鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

保護犬めぐ、鉄肝家の宝箱より。

2020-06-14 20:20:06 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


重要な事を静止画や動画で撮影し、報告・相談・対処するのは、保護犬預かりとして大切な事だと思っています、
常に撮影機材は何か身の回りにあり、当家で預かった子達の画像ファイルは、外付けHDパンパンに入っています。

重要な事柄を撮影するのは前述の通りですが、楽しい可愛い画像は、その何倍もあります。
卒業後、一年かもう少し経ってから、懐かしく眺めます、宝物です。

そんな預かり記録から、最後の保護犬めぐ記事を書きたいと思います、
これもある種、里親(飼い主)さんへのバトンタッチです。

まだまだ寒い時期、めぐが寝ていたのでフリースの膝掛けでくるんでみました。すると、、、



こんな顔で「ありがとう」を伝えてくれました、大人しい良い子ですよ。



コロナ禍にあって、色々我慢されたと思います、花見もその一つでした。
犬の朝夕の散歩は必要な外出で、ある朝、散歩の休憩に一人と一頭は、
見事な桜の下、プチ花見が出来ました。

  

  

 

これも、めぐが居たからこそ出来た事です、以前にも預かり犬と一緒に花見をしました、
来年の桜は、めぐが飼い主さんと見上げる事が出来るのを信じています。

これも春らしい♪
道端に咲いていたレンゲを、首輪のナスカンにさしてみました。

 

「おっ!可愛いじゃん、似合うよ」なんて言ったら、この表情です、意味わかるのかな?

 

当家の宝物(預かったワンコ画像)は宝箱(外付けHD)にしまって、、、懐かしさがクリックするまで眠らせます。
我が家の画像よりも、もっと愛らしい表情が撮影出来るのは飼い主さんだと思います、少し嫉妬しつつ(笑、
保護犬めぐの記事を終了します。ありがとうございました。

里親さん(飼い主さん)を希望されている方へ、めぐの事をまとめたデータ記事があります、
当家に居る間、必要に応じて加筆 修正して来ましたが、めぐが移動となりますので現在の状態とは違いがあるかもしれません。

↑この記事を読んだ希望者さん?から「ハードルが高い」との反応があるそうです、生涯愛して頂くため、記載時に得ている情報を書いた物で、
飼える方が、読んで諦めるって事が、正直言えば理解出来ず困惑しています。
この子と一定期間暮らし、得た情報は全てお伝えしたく書きました、良い事だけで、ネガティブな情報は黙っていた方が良いですか?
乗り越えなければならない部分があるのなら、相談して下さい、一緒に考え一頭の犬を家族にする努力に微力ですがお手伝いしたく思っております。
一旦は公開中止をしましたが、保護団体さんの了解の元、再度公開をいたしました。







   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、預かり約300日間の変化。

2020-06-11 20:20:06 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


2019/08/21より甲斐犬の女の子、保護犬めぐの預かりをスタートし、来週2020/06/16で300日になろうとしています。



心も体も傷ついた子ですから、分離不安や乗車パニックの克服トレーニング、パテラに負けず一生歩けるような足の筋肉を育てて来ました。
まだまだ道半ばで、いつかそれらも含めて里親(飼い主)さんにバトンタッチ出来る事を信じて来ましたが、保護主である
しだはいワンニャンの会さんと話し合い、保護犬めぐは当家から移動する事になりました。


非常に微々たる変化かも知れませんが、300日間に訪れた変化を書いてみたいと思います。

黒い体毛に、所々茶色い斑があるような毛色でしたが、甲斐犬らしい縞模様に変わって来ました。

 

 

 

 

理由は不明です、出来るだけ毎日コームやブラッシングをして来ましたが、その刺激なのか、
食べ物か、環境の変化なのか何かがきっかけとなり、美しい縞模様を見せてくれるようになっています、
更に変わるかも知れません。

散歩を始めた当初は、小石に足を取られただけで脱臼していたパテラの症状ですが、
市販のフードに鶏ささみか、胸肉を蒸し、そぼろ状にした物をプラス(タンパク質強化のため)、
階段や段差を避け、筋肉づくりに頑張って歩いたため、簡単には外れない頼りになる筋肉が、
育って来ました、本人のがんばりが出した結果だと思います。
後はこの筋力を維持すれば腱を痛めて歩行困難や手術が必要などにならず、一生自分の足で
歩行してくれるものと信じています。
本人も最近は少々調子に乗って、段差をピョンと上がったりするので、注意されたりしています、
階段(のぼり)は、近付かないように教えましたが、今後もコントロールが必要そうです、
ずいぶんお転婆さんになりましたので。

分離不安には波があります、時間帯でも違いが出ます、条件が良ければ一時間以上単独で居られ、
人を遠吠えで呼ぶ事なく過ごせる場合があります。
ただ、車のエンジン音など人が遠くに行ってしまうと感じると、途端に落ち着きを無くしてしまいます、
5分も持たなかったのが15分は、ほぼコンスタントに待っていられ、一日の内、30分を複数回記録出来た
時もありました。
今期待しているのは当家から移動する事で、知っている人間は居なくなっても、他の人間が身近に居てくれる
のを学習すれば、以前の様なパニックは起こしにくくなるのではといった思いです。

乗車時のパニックはまだまだ学習中ですが、バリケンではなくリードを付けて後部シートで人と乗車すれば、
大分落ち着いて乗車出来るようになりました、それでも乗車直後は、落ち着きを失いますが、随分落ち着きを
取り戻すのが早くなりました、おかげで動物病院にも2人いれば連れて行くのも容易になりました。

今後は、新たな保護犬めぐ情報は、ここには乗りません、これからも変化してゆくめぐの事は、
貴方の最良の家族となっためぐが、ご自宅で見て感じる事が出来ると思います。
保護犬から幸せな家族となれますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。





里親さん(飼い主さん)を希望されている方へ、めぐの事をまとめたデータ記事があります、
当家に居る間、必要に応じて加筆 修正して来ましたが、めぐが移動となりますので現在の状態とは違いがあるかもしれません。

