<以下の文を復刻します。>
久しぶりに素晴らしい映画・DVDを観た。『アレクサンドリア』という2009年のスペイン映画で、レイチェル・ワイズ(ヴァイス)が知的で美しい女性天文学者を演じる。ヒュパティアという4世紀から5世紀に実在した女性の話だが、彼女は最後にキリスト教徒によってなぶり殺される。
熱狂的なキリスト教に批判的なヒュパティアは、学問でもキリスト教の天動説に疑問を持ち地動説に傾いていく。それをキリスト教徒は絶対に認めず、彼女を“魔女”などと非難して惨殺するのだが、ユダヤ教とキリスト教の対立、学問と宗教の葛藤が見事に描かれた最高級の作品だろう。
レイチェル・ワイズという女優はほとんど知らなかったが、彼女にぴったりの役柄だったのか。魅力的で美しかった。(2014年6月27日)
『アレクサンドリア』の予告編映像・http://www.youtube.com/watch?v=FOrmvCuBpKQ
ヒュパティア・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2