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東洋の奇跡 オラショ グレゴリオ

2019-02-27 19:10:05 | 日記
東洋の奇跡 オラショ グレゴリオ
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東洋の奇跡再び 隠れキリシタンが守り抜いた歌、バチカンで披露
2014年10月29日12時09分 印刷

1587年の伴天連追放令以来、隠れキリシタンが400年以上守り続けてきた歌が24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で披露された。朝日新聞などが伝えた。

披露されたのは、長崎・平戸で唱え継がれた祈り「唄オラショ」の原曲であるグレゴリオ聖歌で、指揮者の西本智実さんが率いるイルミナート・フィルハーモニー・オーケストラと、システィーナ礼拝堂合唱団によって演奏された。

聖歌は、日本へ伝わった最初の西洋音楽と言われている。今回演奏された曲は、ヨーロッパではすでに歌われなくなっていたもの。西本さんらが昨年これらの聖歌を復元演奏し、バチカンより「オラショ」が正式な聖歌として認められた。

今回のミサは、第13回バチカン国際音楽祭の一環として行われた。曽祖母が平戸出身という西本さんは、活動の意義が認められ、音楽祭の主催財団から名誉賞を受けた。

2 世界遺産登録へ「隠れキリシタンの里」精神受け継ぐ女性指揮者 ...
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世界遺産登録へ「隠れキリシタンの里」精神受け継ぐ女性指揮者
記事投稿日:2018/07/02 16:00 最終更新日:2018/07/02 16:00

「オラショは、口伝だけで450年続いてきた。それが、発祥の地のバチカンに帰って、よみがえった。私の歩んできた音楽の道には、果たすべき役割があったんだなあと感無量でした。そこには、名もなき継承者が450年もの間、存在したということ。1人でも欠けていたら、実現しなかったことです。自分たちも長い歴史の1人なんです。やはり神様はいるんだと痛感しました」(西本智実さん)

世界最大級の教会堂、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の、ローマ法皇の名によるミサの開始を告げる澄んだ音色のベルが鳴り響いた。ルネサンス時代やバロック時代の第一級の芸術家が造営に携わった壮麗な大聖堂の一角に、約300人の日本人を中心にした合唱団が控えている。

彼らの前で、黒の礼服に身を包んだ長身の女性が静かに佇み、ミサの進行を見守っていた。168センチの長身、彫りの深い端正な顔だち。指揮者・西本智実さん(48)だ。合唱団のメンバーを見回すと、大きく優雅に、両手を広げ、手と指先がゆったりとしたテンポで柔らかに舞う。厳かに大合唱が始まった。

日本人による祈りの歌は、『ラウダーテ・ドミヌム』『ヌンク・ディミッティス』『オー・グロリオーザ』の3曲――。

それは、ヨーロッパのカトリック教会で古くから歌われ、クラシック音楽の原型にもなったといわれるグレゴリオ聖歌だった。それがなぜか、ヨーロッパから遠く離れた日本の長崎県の生月島にひっそりと残っていたのだ。隠れキリシタンが450年にわたって伝え、日本語として唱えてきた祈りの歌「オラショ」として。
その原曲であるグレゴリオ聖歌を西本さんが復元演奏し、オラショがカトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂でよみがえったとき、枢機卿も大司教も、神父たちも口々に「これは東洋の奇跡だ!」と言った。’13年11月のことである。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が6月30日にも、ユネスコの世界遺産に登録されることが決定した。長崎市の「大浦天主堂」や南島原市の「原城跡」など史跡に加え、「平戸の聖地と集落」も世界遺産として登録される。

世界遺産に含まれる見込みの平戸市の中江ノ島はオラショを伝えてきた生月島に暮らしてきたキリシタンたちの聖地だ。平戸市長の黒田成彦さんは、こう話す。

「江戸時代、キリスト教弾圧期の260年間、密かに信仰を受け継いできた潜伏キリシタンの集落に価値があるということで、平戸も候補となりました。平戸が認定されるために重要な役割を担ったのが、隠れキリシタンの存在であり、信仰心を保つ支えとなったオラショを唱える儀式だったんです」(黒田さん)

西本さんは、生月島に隠れキリシタンの伝承があるということを、バチカンでの演奏を通じて、世界に知らしめた。それは生きるために欠かせなかった信仰を、命がけで守ってきた隠れキリシタンの心を伝えるものでもあった。

’13年の初演以降、彼女は毎年、バチカンに招かれ、演奏を続けている。その活動が、平戸の世界遺産認定への大きな後押しになったのは間違いない。

大阪音楽大学作曲学科卒業後、’96年にロシア国立サンクトペテルブルク音楽院に留学した西本さんは、ロシア国立交響団や国立歌劇場で、外国人で初の指揮者ポストを歴任。日本人としてロシアで異例のキャリアを積んだ。

その後、活動の幅をヨーロッパ全土に広げ、’07年と’08にはアメリカのホワイトハウスに招聘されるなど、世界30カ国から招かれる国際的な指揮者である。

そんな彼女がなぜ、長崎県の小さな生月島のオラショの存在を知ることになったのか?

「私のルーツは生月島にありました。曽祖母は、壱部という集落で暮らしていた隠れキリシタン一族の末裔だったんです」(西本さん・以下同)

先祖が暮らした生月島・壱部の集落。ここでは仏式の墓地に並ぶ墓石はすべて、海の向こうにポツリと見える中江ノ島に向いて建てられている。宣教師らが連行され処刑された場所。生月島の隠れキリシタンの聖地となった島だ。オラショを唱えて一生を終えた隠れキリシタンたちは、死後も聖地を見つめていた。

西本さんは、’14年夏、世界遺産登録推進のためのコンサートを、平戸と生月島で開いている。そのとき、いまもオラショを唱える島の人たちと、オリジナルのグレゴリオ聖歌を歌う合唱団が同時に演奏するという試みをした。

「オラショには旋律はありませんが、聖歌と同時に唱えると、オラショは原型のラテン語に聞こえるんです。オラショと聖歌の異次元でのハーモニー。それが時空を超えて、同じ言葉のように重なるんですね。終わるタイミングもピタリと一致しました。ラテン語も文字もわからない方が、あれほど原型に近い形のまま継承してきたのは、本当にすごいこと。禁教になったという逆境が命懸けても祖先の思いを受け継ぐモチベーションになっていたのでしょう」

生月島には、古い建造物などがないため、世界遺産の構成資産には入らなかったが、聖地である中江ノ島は登録される予定だ。

「中江ノ島をはじめ、今回の世界遺産は、生月島で継承してきた信仰や精神も含まれた資産だと思います。ですから、世界遺産の登録は、無念の中で命を落とした潜伏キリシタンの方々がよみがえる瞬間でもあると感じています」



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