↑この記事を読んだ希望者さん?から「ハードルが高い」との反応があるそうです、生涯愛して頂くため、記載時に得ている情報を書いた物で、
飼える方が、読んで諦めるって事が、正直言えば理解出来ず困惑しています。
この子と一定期間暮らし、得た情報は全てお伝えしたく書きました、良い事だけで、ネガティブな情報は黙っていた方が良いですか?
乗り越えなければならない部分があるのなら、相談して下さい、一緒に考え一頭の犬を家族にする努力に微力ですがお手伝いしたく思っております。
一旦は公開中止をしましたが、保護団体さんの了解の元、再度公開をいたしました。




   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、とは

2019-12-09 19:12:09 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


この記事は、里親さん(飼い主さん)を募集中の甲斐犬、めぐの事をまとめたものです、
必要に応じて加筆 修正して来ましたが、めぐが移動となりますので新たな更新は無くなってゆきます。

この記事を読んだ希望者さん?から「ハードルが高い」との反応があるそうです、生涯愛して頂くため、記載時に得ている情報を書いた物で、
飼える方が、読んで諦めるって事が、正直言えば理解出来ず困惑しています。
この子と一定期間暮らし、得た情報は全てお伝えしたく書きました、良い事だけで、ネガティブな情報は黙っていた方が良いですか?
乗り越えなければならない部分があるのなら、相談して下さい、一緒に考え一頭の犬を家族にする努力に微力ですがお手伝いしたく思っております。
一旦は公開中止をしましたが、保護団体さんの了解の元、再度公開をいたしました。

名称(仮):めぐ(恵・メグ)

犬種・性別・年齢・体重:甲斐犬・メス・不明(推定3~5才)・7.5kg(2020/05/14測定)

保護日:2019/08/21

保護に至る理由:多頭飼いの飼い主(高齢)死亡により保健所収容。

性格:人好き、怖がり(パニックになる場合有り)、興奮しやすい。
   ドライヤー・雷などが苦手です。
   小型犬のように抱っこをせがみます。宅配さんのような外来者に吠えます、
   要求吠えはありませんが、必死に鼻鳴きをします。甘えのスイッチが入ると、
   前足で強く引っ掻いてしまいます、大袈裟に「痛い!」と言えば辞めますが、
   時間が経つと繰り返しています。
   人の食べ物を貰っていたようです、なんとか治しました、譲渡後も決して与えないで下さい。
   ききわけの良い頭のいい子です。
   すぐに“開き”になって甘えます。
  

飼育場所:室内、人と同じ場所に置いて下さい、玄関やめぐだけの
     部屋はNGです。外での飼育(係留・犬舎等)は出来ません。
     階段も足に負担ですので1階以外はNGです。
     就寝場所は、あなたの寝室です、布団の横に寝場所を作れば、そこで眠るかも知れませんが、
    「布団に入れて欲しい」と頼みに来るかもしれません。
       

排便:順調、当初はペットシートで失敗無し、現在は散歩中に行う。

保護後検診・医療等:フィラリア陰性、避妊手術(09/04)済、
          フィラリア予防薬(毎月ハートメクチン錠68投与)、
          ノミダニ忌避薬(毎月フロントライン0.67ml滴下)
         ↓
         フィラリア予防薬、ノミダニ忌避薬2020年中旬より(毎月パノラミス錠M投与投与)

 

身体特徴:小柄な体格です。
     

     顔の右側の縞
          

     胸に“尖山”or漢字の“人”文字型の白毛ワンポイント
     


持病(その他、性格的な注意点):
1,パテラ「膝蓋骨脱臼」(しつがいこつだっきゅう)
 症状を数回確認、ほとんどは本人がストレッチにて補正、
 2回預かり飼育者が補正。
 参考サイト→[パテラとは]
 飼育場所の床面に注意、階段を使わせず、ソファー等に登る時の段差を、踏み台的な物を置く事で小さく。
 譲渡が決まったら必ず主治医を受診し、パテラに対処する指導を受けて下さい。
 ※余談ですが獣医に義理立てや遠慮等せず、何かあったらセカンド・サードオピニオンを、
 積極的に受診して下さい。
 必要性を感じて頂ける参考記事→[ゴン太郎先生「ポキールの右足のこと」]

2,分離不安症、単独では就寝できず遠吠えをする、
 現在は預かり飼育者と共に同室(寝具)にて就寝。
 飼育者が外出すると数分~数十分で遠吠えを始め、
 飼育者を探し側へ行こうと、出入り口突破を試みる、
 ドア等を傷つけ、自身もケガを負う。
 2020/4より、夜に隣室に行き、数時間単独で寝始めました、
 朝には寝室に帰って来ていたりします。

3,車両乗車に恐怖する。保健所からの引き出し時から現在まで、
 続いている。キャリーに入れ走り始めると脱出しようとする、
 結果、キャリー内部に多数のキズ、自身もケガを負う。

それらに対する現在の対処:
1,大腿四頭筋をはじめとする筋力強化の為、一日二回の散歩、
 二回合わせて4.5~6km(小雨であれば雨天時にも)。
 食事をタンパク質強化。
 階段を使わない、飛び降りなどを極力避ける、散歩中、不安定な浮石等、踏まないように誘導、
 遊びたい時には、急なダッシュ、クイックな方向転換等避け、遊びを工夫する。
 体重測定を細かく実施し、ウエイトコントロールする。

2,短時間、単独で置き、何事も無かったように入室、人は居なくなっても
 必ず帰って来ると理解させるべく現在までトレーニングしている。
 出ていく時と帰った時をイベント化しない(「行ってくるね」「良い子にしていてね」等の
 声掛けで単独にするサインを出さない、「ただいまー」「良い子だった?」などの声掛けで
 興奮させない)帰って興奮気味に喜んでも相手にしない。

3,キャリーに入れるのは危険だと判断しています、大きなケガや、突破し車内に出た時に、
 運転に支障が出る行動をする可能性があります。
 車内でシート等に係留し、落ち着いて乗車出来るようトレーニング中ですが、
 運転者と一対一での乗車はエンジン始動と共にパニックになり、走行は出来ておりません。
 後部シートにて同乗してくれる人が居た場合、興奮は高いのですが、片道一時間の乗車が
 出来ました。
 [車に乗る→楽しい事]と思ってくれたら、運転者とのドライブにも可能性が見えて来ました。

