鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

間遠跨道橋(まとうこどうきょう)

2010-01-16 00:01:38 | 道楽
遅沢飛行場からの続きでございます。

さて最近から鉄肝ブログを読み始めて下さった皆様、誠にありがとうございますヽ(´ー`)ノ
このブログのカテゴリーに“道楽”ってのがあります「どうらく」と読むよりも「みちたのし」と、
読んでいただきますと内容とシンクロいたします。
カテゴリー“道楽”は少し変わった道路、ユニークな道、笑っちゃう案内看板とか、
つまり鉄肝が出会った“楽しい道”と、御理解を賜りたいカテゴリーです。


山梨県道421号遅沢静川線を粟倉方面より北上いたします、遅沢のジェット機たちに別れを告げ
暫く走りますと間遠(まとう)トンネルが現れます。


この古い日本語の“間遠”辞書をひきますと「時間的・空間的に間隔が広くあいているさま。
間が離れているさま。遠いさま。」とあります。(通常の読みでは「まどお」と濁ります)
私は少し切ない感じを受けます、物理的な距離よりも「行きたいけれど遠い」とか
「会いたいけれど会えない」といった精神的な距離感を強く感じてしまうのです。

地名は“夜子沢(よごさわ)”ってくらいで深い渓谷に隔絶され、隣の集落の中山との行き来は
困難だったと思われます。
そんな集落を繋ぐ県道にトンネルは必須だったでしょう、しかしトンネルだけでは
間に合わないほど当地に道を通すのは困難だったようなのです…
さあ、トンネルを一緒にくぐりましょう、トンネルのむこうにソレはあります。


トンネルを通過して直ぐに橋が架かっています、名前は間遠跨道橋(まとうこどうきょう)
濁らず「まとう」とした理由は不明ですが「遠く離れた距離を“またぐ”道の橋」って事になります。
橋の長さは十メートルに満たない感じの短い橋なのに間遠跨道橋…道路標識にヒントがあります。


標識通りに橋を越えると右回りに道はカーブを始めます。


しかし、標識と違うのは180°のカーブでは無いって事です、グングン曲がってゆきます。
 

そして、さっき渡った間遠跨道橋をくぐる事となり360°回ります。
  

この道はループ道だったんです、トンネルを通し直後にループ道で高低差を埋めてあります、
橋の名前も納得ですヽ(´ー`)ノなかなか良い名前の橋だな~って思います。

地図はこちら↓地図ボタンをクリックで大きな地図を御覧頂けます。



※オマケ
間遠跨道橋付近には先客がいらっしゃいました。
なんと言いますかココには似つかわしくない雰囲気の綺麗なオネーサンがマイク持って、
カメラ担いでる人とか、総勢4名様が品川ナンバーでいらしてます。


行った日の前々日?ぐらいに日本中の注目のマト、失踪した“の○ぴーさん”の携帯の最後の痕跡が
ここ、山梨県は身延町(みのぶちょう)だったのよね、だからこんな山中にも取材クルーが入ってたんです。
現場の責任者風?な人に「どーしたんです?」って訊いてみたさ(´ー`)野次馬五段の腕前だもの、
そーしたら「あのぉ~、電波関係で…」って答えてくれたよ(;´Д`)まあねぇ、電波関係ねぇ…
お仕事中失礼しました(´ー`)ノ
この人達だけじゃなくて身延町中テレビ関係者が右往左往してましたよ。

つーか古いネタでごめんなさい(;´Д`)