濁で鳴子では珍しい強酸性泉です。

日本には、11種類の泉質があり~鳴子温泉郷には、そのうち8種類の
泉質があるそうです。

まさに温泉パラダイス・・・いろいろな泉質が楽しめる鳴子です。



滝の湯の大きな特徴は、木の樋から落ちる源泉です。

丸太をくり貫いた樋から大量の源泉が湯舟に注がれています。ジャバジ
ャバと音を立てているのでうるさい気もしますが・・・

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打たせ湯になっている場所もあります。これは勢いもあって効果がありま
す。
カランは無いので湯舟の湯を使用するか上がり湯を利用します。



湯はもちろん放流式の源泉欠け流し~落着きます。

温度は、若干高めの温度だが辛抱しながら耐えられる程度の熱さです。



150円でこれだけ素晴らしい温泉に入れるなんて幸せです。

いつまでも~いつまでも~このままの姿であって欲しいものです。

●共同湯「滝の湯」 大崎市鳴子温泉湯元

●電話 なし  (鳴子温泉郷観光協会 0229-82-2102)

●酸性・含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム-鉄(?)-硫酸塩泉

●ph=2.8  ●源泉温度 87度

●営業時間 7時30分~22時  ●入浴料 150円




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かもしか温泉跡・新噴気口(2)

2008-10-05 | 宮城の温泉

新噴気口へのルートについて最新情報を掲載いたします。

新噴気口は、登山ルートであり古くから知られた野湯です。立入禁止場所
でも無い事から詳しい情報を掲載したほうが、遭難や事故に遭う確立が低
下すると判断いたしました。
ひとつの参考としていただき、各自の自己責任において入山をお願いいた
します。

また。登山の装備が必要であり気象条件などにも十分に考慮するとともに
登山のルールとマナーを守って行動してください。

IMG style="WIDTH: 212px; HEIGHT: 144px" height=144 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a6/0d2bd568fb09a703f7424df0a7bb2e9f.jpg" width=212>

スタート地点は、「賽の河原」駐車場です。(遠刈田方面から来ると蔵王寺を
通り過ぎて右側です)

車は、100台ぐらいは楽に駐車できます。古いトイレですが完備しています。
ここから先は、トイレが無いので出すものは出しておきましょう。



登山道の入口に「ロバの耳」コースは落石のため入山禁止との立看板が
ありますが、新噴気口は危険箇所の手前なので問題ありません。

まずは、「かもしか温泉跡」を目指して歩きます。駐車場から15分程度は、
舗装された散策路を歩きます。

IMG height=144 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/34/299337068882a47f99b46fba26a5ba85.jpg" width=208>

散策路の終わりまで来るとケーブルの鉄塔が見えてきます。「かもしか
温泉」に宿があった当時は、このケーブルで荷物を搬送していました。

ここから熊野岳・名号峰方面へ進みます。



濁川の谷底までジグザグの下り道です。比較的、歩きやすい道ですが
ところどころ悪路もあるので要注意。

谷底までは、高低差200メートルぐらいだと思います。

IMG height=142 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/bc/a39c1571e90af30786e06e08a55f7a26.jpg" width=208>

ところどころ眺望の良い場所があります。風も吹き抜けて休憩には最適
です。

まだ、可愛らしいリンドウも咲いていました。季節により色々な自然を楽し
めます。



途中、大きな岩が崩れ落ちている場所があります。これを乗り越えます
が、頭上には危ない感じの岩があるので足元と頭上の両方に注意。

この崩れた場所を通り過ぎると濁川まですぐです。



濁川に出る手前、左右に道が分かれますが、橋の見える左側に進んで
下さい。

以前は、飛び石だった時もあったようでロープも張ってありました。この橋
は今年、補修されたようです。(橋は一人ずつ渡ります)