  

2019/12現在の預かり宅でのくらしかた:
 散歩後、ドライフードに、鶏ささみ又は、皮を取り除いた鶏むね肉を、
 加熱、そぼろ状にした物を混合し、これを一日二回食べる。
 平日は預かり責任者帰宅までゆっくり過ごす。
 預かり責任者帰宅、食事、散歩後、分離不安と乗車トレーニング、就寝。
 休日は午前中に分離不安トレーニングを数回、乗車トレーニングを2回午後はボランティアに出るため、
 帰宅までゆっくりし、帰宅後、平日と同じ散歩やトレーニングを行う。夕方の散歩と食事の順番が変わる事もある。

 散歩では最初と最後に引くが強いものではない、中盤は興奮し強い引きが出る(その都度
 注意する、直後は良いが再発する)、小動物、猫などに反応、特に鳥には強い反応、
 多頭飼い出なので小型犬に強い興味、本人は匂いを確かめようと接近したがるが、
 相手が恐怖し威嚇すると、それに応じて唸ってしまう。
 とにかく散歩好きで豪雨でも行きたがる、初めての場所は興奮し強い引きやジグザク歩きが出てしまう、
 接近する車両に注意が必要。

 パテラを悪化させないために、頻繁に体重測定している、おやつなど間食はコントロールが
 難しい為、頭とワタを取り除き、出汁をとった出がらしの煮干しを少量与えている。
 現状、後ろ足腿の筋肉は非常に発達し来ており、体重も保護時7.65kg、避妊手術前8.26kgから
 8.65kg(2019/12/26測定)に増加、2020/01/07測定で8.8kg(正月中の間食が原因)にしてしまいました、
 運動量を1日1.5~2km増やし、間食停止、フード量の調整でコントロールした結果、2020/01/24測定で
 8.3kgにダイエット無出来ました、今後も細かな体重測定、間食のセーブで足に影響の出る
 体重増には気を付けてゆきます。

2020/1にお腹を壊し、一日絶食から徐々にフード量を戻す事で落ち着きました、しかし、
 2月に再発し獣医師に診断を仰ぐ、急性の大腸炎の診断で投薬し落ち着く。
 4月に再発、[絶食→フード量を戻す]で落ち着くも、月末に再発。
 フード内容を変える事で原因を探っています。体重4/22・7.2kg。
2020/05/25追記:与えていたフードの[アニマル・ワン 犬の雑穀ごはん]は、大変良質なフードだと思っております、
 ですが当然、合う合わないがございます、残念ながら内容の材料、又は加工法がめぐには合わない部分があったようです、
 現在、色々な市販フードと混ぜ様子を見ております、3:2(2が犬の雑穀ごはん)ですと安定し、排便状態も良好です。
 特定のフードにこだわらず、入手しやすく安全と思われる物を数種試しており、現在のめぐにとって良い物確認出来ましたら
 再度加筆する予定です体重5/14・7.5kg。

 2019/11で換毛の大量な抜け毛は終わりました、保護時には表れていなかった虎毛が、出て来ています。
 2020/4から始まった春の換毛で、虎毛が色々な場所に現れて来ました。

この子の特徴(個性?)として、肛門腺液が出やすいようです、抱っこ時には気を付けた方が良いです、
 一応、肛門腺の絞りはやっていますが、本来医療行為であります、里親さんに勧めはいたしません。

  

預かりボランティアから:
 めぐを家族にとお感じになられた方、預かりとしてとても嬉しく思います、ですが、良くお考え下さい。
 大切で安心出来る家族が突然空中分解し、不安と恐怖で辛い目にあった子です。
 今でも高齢の男性を散歩中に見ると、確認すべく近くに行きたがります、
 当然ですが亡くなった事など理解してはおりません、同居していた小型犬たちに対しても、
 会いたいに違いありません、これも散歩中の小型犬に対しては、敵意よりも確認をしたがります。

 めぐの年齢はあくまで推定で、10年以上元気に生きてくれるかも知れない子です、
 甲斐犬の最長寿記録はクロ号♀28歳7ヶ月です。飼い主と2度目の死別は勘弁してやってください、
 つまり、めぐより先に死なないで下さい。
 明日の人の運命は分かりませんが、現在の年齢を考え10年後の生活と自分自身を想像して下さい。
 この子が最後の時に、貴方の顔を見て安心して旅立てるようにして下さい、そこに居て下さい。
 これから出産・育児期間を迎える方、御家族に高齢の方がいらっしゃる方、出産・育児や介護が必要に
 なるかもしれません、その場合、くたくたに疲れたあなたが、毎日散歩が出来ますか?
 その他にも色々想像してみて下さい。

 何らかの事情でお身体が不自由な方、または御家族にいらっしゃる方、めぐは好きになれば
 甘えて来ますし、すぐそばに居たがります。
 前足で飛びついて「大好き」って気持ちをぶつけて来ます、未就学の児童さんも含め、
 転倒してしまう可能性があります、杖をついての状態も、めぐには分からず、やってしまうかも
 しれません。
 室内で車椅子が必要な方、座っている人の膝の上に座りたがります、唐突に飛び上がって来ると、
 かなりの勢いですので、この場合も転倒が案じられます。
 めぐが車椅子の後ろ(前よりも可能性は高い)で眠るかも知れません(好きな人に寄り添いたがる)、
 すると、死角となりなり、めぐの足を轢いてしまう可能性もあります。
 めぐの所在が確認無出来ない場合、手鏡などで死角を確認してから動いて頂くなど、
 めぐを迎えて頂いた後、それまでに無かった御手間が必要となり、不自由だと
 感じてしまわれるかもしれません。
 
 めぐが歩ける限りはしっかり散歩に付き合ってやって下さい。
 当然ですが排便はちゃんと持ち帰って下さい、往来に置きっぱなしなど、
 この子に恥をかかせないで下さい。
 降雪や路面凍結は、冷えの影響やスリップで足にとって非常に危険な散歩になります、
 安全な場所を歩かせて下さい。
 現在散歩に使っている犬具です↓ サイズ等ご参考まで。
 アースペット(旧ターキー)製品
 ダイスキ反射強力リード[中型犬用 10mm]
 お散歩用首輪(小型犬用:首周り:27cm~37cm)
 ハートハウス軽胴輪(小型犬用:胴周り:35cm~51cm)
 岡野製作所製品
 ピカットリード(#12 12×1400)

