雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

2007-10-14 08:38:05 | Weblog
禿から新造へ:
禿が13~14歳になると、新造となる。新造は新艘の意で、新しい船によそえた称呼である。川柳によれば、新造は老人に可愛がられたことになっている。
“ご隠居は箪笥も何も無いを好き”
“天命を知って、新造買に行き”
“逆さに読めば新造おない年” 六十歳の客に対して、十六歳の新造である。
“新造は後家になる気で受け出され”
禿が新造になるときは、楼主は親元および判人を呼んで、それまでの年季を改めて、さらに十五年の年季を入れることを契約して、証文を改める。これを「又証文」と称する。
すでに14~15歳に達したものをいわば買入れて、新造にすることがある。上等のものは遊女付きの新造として中等の遊女に突き出すこともあったが、見込みのないものは、遊女以下の低価で客に接せさせた。年季明けの遊女で、身請けされない者が楼主との約束で、番新(番頭新造)、また年季明け後、再び廓に戻ろうとする者などで番新となった者もある。番新は概ね三十歳以上で、遊女に付いた。番新は廓内の経験が豊かであるから、その付けられた遊女のためにいろいろ働くのである。

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