橋を渡ると多少のアップダウンはありますが、比較的なだらかな行程に
なります。

そして視界の開けた場所に来ると山の中腹から噴煙が上がっている様
子が目に入ります。

あそこが「新噴気口かぁ~」とワクワクした気持ちになります。



そして2本目の橋を渡ります。この橋は、基礎がコンクリートで固められ
ていて頑丈な造です。



その先、2方向に分かれる箇所がありますが、道しるべも壊れています。

一応、方角だけは直しておきましたが・・・左方向「ロバの耳岩」へ進んで
下さい。

IMG height=144 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7c/0e6dc1be7efe77bbb43347b3992f8564.jpg" width=210>

分かれ道から程近いところに「かもしか温泉跡」が現れます。ここでも左
右に道が分かれるので基礎石の左側を進みます。

すると墓石のような「温泉の碑」が見えてきます。

「かもしか温泉」は昭和50年代に雪崩で全壊し廃業となりました。今は、
建物の基礎部分が残るのみです。



草むらの中に昔の浴槽がありました。もし現存していたら秘湯の宿として
人気が出ていたかもしれません。

登山の疲れをこの湯舟で癒してみたかったです~



かもしか温泉跡まで来ると硫黄臭も漂ってきます。新噴気口までは、更に
15分ほど歩きます。

ここからは、登山道に水が流れていたり藪が生い茂った獣道のようになっ
てきます。

温泉を引いていた黒いパイプが張っているので目印にして進みます。



すると飛び石の沢があります。滑り落ちないように注意が必要です。

一番の難関かも?



沢を越えて左側にある大きな岩を過ぎると一面が開けて新噴気口が見
えてきます。

道は無くなるので噴煙目指して進んでください。

ガレ場となるので落石と足元に注意してください。また硫黄が噴出してい
るところもあるので注意。

やっと到着です。賽の河原駐車場から1時間30分程度の道のりです。帰
りは登りが多いので1時間50分程度見たほうが良いと思います。

尚、水場は「かもしか温泉跡」にありました。また、新噴気口からロバの耳
岩へは落石のため入山禁止です。

※この情報に不備がありましたらお知らせ下さい。

※登山日 2008年10月3日




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かもしか温泉跡・新噴気口(1)

2008-10-04 | 宮城の温泉


蔵王山中にある「かもしか温泉跡」新噴気口に行ってきました。

野湯として登山者や温泉マニアには知られた場所ですが、登山を要する
場所であり新噴気口も落石や硫化水素ガスなどの危険を伴うため安易
に楽しめる温泉ではありません。

現地へのルートについては、後日紹介いたします。



この場所を「かもしか温泉跡」と紹介している方も居ますが、正確には新
噴気口です。

「かもしか温泉跡」からは、更に10分程度の登山が必要です。
目の前には、「ロバの耳岩」がそそり立ち、ガレ場となっています。



名号峰(1490メートル)方面の山は、そろそろ色付いていました。

新噴気口あたりは、1200メートルぐらいでしょうか~紅葉はまだです。

IMG height=143 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d3/c548e03e85e5ebfa31b66b6d719430af.jpg" width=210>

あたりのガレ場からは火山ガスが噴出し岩の割れ目には硫黄も見えま
す。無風時や窪みは要注意です。

まさしく地獄の様相です。



先人達が石を組んだ浴槽を作ってくれていました。

かなり立派です。(労力に感謝)

もちろん脱衣所などありません。また地面は、ガレ場のためサンダルを
持参すると便利です。



見渡す限り2箇所に浴槽が出来ていました。

他にもあったかもしれませんが、あまりウロチョロするのも危険なので全
域を把握していません。

いまのところブルーシートの持参など必要ないようです。



浅いので寝そべらないと全身が浸かれません。

硫黄臭ぷんぷん~細かい湯の花が舞って白濁です。



湯温は、沢水とのブレンドで適温になっています。ただし源泉が湧き出て
いる場所は激熱なので火傷に注意が必要です。

二個ある浴槽のうち上段が熱めで下段がぬるめです。



お湯も最高ですが、360度の景観も素晴らしいです。

熊野方面の景色は、岩場が続き威圧的な光景ですが名号峰から賽の河
原の方角は、絶景です。

IMG style="WIDTH: 202px; HEIGHT: 143px" height=143 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/af/df4e3d58853776a39f2d707a75bb6d40.jpg" width=208>IMG style="WIDTH: 206px; HEIGHT: 142px" height=142 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/56/45599c08a315738d29b901278bdc17cd.jpg" width=201>