 足に持病を抱えています、悪化させない様に努力が必要です、戦いです、可愛いからと
 高カロリーなおやつを頻繁に与えていたら、この子を苦しませる事になります、
 フード量には十分に気を付け、体重コントロールはシビアに考えて下さい。
 飼育場所にフローリング等、滑りやすい床面がある場合、滑り止めを施して下さい、
 高額な手術が必要になるかもしれません、将来的にも経済は余裕を持てるようにして下さい。

 行政への登録・狂犬病予防ワクチン等、法令を遵守し、誇らしい飼い犬としての身分を与えて下さい、
 その証である鑑札と狂犬病予防接種済票を常時持たせて下さい。
 安定して手に入れやすい、ベストと感じられる良質なフードを食べさせて下さい、健康の基本です。

 優しい貴方の愛情で、心に深い傷を負ったこの子を守ってやって下さい、でももし、
 飼い主として不安(将来的にも)がある場合、飼わないという愛し方もあります。
 宜しくお願いいたします。

感謝:
 首輪・リード・キャリーの寄付や貸与をして下さった、焼津甲斐犬繁殖場崩壊現場のМ様。
 マーキングチェックや移動など本当に助かる犬用おむつを寄付して下さった甲斐犬ボランティアのI様
 ブログ記事や有形無形の支援支持を下さった甲斐犬ボランティアの皆様。
 拙いブログを読んで下さり、めぐの事を心にとめて下さっている皆様。
 心から感謝いたします、里親さんにバトンタッチする日まで、当家にてお預かりいたします、ありがとうございます。
   








   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、澄んだ空気は美味しいね。

2019-11-11 19:11:11 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


ここのところ、朝の散歩は涼しい→寒いに変わってきました、晩秋って感じがピッタリです。

里親さん募集中のめぐについて情報を整理した記事を書こうと構想中です、
箇条書きの様にサッと読んで頂けるようなものにしたいと思っています。

この日も「あれも書こう、これも書こう」と考えながら歩いていましたが、
周囲が明るくなり、鳥のさえずりや、動き始めた人々の生活音が聞こえてくると、
「良い朝だな~」って感じました、考えるのも良いけれど、
めぐとの素晴らしい散歩を楽しもうという気持ちになりました。

保護犬めぐ009


めぐのデータ記事の構想作成の為、ブログUPが少し不定期になります、宜しくお願いします。







   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、「朝に会おうね」

2019-11-04 19:11:04 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


ワンコとのお散歩は、色々面白い事が起きます。

散歩コースの途中に複数の小さな水路があり、何カ所も金属製で網目のグレーチングで蓋がしてあります。



ワンコの多くがこのグレーチングを怖がります、小型犬が不用意に足をつけば、
隙間に足が落ち込みケガをする可能性もあり、散歩コースにある場合、要注意の箇所となります。

鬼門?のグレーチングですが、ある場所で熱心にめぐが、のぞき込み匂いを嗅いでいました。
水路は水の量が少ないと、様々な動物の通り道になっている場合があります、
その臭いや気配が気になっているのかと思いました。

鉄肝家の散歩は犬を急かしません、何かに執着した場合、その時々ですが納得いくまで探求させます、
人の100万倍以上といわれる犬の嗅覚、そして匂いを記憶する性質から、嗅ぐ行為は大切だと思います。

「また動物の気配かな?」と、嗅いでいる鼻先を見てみると、かわいい薄紫の子がめぐを見上げていました。

  

「かわいい友達をみつけたね、ホシアサガオって子だよ、ふたつのかわいい子が出会った記念撮影しておこうね。」



その日の夕方も同じコースを歩きました、同じグレーチングで足を止めためぐが、
「いない、いない」と探しています。「大丈夫だよ、また明日の朝に会えるよ」

翌朝、無事に再会を果たし、挨拶して、散歩は続きます。
あと何回、このかわいい朝の挨拶が出来るだろう、ホシアサガオの花の季節は終わりのはずだし、
めぐの鉄肝家からの卒業はそれよりも早いかもしれない。

散歩の一歩一歩が、貴重に思える預かりおじさんです。





   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、上手に散歩♪

2019-10-28 19:10:28 | 保護犬めぐ
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08/21しだはいワンニャンの会から鉄肝家にめぐをお預かり。
直後から室内にて首輪にリードを繋ぎ、人とそれを使って繋がる(心も)事を理解させる。

08/25ハーネスを装着、庭にて外の空気に触れる。

08/31庭での散歩練習に加え、抱いた状態で門外に出る(車が目の前を通り過ぎるなどを体験させる)。

09/06門外へ自らの足で出る(道路では無くアプローチまで)。

09/09家の前の道路を横断(アプローチで「待て」を行い、車が通り過ぎてから「GO」)。

09/13道路の右側を50m歩く、横断し反対側を50m歩いて戻る、これを繰り返す。

09/16家を出発し500m散歩(以降、徐々に距離を延ばす)。

09/19想定していた散歩コース2kmを完歩(めぐの好奇心は更に遠くへと)。

09/20には3km、09/21には足のを事(パテラ)を考えると一度に歩くのには長距離すぎると思われる4kmを完歩。

09/22から2~2.5kmを朝歩く。

09/25から1日2回(朝夕)2~2.5km歩く。

09/27から朝2~2.5km・夕1.5~2km歩く。

10/24から朝2.5~3km・1.5~3km歩く。現在に至る。

私は心配性で臆病で慎重に事を運ぶ人間です、ですから今まで預かった子に外散歩を始めるのは、
最短でも3カ月かけて来ました。
めぐは大変に速いペースで進めました、とても怖くて緊張しました、でもめぐは素晴らしい学習能力で、
想定以上の手応えで次の段階、次の段階へと進んでくれました。



