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ドコモのspモード障害、なぜ「メールアドレスの置き換え」が起きたのか(日経)

もっともらしい説明がしてあるけど、本質的な事が書かれていないので解説。

メールアドレスは本来、サーバに登録されたユーザーにひも付けされています。pop.○○.co.jp、smtp.○○.co.jp、@○○.co,jpこの辺を見るとどこのサーバに登録されているのかある程度予測出来ます。

つまり、通常であればサーバがダウンした場合何が起こるかと言うと「メールの遅延」「メールがエラーで戻される」「メールが送れない」これだけなんです。メールアドレスの置き換えなんて絶対に起こらない。

じゃあ、何故絶対に起こらない事が起こったのか?

それは、i-modeから引き継がれている「課金システム」のせいなんですね。「どのユーザーがどのコンテンツを買ったのか、その料金を誰から取ればいいのか」これを管理するためのサーバ(課金管理サーバ)が、ユーザー登録されたサーバ以外に別に設置されているのです。

そして、この「課金管理サーバ」こそがi-modeやspモードの実体なのです。で、この仕組みがインターネット以前のパソコン通信と似ている仕組みなので「i-modeはインターネットじゃない」「i-modeはオープンなシステムじゃない」と言っていたのです。

古い課金システムを無理矢理インターネットに持ち込んでユーザ管理を2重にした事」これが「メールアドレスの置き換え」の本質的な原因です。本来のシンプルなシステムにしておけば、こんなトラブルは起こらなかったのです。

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