この日の入山時は、雲ひとつ無い快晴でしたが、遠方より雲が流れ始め
ていたため早めに退散する事にしました。

新噴気口へは、登山用具の準備と天候への注意、落石と硫化水素への
十分な注意が必要です。
素晴らしいロケーションの野湯ではありますが、各自の責任で入山されま
すようお願いいたします。

●かもしか温泉跡・新噴気口  宮城県川崎町(蔵王山中)

●硫黄泉(野湯)

※取材日 2008年10月3日



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馬場温泉 壱号

2008-08-20 | 宮城の温泉


一度は行ってみたかった東鳴子温泉にある「馬場温泉」に行って来ま
した。

国道47号線沿いに面しているのに敷地内に入ると古くて立派な母屋
が構えているのどかな風景です。そして庭先にポツリと小屋がある。

この小屋が馬場温泉の湯小屋です。



もっとも馬場温泉の旅館建物は、母屋の隣にあり旅館内の風呂も立ち
寄り湯する事が可能です。

しかし馬場温泉の最大の魅力は、庭先の湯小屋なのです。



こちらの入浴料は、母屋の方へ支払います。

ちょうどご主人が母屋の軒先で寛いでいたので声を掛けて湯小屋へ~

ご主人は、しきりに「熱いよ・・・」と言っていた。



浴槽が一つしかないので貸しきり式になっていています。

戸の札を「入浴中」に・・・



脱衣所もシンプルです。棚と籠があるのみ。

浴室との壁が無く簡単な仕切り板があるだけでなので湯舟が丸見え
です。服を脱ぎながら逸る気持ちを抑えています。



これが湯舟です。コンクリートの床に湯舟~たまらないです。

小さな湯舟ですが、大勢で入るわけでもないので十分な広さ。



なんと言ってもこの色が特徴的です。コーラ色の湯に泡がブクブクと浮
いてます。

浴室には、水道のカランなど一切無し、ケロリン桶が二つあるのみ。

掛け湯をすると~これが劇熱である。

岩手・宮城内陸地震以後、源泉が0.8度ほど上昇したそうだ。

45~46度はありそうな温度でです。

IMG height=160 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/20/4dce468daa0d07e85540d647f76fbd96.jpg" width=205>

何とか辛抱しながら体を沈める~

いゃぁ~気持ち良い。出たり入ったりを繰り返す。

もちろん源泉掛け流しで加温、加水も無し。源泉がドンドン投入され湯
舟の淵の切込みから流れ出ていく。

ところで源泉の投入口に押し込まれている塩ビパイプは何なのだろう?

源泉量を調整しているのかな?



帰りに母屋に声を掛けると「おかぁさん」が地のトウモロコシだからと
茹でたてのをくれた。

お湯良し、人良し~一度といわず2度3度と必ず行きたくなる温泉だ。

●馬場温泉 宮城県大崎市鳴子温泉大口字馬場102

●電話 0229-83-3378

●入浴料 300円 (旅館部とは別料金)

●泉質(分析表が無いので不明)