もちろん問題点が無かったわけではありません、興奮しやすい性格なので、散歩途中でも落ち着かせる訓練は、
今でもしています、彼女にとって道ですれ違う散歩中のワンコには、大変な興味を持って、「遊ぼう♪」と、
誘います、相手としては初対面の黒い中型犬が、興奮しつつ自分に近付こうとしますから当然唸ります、
するとスイッチが切り替わり、めぐも唸りが出てしまいます。
興奮を抑え、尾を振る程度で擦れ違えるように、毎日勉強です。

人とも多く擦れ違います、特に御高齢の男性に強く興味を持ちます、恐らくですが前の飼い主かを確認している
ように思います、亡くなった事をめぐが理解出来るわけも無く、どこか心の中では、迎えに来るのを
待っているのかも知れません、先輩犬2頭と飼い主と自分との生活は、彼女にとって大切な記憶なのでしょう。

本格的に散歩を始めて1カ月強になります、大きく変わったのはめぐの足の筋肉です、薄くてフニャフニャだった足が、
厚みを増し柔軟ですがコシが出て来ました、そのせいか、パテラの症状で足を引きずる姿を、私を含め家族は1度しか見ていません、
筋肉が膝をカバーしてくれていると思います。

お尻尾ピーンで肛門丸出しの元気なめぐが、上手に楽しく散歩する姿を御覧下さい。

保護犬めぐ008


「待て」と「ストップ」、「よし」と「ゴー」、2種類の号令を使ってみました、「混乱するから統一すべき」とお叱りを
受けるかもしれませんが、混乱する子と、意図を察知し忖度?出来る子が居るように思います、めぐは後者で実によく従ってくれます、
ですが現在は私が言いやすいので「待て」「よし」で指示しています。

今後は里親さん募集のための、めぐのデータベース的な物を作ろうと思っています、
引き続き保護犬めぐに御声援をお願いいたします。






   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、地球の歩き方。

2019-10-21 19:10:21 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


おじさん「めぐ、門の外は怖い事もいっぱいあるよ、おじさんのいう事もちゃんと聞けないとダメだ、
本当の外の世界へ出る練習を始めるかい?」

めぐ「えーとねぇ、、、」



めぐ「めぐ外に行きたい!練習がんばるよ!」




先ずはハード面、常に付けている首輪に、この子の身分証ともいえるものを装着・確認、
それに併せて迷子札(ネームプレート)を付ける。



この首輪とは別の首輪にリードを連結、アース・ペット社(ターキー)の
「すっぽ抜けを軽減する胴輪」タイプの物にもリードを繋ぐ。



外で怖い事が起きたらリードを持っている人を頼る事、「待て」を確実に行う等々、
外に出る基本的な事を学びます。

  

  

「おじさん、わたし準備出来たよ、さぁ外に連れて行って♪」

 

可愛いウインクいただきました♪

散歩コースを想定し、途中にお住まいの方に了解を頂き、厄介な雑草を駆除します、
センダングサやヌスビトハギです。



いよいよ外散歩に出発します!






   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、ドキドキワクワク外の世界。

2019-10-14 19:10:14 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


分離不安パテラ、、、さあ、ネガティブな?個性は出尽くした!これからは素晴らしい事がいっぱいだ♪

パテラと戦うためにも元気な足の筋肉が必要です、それは美味しいごはん&適切な運動で手に入れます。
現在、良質なドライフードを一食当たり50gに、鳥のササミか皮を取り除いた胸肉を蒸し、フードプロセッサーで
そぼろ状にした物を20g混ぜたごはんを日に2回食べています。
当家に来た時には「大丈夫だろうか」と、心配する食欲でしたが、徐々に安定し9/21以降、完食の毎日です。

次は運動、我が家にめぐが来た8/21の4日後、8/25に狭いですが庭で散歩の練習は開始していました。

  

ハーネスのみで少し自由に歩かせています、物や風の匂いをクンクン♪

保護犬めぐ007


緊張しながらも初めて歩く外の世界を学んでゆきます。

  

「おじさん、この門の外には何があるの?」庭での練習を始めて間もなく、彼女の好奇心は
より広い世界へと向かいます。

おじさん「めぐ、門の外は怖い事もいっぱいあるよ、おじさんのいう事もちゃんと聞けないとダメだ、
本当の外の世界へ出る練習を始めるかい?」

めぐ「えーとねぇ、、、」








   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

保護犬めぐ、幸せへのハードル。

2019-10-07 19:10:07 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


前回の記事で意味深な終わり方をし、知り合い各所からクレームの嵐が(汗。
今回はその理由をお話するのですが、先ずはめぐの可愛い動画をご覧下さい。

日曜の早朝で私のテンションも声もガラガラ、ですがめぐは、当家に来た直後から始めたボール遊びを元気よくしてくれます。

遊びの目的は、まだ外が未知の世界でお散歩を庭で練習中な為、運動不足(飼われていた環境が、この子の足から
想像できます、後ろ足腿の筋肉が0に近い、薄くてフニャフニャでした)で、筋力強化とストレス発散、それに
重要なのが物の所有にこだわり、他に対して敵対的な反応を示すトイアグレッシブの確認(食物に関るフードアグレッシブは、
無い事を確認済み)です。

遊びのシステムは理解するものの、めぐは私にボールを返したくは無い様で、ごまかそうとします。
勿論、取り上げてもアグレッシブでは無いので、本来の目的としてはクリアです。

前回の動画の時にも書きましたが、事情があり、動画中に名前を「はな」と呼んでいますが、現在は「めぐ」に戻っています。
それと当初、掃き出し窓方向にボールを投げていますが、ガラス面から10㎝手前にワイヤーフェンスを設置してあり
(今までの預かり犬の、ガードのため)、「オーバーランしてぶつかってもケガはないだろう」と思い始めましたが、
やってる私が、見た目に怖いと思い、場所移動しています。


保護犬めぐ005



別の日の撮影です。ボール遊びの前にシャンプーをしています、既にだいぶ疲れているめぐが、頑張って「取ってこい」しています。
私に返す事は出来るようになりましたが…。

保護犬めぐ006


如何でしょう?よくしゃべる娘でしょ?(笑。
でも残念ですが現在はボール遊びはやっていません、もっと小規模?な「取ってこい」をする事はありますが、
部屋を走らせるような方法ではありません。
その理由が、前回の意味深な終わり方に関係しています。

