雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

2007-10-17 09:05:30 | Weblog
吉原の客:
大名;
浅黄裏(あさぎうら)
諸侯に仕える武士のうち、浅黄木綿(薄い藍色の木綿)を着物の裏に使っていた、田舎っぽい不粋な連中に対して向けられた言葉。大体お侍が吉原でもてなかった理由は、金もないのに大きいな顔をする者、金を持っていても使い方がきれいでない人、愚痴をいうことが多い人、淫乱助平な人、この四種類の要素があったからだとされている。

旗本御家人;
息子をとりかこむ人達
      手習いの世話がやんだら女郎買い
      大学を上げると息子女郎買い
      おれを手本にあそびやれ先にふられ 
        きざなやり方よりも、かざりけのない、うぶな所が遊女にすかれる。

女房もち;
亭主と中よし女房と中わろし

お店もの;
商店・銀行・会社勤めの人を指したもので、いわばサラリーマン。
番頭、手代。閉店後皆の寝入ったあとで、四ツ手を飛ばして行った。大急ぎで開店前に帰宅した。
            主人知らず四ツからすへの事
            生きた吉原を番頭ついい見ず

盲人客;
江戸時代の盲人は幕府から特別の保護を受けており、一定の組合に入り特定の学問を修得し、その成果によって、座頭・勾頭・別当・検校と進級した。特権は金融業を許可されたこと、大名・旗本から一般の庶民迄祝い事があったときに、公然と祝儀の金品を貰うことが出来た。ていのいいゆすり、たかりであった。相当の蓄財があったので遊所にも着た。盲目ゆえ触覚で楽しむ。
             座頭客半分死んだ女郎が出
             しょせん新造と座頭はよい覚悟

僧侶;
大部分の宗派の僧侶は妻帯、寺院内の女人宿泊は禁止されていたので遊里にかりたてた。          よし町の外を和尚はそっといい

かたき討ちの客;
遊里という所は人の出入の多い所なので、自分のかたきを探す人、又、かたきとねらわている人等の客も来る。

素見;
すけんの<素>は接頭語で、「なにもつけ加えぬ」の意味で、ここでは、吉原を見るだけの人、を現わす。ひやかし客。
       すけんが七分買うが三分なり
       吉原を一見しようとたわけもの

大一座(おおいちざ); 
吉原における団体客。

         ♪♪米汁呑忘憂♪♪