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アパヴィラホテル仙台駅五橋

2008-04-18 | 宮城の温泉



仙台駅から歩いて10分。地上20階、客室数610室のビジ
ネスホテル「アパヴィラホテル仙台駅五橋」が2月20日にオ
ープンしました。

アパホテルは、個人的にあまり好きではないのですが、オー
プン記念で格安になっているので利用しました。



1階には、ファミリーマートも入居しています。普通のファミマ
より面積は、小さいです。でも便利ですね~



フロントの対応やパブリックスペースの雰囲気は、一般的な
ビジネスホテルです。

ワンランク上の・・・なんて宣伝していますが、新しいだけで
それほどの豪華さはありません。

廊下を歩いていて驚いたのは、天井の低さです。ドアなどの
建材も豪華さは感じられず建設コストを抑えているのがわか
ります。まさか耐震偽装は、無いと思いますが・・・



部屋は、一般的なビジネスサイズです。

空気清浄機や加湿器が備えられていて設備的には、文句無
しのレベルです。

ユニットバス&トイレ、アメニティーについても文句無し。

ただし、洗面の湯が細かった。これは調整の不備と思われま
す。(シャワーの勢いに問題なし)



ここの売りは、2階にある温泉大浴場「大浴殿」です。

宿泊客は、無料で利用できます。

脱衣所は、棚もありますが、ロック可能なロッカーもあります。



天然温泉と言っても加温・加水・循環・消毒が行われていて
とても塩素の香りが良い薄い温泉です。

アパがホテルの隣に分譲しているマンションにも温泉を各戸
に配湯しているそうで~そんなに豊富なのか心配してしまい
ます。



洗い場は、立派な仕切りがあって利便性があります。

木の椅子と木の桶を使用して温泉の雰囲気を出しています。



露天風呂もあります。湯口からは、一滴も出ていませんでし
た。

仙台のど真ん中~もちろん眺望は、一切ありません。



上を見ると新幹線の高架橋が見えました・・・・

最近は、街中のホテルに温泉を使うところが増えてますね。

すぐ近くのモントレ仙台にも温泉があります。

ところで・・・「大浴殿」の注意書きに「カメラ付携帯の使用は、
ご遠慮ください」と書かれていました。デジカメ禁止とは書い
てなかったので撮影してしまいました・・・?

●アパヴィラホテル仙台駅五橋 仙台市若林区五橋3-1-1

●電話 022-266-3111

●源泉名 アパ仙台温泉

●ナトリウム-塩化物泉  ●湧出量 60リットル/分

●pH=6.7  ●42.4度



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白石湯沢温泉 やくせん

2007-11-29 | 宮城の温泉



「やくせん」は、前々から気になっていた温泉である。

七ヶ宿ダム近くにある1軒宿。


江戸時代の宿場集落で1200年の歴史がある温泉だそ
うだ・・・



フロントで入浴料を支払い大浴場へ~

夕方に訪れたので日帰り客も帰り静かである。宿泊客も
見当たらない。

脱衣所は、広くて明るい。鍵付ロッカー、ドライヤーも完備。



大きな浴槽は、タイル風呂であるが淵は木製となっている
ので落ち着きを感じる。



満々と溜まった湯が淵から流れこぼれている。

源泉掛け流しである。

無色透明、無臭の特徴の無い湯のように感じるが、実際
に入ると柔らかく気持ちの良い湯だ。



源泉が33.5度と低いため加温は行われている。

湯口が何故2つあるのかは不明。温度、湯量はほぼ同じ
であった。加温のボイラーを2台使用しているのかも?