この動画の翌週に避妊手術を受けに動物病院へ行きました。手術前の診察時に気になった事を話し、触診して貰いました、
40cmほどの高さから飛び降りた時と、横になって寝ていたた姿勢から起き上がった時に、後ろ足を引きずるような様子と、
直後ストレッチし何事も無かったように歩いたことです。
小型犬にはよくある膝のトラブル「パテラ(膝蓋骨脱臼)しつがいこつだっきゅう」を疑いました、触診の結果、
残念ながらパテラである事が診断されました。

何も悪い事なんてしてない、とっても良い子なのに、、、、、
軽く2mの壁を駆け上がり、山の急斜面を走る事の出来る、素晴らしい能力をDNAに持つ甲斐犬、
でもめぐは、段差を駆け上がったり、急な方向転換等、足に負担を掛けられません。

前述の通り後ろ足の筋肉はヘロヘロでした、筋力を付ければ膝を補うことが出来ます。
何時も預かり犬は、時間を掛けて散歩を教えます、外の世界を知らない子にとって、危険がいっぱいで、
恐怖からパニックを起こすと命に係わるからです、しかし、めぐには早く散歩を教え、
筋力強化を図らなければなりません。

次回、めぐは散歩の練習をがんばります、どうか引き続き応援をしてやって下さい。





   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

甲斐犬めぐ、保護犬生活スタート。

2019-09-30 19:09:30 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


前回の記事からの続きです。

譲渡不可な甲斐犬めぐ、少なからず緊張と覚悟をしていた鉄肝家ですが、とても安心したのと複雑な想いとで、
預かりをスタートいたしました。

生活する上で、先ず大切な“入れる事と出す事”と“その場所です”。
床クロスの1マスが縦横20cm。
養成テープで軽く固定してあるのが、ホームセンターで切り売りしている透明でやや厚めのビニール。
白い皿がごはん、緑が水、共に100均の物、シリコンの薄いシートをひき、滑り止めにしています。
シリコンのトイレマットにシートを固定です。



眠る場所は、良くくつろいでいる場所に毛布をひいてあります。

食べ物(ごはん・オヤツ)を与える時に「待て」ってしますよね、「可哀そうだ」って方、分かります、
私も以前はそうでした、色々な機会に色々な方にご教授頂き、すっかり意識が変わりました。
生きるために重要な“食べる事”を「待て」と言われて待てる事は、シーンが変わるとワンコの
命を守る事が出来る重要なコントロールなのだと知りました。

預かりっ子には全員「待て」を教えて来ました、もちろんめぐにも行います。
次の動画ですが、8/23で預かり50時間経過しためぐの様子です。
「待て」を連呼しています、耳障りだと思います、めぐは待つ事を直ぐに理解しましたが、
よし」の指示を待てない事が多く、連呼して止めています、現在は1~2回で「よし」まで
しっかり待つ事が出来ます。事情ご理解いただきご容赦をお願いします。
事情があり、動画中に名前を「はな」と呼んでいますが、現在は「めぐ」に戻っています。

保護犬めぐ003


たった2日でここまで出来る子です、とても頭の良い子です。

ですが…。

預かり初日と翌日の夜は、私が休んでいる隣の部屋で大人しく寝てくれました(もしかすると眠ってはいなかったのかも)。
「待て」の動画を撮った深夜、遠吠えを始めてしまいました。
私達と密接な関わり方を始め、まだ小さな物だけど親近感が出て来たのか、「怖い、寂しい」と鳴いたのです、
流石に深夜帯で御近所の安眠を妨げます、声を掛けたりしましたが、一時止まっても再開してしまいます、
家族で話し合い、私の寝室で休ませる事にしました。
本人は大喜び、私のベッドに飛び乗り、はしゃいでシーツがグチャグチャ、ニコニコしてます。



これにはとても悩みました“一人で眠れる”って事は、人とも眠る事が出来るって事だけど“人が居ないと眠れない”って事は、
飼育環境に「枷が一つ嵌まる」という事です。

同時にもう一つ不安が浮かびました。この2日は誰かが家に居て、めぐに留守番をさせていなかったのです。
翌日10分間留守宅にし、カメラで動画を撮影しました、その結果…恐れていた通りの事が起きました。

分離不安症

以下↓は静止画に10分間で鳴いた吠えの内、1/4を編集し入れてあります、悲しく寂しい声です。

保護犬めぐ004


以前のめぐの生活環境は、高齢独居の飼い主、先輩犬(群れの順列で上位)が2頭、飼い主が所用で外出しても、先輩犬が居ました、
恐らく保健所収容で先輩犬が引き出された後、生まれて初めて1頭で過ごしたと思われます。

きっと保健所(夕方から朝まで無人)でも鳴いていたのでしょう、出掛けたきり(実際は死亡)で帰らない飼い主と、知らない内に
気配が無くなっていた先輩犬、「どこー、何処に居るのー、会いたいよぉー、寂しいよぉー」激変した環境、突然、恐怖の只中に
突き落とされた甲斐犬の女の子…そりゃあ、心に傷のひとつやふたつ出来たって、なにも不思議はありません。

この出来事の前に家族の手を舐めていて、半袖だったのでどんどん腕の方まで舐め、興奮し鼻鳴きが出て、前足で抱え込むように
一心不乱に何分も舐めた事がありました。
曰く「恐らくだけど親近感が出て来たのかな…そして、失いたくないんだと思うよ」手の舐めは短時間で辞めさせるようにしました、
どのような感情からでも興奮はコントロールする必要があります「もっと舐めさせて」って悲しそうな目を見ないように拒否します。

鉄肝家に親近感を持ち始めてくれたのが、分離不安→遠吠えになったとしたら、こんなに切ない事はありません。

夜間は私と一緒に眠り、昼間(私の帰宅後)は分離不安軽減のためのトレーニングを始めました、短時間の留守を作り、外出と帰宅を
イベント化しないようにしました、「いってきまーす」「良い子にしてるんだよ」「ただいまー」「大人しくしてた?」などの
声掛けを止めました。
ランダムに留守時間を長くしたり短くしたりするなど、チャレンジしています。現在の所、当初のような遠吠えは発生率は低くなりましたが、
思い切って30分留守宅を作った所、めぐの居る部屋から出て私達を探そうとしたのか、出入り口に爪や牙でアタックした痕跡がありました、
分離不安が高じると家具などの破壊行為が出たりするので、極端なトレーニングは控えた方が無良さそうです。
時間を掛けて「必ず人は、めぐの所へ帰って来る、酷く心配する必要は無い」って事を、体験的に教えてゆく必要があり、
この子と暮らす里親さんも努力が必要な部分です、年単位でのトレーニングになります。

