矢嶋武弘の部屋

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電気あれこれ

2018年08月27日 05時13分40秒 | 経済・エネルギー・原発

<この記事は2011年7月に書いたものです。>

「電気予報」が毎日出る世の中だが(注・東日本大震災の後だっただけに)、近代国家には電気が欠かせない。昔、ロシアの革命家・レーニンのことを何かの本で読んだことがあるが、革命を起こして政権を取った後、レーニンが最も頭を痛めたのが電気・電力のことだったと覚えている。
革命を起こす前は電気のことなど全く関心がなかっただろうが、自分が新政権をつくり「為政者」になって初めて、電気の重要性を知る羽目になったようだ。
レーニンはたしか、アメリカの電力会社の社長を招き、電気・電力のことをいろいろ教わったと記憶している。ロシア革命後の内戦や混乱の収拾も大変だったろうが、首相(人民委員会議議長)になればまず「電気」の確保が最大の課題だったのだろう。
先月、北朝鮮を旅行してきたが、あの国の最大の問題は食糧不足と電力不足である。首都ピョンヤンに着いた夜、市内のレストランでガイドさんと食事をしていたら、明りが何度も消えた。しょっちゅう停電になるようだ。朝鮮の人は慣れっこになっているから平気だったが、こちらはなにか変な気分になった。
しかし、ロウソクの灯りの下での食事も“乙”なものである。日本でも福島原発事故の後、「計画停電」があってロウソク暮らしの人が大勢いたと話してやった。
停電とロウソク暮らしで思い出したが、アメリカのニューヨークで昔、大停電が起きた後に赤ちゃんが大勢生まれたという話が伝わっている。私はこれを“キャンドル・ベイビー”としゃれて呼んでいるが、ロウソクっ子とか停電っ子と言うよりはロマンチックで良いだろう。つまり停電になれば、不安になった若いカップルが寄り添い、愛を育む機会が増えるということだ。そう考えると、停電もあながち悪いことばかりではない。ピョンヤンでもそうだったが、ロウソクの下で話し込むと、なんとなく親密感が増すような気分になる。
 
よもやま話になったが、電気というのは極めて大切なものである。生活面はもちろんのことだが、国のエネルギー政策の基本となるものだ。だから、電気と言うと色々な話が伝わっている。
日本では江戸時代に、平賀源内がエレキテル(摩擦起電機)を作った話が有名だ。エレキテルはオランダから伝わったが、源内はこれを自分の手で作ったという。もちろん、国内では初めてのことで、もっぱら見世物や医療器具に使われたそうだ。余談だが、平賀源内ほど天才的な人も珍しい。彼は医者で蘭学者、科学者であり、浄瑠璃作家で画家でもあり、発明家であった。こんな天才が日本にもいたのかと驚いてしまう。
ところで、源内のことを調べていたら、彼のエレキテルはアメリカのベンジャミン・フランクリンからの影響があったという説がある。“ほんま”かいなと疑うが、フランクリンと聞いてまず思い出すのが、彼の凧(たこ)を用いた実験である。
これは誰もが知っているだろうが、雷は電気であるということを証明するために雷雲の中に凧を上げた話だ。フランクリンはこれで一躍有名になったが、長くなるので彼のことを詳しく話すのは止めよう。フランクリンはアメリカ独立の英雄であり、“アメリカ人の父”と讃えられている人だ。
アメリカと言えば、発明王トーマス・エジソンだ。この人は電気に関する発明が異常に多い。電話、蓄音機、電気鉄道から電球まで物凄いものがある。調べてみると、発電から送電までの「電力の事業化」にも初めて成功したというのだ。
ということは、エジソンは発明王と言うだけでなく、現在の「電力会社」の礎を築いた人なのだ。東京電力とか九州電力とか、日本ではロクな評判が立っていないが、あのエジソンが電力会社の基本をつくったことを肝に銘じ、もっと真面目に、もっと創造的に事業を展開してもらいたいものである。
今日はレーニンからエジソンに至るまで、すっかり取り留めのない話になってしまった。申し訳ない。しかし、電気に関して何か少しでも参考になってもらえれば、筆者としては書いた意味があったということだ。(2011年7月13日)

ジャンル:
経済
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