壁面には、「やくせん」の歴史や伝説が書かれた大きなプ
レートが掲げてある。

「やくせん」のお湯がぬるくなったのは、弘法大師を粗末に
扱ったためと・・・伝説が書かれてあった。



脱衣所の壁には、お客さんから湯治で元気になったお礼
の手紙が張られている。

単純なお湯のように見えたが、実は様々な病に効能があ
る素晴らしい温泉なのだ。



飲泉も可能で飲泉専用のコーナーもある。

源泉そのままの「ぬるい湯」がパイプから流れている。

「胃潰瘍」「慢性便秘」「アトピー」「胆石」などなど効果があ
るらしい・・・

ほぼ貸切で楽しんだが入れ違いに2台の車が入ってきた。
車のナンバーを見ると「福島ナンバー」・・・

国見インターまで20分、福島に近い県境の宿である。

●白石湯沢温泉「旅館やくせん」 宮城県白石市小原字下戸沢湯沢山13

●電話 0224-29-2620

●ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、低張性弱アルカリ性低温泉

●33.5度 ●pH=7.8

●立ち寄り営業時間 10時~20時 500円




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青根温泉 じゃっぽの湯

2007-11-24 | 宮城の温泉


青根温泉に昨年オープンした日帰り入浴施設「じゃっぽの
湯」に行って来た。

日中は、いつも大混雑なので夕方の時間帯を狙ってみた。



さすがにこの時間帯は、駐車台数も少ない。

川崎町内の人も青根までは遠くて来ないのだろうか・・・



建物全体が木造で温かみを感じる施設である。

入口を入ると小さなカウンターがあって脇の券売機で入浴
券を購入して渡す。

町内の人は、200円。町外の人は、300円である。

シャンプー類が備えられているか訪ねると「ありません」と
の返事だったので売っているか訪ねると「売ってません」の
答えだった・・・かなり不便である。事前に準備を~



脱衣所もウッディーで明るく清潔である。

脱衣かご以外に100円式のコインロッカーあり。(返金なし)



洗面コーナーにドライヤーは無し。

立派な施設だが余計なものは一切無し。公衆浴場に近い
備品類である。





夜なので写真が暗い・・・・

浴槽は、L字型で結構大きい。オーバーフローもあるが、循
環ろ過式である。

大勢の人が利用するから衛生管理上必要だろう。

レジオネラに大腸菌・・・その他危険がある事を忘れてはな
らない。



カランは、4~5箇所あってシャワー付。

シャンプー類の設置は無し。



湯は、青根のあらゆる湯をかき集めた混合泉である。

大湯、新湯、山の湯、蔵王の湯、不忘の湯、花房の湯、新
名号の湯の混合泉。

浴槽の温度は、適温である。無色透明の青根の湯。

窓からの眺望は、残念ながら無い。それとも暗くて見えなか
ったのだろうか・・・

この時間帯の利用者は、ほとんど地元民でみんな顔馴染
みのようだ。そしてマイ桶持参だ・・・

空いてる時間帯なら快適な「じゃっぽの湯」であった。

●青根温泉 じゃっぽの湯 
宮城県柴田郡川崎町青根温泉9-1

●電話  0229-87-2112

●営業時間  6:30~21:30 300円(町民 200円)