「きっと良くなる、大丈夫」

めぐが来て2週間たった時、避妊手術に連れて行きました。
その時に、分離不安以外の気になった事を獣医師に伝え、診察して貰いました。
この子はいくつ試練を乗り越えなければならないのか、嫌な予測は当たってしまっていました。





   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

さぁ、勇気を出して

2019-09-23 19:09:23 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


前回の記事からの続きです。

行き場のない甲斐犬の女の子、その話が伝わってすぐに決まった事がありました、それは、「ワンニャンの会が保護する」って事です。
多頭飼い崩壊を次々にレスキューに入ったワンニャンの会さんですが、実は猫の保護を得意としている団体さんです、
現在携わっている甲斐犬繁殖場崩壊現場ですが、そこに連れて来るのには問題があります、24頭からスタートした現場も4頭となり、
落ち着いている所へ、見ず知らずの犬を入れる事は、日中・夜間を問わず騒ぎとなる可能性があり、のどかな場所にある現場ですが、
周囲には民家があります(周辺にお住いの方々が良い方ばかりで、現場にもご理解頂きボランティアに労いのお言葉を頂く事もあるそうです)
せっかくご理解頂いている皆さんも夜間に騒げば、現在居る4頭の居場所も危うくなるかも知れません「試しにやってみる」といった、
悠長な事は言えないのです。

現場がダメとなると、前述の通り猫を主な保護対象としている団体さんですから、仮としても居場所が無いのです。

鉄肝家縁者から「鉄肝家の出番」を告げるTELが入りました。元々当家の飼い犬は中型犬(外飼い)でした、
室内飼いは預かりボラの小型犬でノウハウはあります、件の甲斐犬は室内飼いだったとの事、「何とかなりそうだ」と家族で話し合い、
8/13に保健所に行ってきたから「小さいよ、小型犬テイストだ」と意味不明?な事前情報、、、、、しかし、

預かりを決めた直後、ある情報がもたらされました、鉄肝家はにわかに緊張します、その甲斐犬は、

譲渡不可の判定を受けていたのです。

保健所職員により行き場の無い動物を、何項目かチェックしたり、職員の判断により「譲渡する事に向かない、または躊躇がある」というのが、
譲渡不可の判定です、多くが人身が危険であったりする恐れです。

でもは言います「住み慣れた家(帰らぬ主人を待つべき家)から、無理やり連れ出そうとするのだから、唸ったり歯向かったりするのが当然、
俺だって必死に抵抗するさ、初対面で尻尾振ってくる子でなければ、譲渡不可な判定が出てしまう、保健所の立場もあるだろうが、
判定基準のような物が、地区によってバラバラなのも聞いている、他の地区だったら判定は違っていたかもしれない。」

確かにそうだと思いました、臨時家族会議で出た結論は、「犬は吠えるし、噛むのも仕事、全力で譲渡推奨犬にしよう」でした。

8/21、が保健所に引き出しに行きました。
十分に注意をし緊張をしないようリラックス(人の緊張が犬にとても良くないんです)保護区域に入り、首輪で体のあちこちを撫でる、
この時点では「大丈夫だ、何とかなる」って手ごたえがあったようです、でも油断と緊張は禁物、スリップリードを掛け、
少しづつケージから出してゆく、基本声はかけない、激しい抵抗があったらレッグガードを装着してリトライするつもりで、
時間を掛けて、時に背中を撫でながら、声に出さず「さぁ、君はいい子、勇気を出して、おじさんを信じて」って、心で話し掛けながら。

一度だけスリップリードから逃れようとしたものの、約30分強でケージから体を出す事に成功、革製の首輪(焼津の甲斐犬たちの
現オーナーのМさんがプレゼントしてくれた物)を、ゆっくりと装着、最後にワイヤーリードを連結し、バリケンの中に誘導し完了したのが約1時間近く。

「時間が掛かり過ぎで犬の負担が大きいのでは」って感じられた方も居られると思いますが、一回の抵抗以外、一度の唸りも吠えも、
ましてや噛む素振りも無く、背中を素手で撫でると、振り向いて穏やかな視線を向けて来たといいます、
色々な人に色々なやり方があると思います、これが流のやり方で、この子に合っていたって事だと思います。

引き出しに行く前には名前を考え居たそうです、仮の名前ですが、良い名前をと、、、結果「めぐ(恵)」としたそうです、
幸せに恵まれるようにとの思いです(最後にNから付け足しがあります)預かり途中で事情があり、名前が変わりますが、
現在は元の「めぐ」に戻っています。

保健所→動物病院、この車中でも色々あったそうです、大小のビビリ排泄、肛門腺からもドバッて来てる香りが漂って来て、
本人は車の振動ゃ音、バリケンでの拘束状態等、全部が怖い、必死にバリケンから出ようと爪や牙を使う、
ケガをしそうな音が車内に響く(実際、口の一部を切ってしまいます)。

付けたばかりの仮名を使い「めぐ、怖いよね、そうだよね、ケガをしない程度なら暴れても良いよ、でも早く諦めような」が話しかけると
少しの間だけ我慢が出来たそうです、悪い事に豪雨と雷、休憩も出来ないバイパス道、必死の犬とのドライブです。

動物病院で受診、フィラリアはマイナス!初診では特に問題は発見されず、フィラリア予防薬を貰って鉄肝家へ移動、
その車中でもバリケンvsめぐの戦いは第二ラウンドを迎えます。

鉄肝家へ到着直後からマーキングや、フードアグレッシブの有無の確認、譲渡不可判定なので人に対する様子から服従心の程度を確認する為、
による即席の訓練が始まりました。
お座り・伏せ・待てを立て続けに教えます、驚いたのは飲み込みの速さと再現性、人に対する穏やかな感情と表現。
「これが譲渡不可の犬なのか?、殺処分対象犬なのか?」鉄肝家全員が感動と安堵と、やり場のない怒りの涙でグチャグチャになったのですが、
めぐだけニコニコと不思議そうに、メソメソしている初めて見る人間の顔を見ていました。