●単純温泉 低張性弱アルカリ性高温泉 ●53.6℃ pH=7.5



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小原温泉遊歩道

2007-11-21 | 宮城の温泉


小原温泉街の外れにある赤いつり橋を渡ったところから
遊歩道が続く・・・

渓谷に沿って整備された遊歩道がある。



しばらく歩くと岩の割れ目から蒸気が噴出している。

お知りを穴に向かって向けるとポカポカと温かい。

こんな噴気孔が3箇所ぐらいあった。



湯が湧きだしている穴もあり足湯になっている。

無色透明の湯で足を入れてみると適温である。



今の季節は、落ち葉が溜まるのでこんな掃除道具も完備
されていた。



昭和40年代まで使われていたと言う古い旅館が対岸に
見えてきた。

小原温泉は、廃墟となった旅館がたくさんある。

川沿いのロケーションで素晴らしい源泉にも恵まれている
のに廃墟になっているはもったいない。



この廃墟旅館の向いにも足湯があった。

川岸の砂地に木で囲われた枡がある。椅子はコンパネで
作られたもので流されないように紐で固定されていた。



湯量はなかなか豊富です。温度も40度ぐらいはありそう
です。

野湯の足湯なんて贅沢ですね。



源泉は、山側の洞窟のような穴から沸いていました。

中を探検したいところですが・・・ちょっと不気味なので辞め
ときました。

昔は、野湯状態の露天風呂があったと噂を聞きます。

正直、これだけ豊富な湯があるのなら・・・○○と思いました
が~今回は不謹慎と思い断念。

実際、足湯を風呂代わりに使っている人が居るようです。



その他の見どころとして「たいこ橋」から眺める「赤松沢大
滝」があります。



岩から落ちる滝は、小さなものですが夏場は清涼感があっ
て休憩ポイントになるでしょう。

このあたりは、大雨による洪水で土砂が山積になっていま
した。

滝の上には、土石流センサーと遊歩道には、パトライトが設
置されています。増水時は、危険なようです。



遊歩道の最後は、木の板を渡した橋があってスリルがあり
ます。

この橋も流されたようで新しいものに一部架け替えられて
います。

そして山際を登ると「新湯」に到着します。

●小原温泉遊歩道 (約1200メートル) 所要時間45分

小原温泉 かつらの湯

2007-11-20 | 宮城の温泉


かつらの湯は、白石川沿いにある。正確には復活岩風呂
かつらの湯と呼ぶらしい。

復活には、意味がある。

洪水により流された風呂を再建したのである。



岩にへばりつくように湯小屋がある。

湯小屋の隣にある小屋へ入浴料を支払う。

入浴券は、10枚集めると1回無料で入浴できる。



地下へもぐるように階段を降りていく。

つまり川底の高さに源泉があるのだ。

穴倉のようで当然だが暗い・・・周りの岩が迫っていて圧
迫感がある。



脱衣所も階段を降りたところにあり棚だけの簡単な造りで
ある。



穴倉のような風呂だがちゃんとシャワー設備がある。

ただし、排水の都合で石鹸・シャンプーの使用は禁じられ
ているのだ。



浴槽は、石造りである。シャワーブース以外は、ほとんどが
浴槽になっている。

湯は、無色透明で源泉掛け流しである。

源泉名は、「目の湯」~昔から目に効く温泉として知られて
いる。

一般的適応症の中には、さすがに「目」は無いが、昔から伝
えられている事なのだから「目」にも効くのだろう。



注意書きを読んでルールを守って利用しましょう。

季節によっては、加水あり。循環ろ過は無いが、必要に応
じて塩素消毒(たぶん塩素玉)をしているそうだ。



気温の低いときは、湯が冷めないように断熱ボードが浮い
ている。

自然湧出の源泉、岩に囲まれた穴倉風呂~なかなか珍し
い温泉であった。

●小原温泉 岩風呂 かつらの湯  宮城県白石市小原坂上66

●問い合わせ先 0224-22-1321(白石市商工観光課)

●営業時間 8時~17時(4月~10月は、18時まで)

●料金 200円 ●年中無休(臨時休業あり)

●単純温泉 ●泉温 53.2度 ●pH=7.0




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夢実の国(2)

2007-08-01 | 宮城の温泉



露天風呂は、段差を利用して4段に分かれている。

周りを林に囲まれた露天風呂のスケールは、なかなかの
ものである。

日帰り入浴施設の中では、トップクラスの広さだと思う。

階段から湯が滝のように落ちていく。



それぞれの露天風呂には、工夫が凝らしてあり、打たせ
湯のある箇所も~



また、上から下へ温度差もあるようだ。当然、一番上の露
天風呂が一番熱かった。





一番上部の露天風呂は、「源泉風呂」と書かれてあった。

パンフレットを読むと 敷き詰められた玉石の間から源泉が
湧き出ていると書かれていたが、体感は出来なかった。

もっとも自然湧出で本当に足元から湧いているわけでは無
いと思うが・・・



ところで肝心の湯の感想であるが、無味無臭・無色透明
の個性無い湯であるが・・・

地ビールが飲みたくなる湯である事は確かである。



800円と言う入浴料は、少々お高いが広間でのゴロ寝
料が加味されているようだ。

2箇所の食事処には、地ビールは勿論、つまみから食事
まで豊富なメニューがあり一日居ても不便は無い。

●大郷温泉 夢実の国 
宮城県黒川郡大郷町東成田字新田11-1

●電話 022-359-5555

●営業時間 10時~21時(20時30分受付終了) 

●定休 第三木曜日

泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉(Na-Ca-CI泉)低張弱アルカリ性高温泉

■泉温 46.6度(気温1.0度)  ■湯量 153 リットル /分  ■pH=8.0

●料金 平日 800円  土日祭日 1000円   (全日17時以降 500円)


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夢実の国(1)

2007-07-31 | 宮城の温泉




夢実の国は、温泉施設と地ビール工場からなる複合施設
です。

地ビールは、「松島地ビール」の名称で販売されています
が今回、ドライバーのため地ビールについては、残念なが
ら省略させていただきます。



券売機で入浴券を購入します。

かなり立派な建物~レストランが二つもあったりしてゴロ
寝している人を多数発見。

けしてお洒落系では、無いようで庶民的な光景。

レストランを通過して浴室への入口を探すけれど・・・

レストランばっかり目立つけれど浴室への入口は、トイレの
入口か通用口と間違えそうな目立たない感じ・・・

浴室の入口には、全浴槽の現在温度がデジタル表示され
ている。



脱衣所は、少々狭い。100円リターン式のロッカーが設
置されている。



ドレッサーコーナーは、無料ドライヤーが完備。3箇所しか
無いのは少ないかな・・・



内風呂(トルマリンの湯)、石造りだが淵だけ木枠。

夢実の国の浴槽は、循環ろ過・塩素消毒が行われてい
るが、湯は淵から流れ出ていた。

一部掛け流しと言う事らしい。



カランはシャワー付き。シャンプー・ボディソープは完備。

数も十分にある。



内湯から露天風呂は浴槽が繋がっていて~このドアから
出入りできるようになっている。

露天風呂編につづく・・・・

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孝の湯

2007-06-12 | 宮城の温泉



遠刈田温泉から七ヶ宿に抜ける街道に以前から気になる
温泉があった。

小さな建物の屋根に大きく「孝の湯温泉」と書かれている。

まるで共同浴場のような小さな温泉なのです。

温泉棟の脇に別棟でプレハブの小屋があり、そこで料金を
支払います。このプレハブ小屋は、休憩所にもなっていて
中を覗くとゴロゴロとトドのように寝ている姿が見えます。





脱衣所は、簡単質素・・・余計な設備は一切無し。

共同浴場のようですが、民間施設だと思います。(地域の
共同運営かもしれません)



こんな小さな建物の温泉施設ですが、浴室は、思ったより
広く浴室の3分の2を湯舟で占めている感じです。

なかなかの人気で人の出入りが激しく、浴室内全体の写
真を撮ることが出来なかった。

変形の湯舟には、源泉が注がれ湯船の淵からあふれ出て
いる。

完全な掛け流しかは不明。

湯は、若干灰色掛かっていると分析表に書いてあったが、
湯舟自体がコンクリで黒っぽいのでよくわからない。

湯舟の淵は木の板を廻してあるが、湯舟のコンクリは、結
構おしりが痛いのである。



シャワーは2箇所あるがシャンプー・石鹸類は、備えられ
ていない。




休憩用プレハブ小屋の脇には源泉タンクがあった。一旦、
タンクに貯湯してから湯舟に注がれている。

駐車場に並んでいる車のナンバーをチェックしたが、すべ
て宮城ナンバーであった。

遠刈田にも立ち寄り湯の場所は、たくさんあるのに小さな
「孝の湯」にこんなにも多くの人が訪れるのは何故なのか?