動画↓は当日、訓練して間もない様子です、殺処分対象犬なのですが、どのようにお感じになられますか?
保護犬めぐ001


保護犬めぐ002






でございます。
めぐには驚かされました、こんなに性格が良く頭が良い子が、殺処分て、、、判定の根本を見直してほしい、そう感じております。
めぐって名前ですが、「幸せに恵まれる」って他にも理由?があります、おっさんの話であまり面白くありませんので、
パスして頂く事を推奨します、、、えっ?読んで下さる?!良い方だなぁ、、、では遠慮なく。

甲斐犬のルーツは御存じの通り山梨(甲斐)です、当方の住んでおります静岡(駿河)のお隣です。
甲斐の名将、武田信玄公は皆さんよくご存じ、その信玄公にはお姉さんがおられました。

お名前は定恵院(じょうけいいん)様です、この姫様は駿河の今川義元公に嫁ぎます、政略結婚ですがしっかりと駿河の地に根を下ろし、
義元公との間に、今川家滅亡後も逞しく生き続けた今川氏真公をもうけます。

甲斐の国にルーツを持ち、駿河の国で確固たる居場所を持った姫様。
その姫様のお名前から一字頂戴したってのが、「めぐ(恵)メグ」の名の、もう一つの理由です、お後がよろしい様で、、、。







   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

3カ月の間に全てを失ってしまった子

2019-09-16 16:16:16 | 保護犬めぐ
保護犬めぐの里親様募集は事情により中止しております、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


その子の情報は8/9に静岡県東部で活躍されておられる動物愛護団体「どっぐふぁみりーきゅーぴっと」さんからもたらされました。

高齢の飼い主の元で飼われていたが、飼い主が死亡、行き場を失っている甲斐犬(雌)が保健所に収容中、今すぐに殺処分は無いかもしれないが、
保護出来る余裕が他団体にも相談したが、どこも目一杯。しだはいワンニャンの会甲斐犬繁殖場崩壊に関っている、
収容中の甲斐犬を保護し、保護犬として里親探しは出来ないか?といった内容だったそうです。

以前に書かせて頂いた通り、現在も当家の縁者が甲斐犬繁殖場崩壊へボランティアで入らせて頂いており、当家にも情報が入って来ました。

「実際に顔を見てみよう」という事で、8/13に、どっぐふぁみりーきゅーぴっとさん・しだはいワンニャンの会の両代表、当家の縁者とで、
保健所へ出向き、件の甲斐犬を見に行きました。

の印象としては、「すごく小さく見えた、一瞬、甲斐犬では無いのではと思ったほど」だったそうです。

保健所へ行って詳しい情報が出て来ました。
実は多頭飼いであった事、高齢の飼い主に小型犬2頭と暮らしていたそうです(この2頭は、この日にどっぐふぁみりーきゅーぴっとさんが保護)、
今年5月ぐらいに飼い主が入院、2カ月間は飼い主の御親戚が3頭の家に通い世話をしていた、7月に飼い主死亡、世話をしてくれていた御親戚にも、
犬が飼えない事情があったのか、保健所へ相談→収容となったのだそうです。

話をから聞いた鉄肝家は、甲斐犬目線で想像してみました、5月ぐらいまでは、その子なりの喜びや楽しさのある家庭(群)だったと思います、
他の2頭の様子から群の中でも最下層のポジションに居た事が想像出来ました、リーダー(飼い主)に頼り、先輩(小型犬2頭)に叱られたりしながら、
日々を過ごしていただろうと。

それが、ある日からリーダーが忽然と姿を消す、先輩犬たちも何が起こったか理解出来ず、緊張感のある空間になったかも知れない、
見た事も無い人が家に出入りし始める、身の回りの世話はしてくれるが、「あなたは誰?リーダーは何処?」の犬達の問いに答えは返って来なかった。

リーダー不在の生活が2カ月になり、犬達もその状況を受け入れつつあったある日、作業服姿の見た事の無い人間が数名、突然テリトリーに侵入、
手に持ったスリップリードを使い、先輩犬を次々に捕えて行く、必死に抵抗し「怖いよぉ、やめてやめて、助けて」叫びもむなしく、自分よりも
上位の先輩犬は連れ去られてゆく、恐怖しか無かったと思います。

保健所職員に悪気など無いのですが、スリップリードには使い方にコツがあります、ある意味、修羅場の収容現場で時間を掛け、苦しみや恐怖を、
極力少なく収容作業するのは、難しいのかも知れませんが、是非、努力して頂きたいと兼ねてから感じておりました。
使い方次第ではスリップリードは気道を締める窒息ツールになってしまいます。

「苦しい、息が出来ない、ごめんなさい、ごめんなさい、許して、助けて」甲斐犬の女の子は、必死でした、恐怖から出たのは唸り声と暴れでした。

大切な思い出や、リーダーの帰りを待たなければならない家から、収容所へと3頭は連れて来られました。
いくつか区切られている収容スペースに甲斐犬は入れられ、知らない音、知らない匂いに囲まれ、たった一頭で時間を過ごす事になります、
姿は見えませんが、鳴き声や匂いで先輩犬が、近くに居る事だけは分かります、恐らくそれだけが心の拠り所だったのではと思います。

その唯一の拠り所が…


収容され約1カ月すぎた8/13また見知らぬ人間が数名やってきました、その中の体の大きなオジサンは、大嫌いなカメラを近づけて来ます、
「誰だろう、知らない人、怖そうだな、静かにしていよう」

  

その人達が居なくなって、大変な事に気が付きます、先輩犬の気配が無いのです、数日間をたった一人で過ごします、どんなに心細かったか、
誰にも頼れない、群れの最下層の犬の心がどういう状態なのか、想像も出来ません、恐怖・絶望、ネガティブな感情しかなかった事でしょう。

人間だって孤独な甲斐犬の女の子を、その数日間ただ放置していたわけではありません、しだはいワンニャンの会、、そして鉄肝家だって、、、。






   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。