お湯が良いのだろうか・・・確かに300円は安いと思うが~

●孝の湯 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉北原尾1-563

●電話  0224-34-1119


●営業時間 9:00~18:00 ●料金 300円

●泉質 
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉

●50.0℃ ●pH=8.3


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峩々温泉(2)

2007-06-10 | 宮城の温泉


内湯から一旦着替えて廊下で移動すると「六治の湯」と書
かれた看板が目に入る。

何やら色々な病に効きそうな名前の露天風呂である。



露天風呂は、山中の秘湯宿らしく簡素な作りの脱衣所であ
る。



こちらは、女性用の露天風呂。狭いスペースに無理やり木
の浴槽を置いたと言った感じ。

板の目隠しが張り巡らされており「空」以外の眺望は無し。



そして男性用の露天風呂。こちらもかなり狭いスペースに
コンクリ製の湯舟。



パイプからは、ジャンジャンと水しぶきを上げながら源泉が
投入されていた。

源泉は、内湯と同じである。



岩には、温泉成分の付着でザラザラとしている。

狭くて眺望が悪いので、露天風呂なのに~圧迫感を感じる。



空を見上げるとこんな感じです。(写真左)

新緑がキラキラと輝きとても綺麗だ・・・・

そして露天風呂から脱衣所方向(写真右)



風呂上りは、休憩室で一休み。

客室だった一部屋を休憩室として14時まで無料で開放し
ています。

是非、宿泊して宿泊者専用風呂へも入ってみたい。新緑や
紅葉も良いだろうが雪景色もきっと素晴らしいだろう。

でも2万円の予算があれば、他に2泊出来ると思ったりする
貧乏人であった・・・

日帰り湯も良かったのは良かったが・・・
内湯1箇所、露天1箇所で1000円は、高いなぁ~

●峩々温泉(ががおんせん) 
宮城県柴田郡川崎町大字前川字峩々1

●電話 0224-87-2021

●泉質 ナトリウム・カルシウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉

●温度 58℃ ●pH=7.0

●立ち寄り湯 1000円 (10時~17時)


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峩々温泉(1)

2007-06-09 | 宮城の温泉



峩々(がが)温泉は、南蔵王山中にある一軒宿。
仙台からもっとも近い秘湯であり人気も高い。

写真は峩々温泉の送迎用ボンネットバスと峩々温泉の全
景。



このボンネットバスは、現役で活躍している。四輪駆動で
山道に強い。

蔵王銀嶺号と名付けられたこのバスは、青森営林局が所
有していたが、1980年に廃車。その後、峩々温泉が買受
てバスとしての改造や新規の許認可申請をパスして現在に
至っている。(いすゞTSD40・125馬力)



峩々温泉は、標高841メートルの山中にある「日本秘湯
を守る会」の宿である。



左側が新館、右側が旧館。今までは湯治の宿と言った峩
々温泉であるが近年は、高級路線の秘湯宿に変化を遂げ
ている。

新館は、15000円~26000円。2万円台が中心となって
いる。

日帰り入浴客は、旧館の「内湯」と「露天」のみ入浴可能な
ため雑誌などで見る新館の風呂には入れない。



旧館のフロントで入浴料(1000円)を支払う。手持ちの資
料だと840円だったのだが1000円の高級価格に改定さ
れていた。

まずは、内湯に・・・脱衣所は、簡単な木の棚があるだけ。
ロッカーなども無いので貴重品は、フロントへ。



木の湯舟は4人程度が入れる大きさ。床や壁も木の板を
使用しウッディーな感じはする。木の香りもするので最近
張り替えたようだ。



源泉掛け流し、加温、循環、加水無しの本物温泉。

ただし、投入量はチョロチョロで少ない。おそらく湯量で温
度調整を行っているのだろう。

湯は、無色透明、無臭。湯舟の中をかき混ぜると少量の湯
花が舞っている。



浴室の窓からは、周辺の緑深い山々が眺められる。

宿のボンネットバスも見える~

女性用の浴室も同じ構造であるが、窓には格子があって
眺望は悪いようだ。

何しろ浴室の真下が駐車場なので女性風呂の目隠しは必
要だ。





シャワーは2箇所。桶は木桶。内湯の雰囲気はとても良い。

湯もジワジワと温まる滑らかな感触である。

■露天風呂へ・・・・つづく


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