鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

09 WTN-J 秋キャンプ

2010-01-09 00:15:20 | 野宿
来年の話をすると鬼が笑うって言いますよね…鬼も呆れる去年の話をさせて下さい(;´Д`)

手元に一冊の古い本があります、本のタイトルは「海外アドベンチャーツーリング」
毎日新聞社の“バイク雑誌”TheBike(ザ・バイク)の別冊として昭和59(1984)年、
今から25年以上前に発行されたものです。

カラーページも多く単車の世界での有名人さんの他、実際に海外を走ってきた単車乗りの
リポートが書かれており、海外ツーリングの準備段階からの(当時の)ノウハウなど、
強く放浪癖を刺激するのに十分な内容であります。
しかし、当時の私は単車を競技車両として活用する事がが多く、長距離のツーリングより
“攻める”車の使い方をしておりました、ですから私の趣味の方向とは違う内容だったのです。

TheBikeの読者であった事から、その別冊だったこの本をなんとなく買い求め
「パラパラ捲る」読み方から「毎晩開く」読み方に変わり、読んだ後の夢には、
サハラの乾いた風を肺一杯に吸う私が出て来ていました。

約20年…

モトクロスやエンデューロを楽しみつつオンロード車を所有したり、国内を長距離走り、
同志を募ってクラブで走行、その後大人数で走った反動なのかソロで行動が多く…
紆余曲折?単車乗りを続けてきたのですが、そんな中、
「海外ツーリングをサラリーマンしながら楽しんでいる方々がいらっしゃるらしい。」
更には「海外ツーリングの経験者や生のノウハウを伝授してくれる集まりもあるらしい。」
“らしい”だらけの未確認情報は調べる気になれば直ぐに分かりました。

WTN-J(ワールド・ツーリング・ネットワーク・ジャパン)呼称としては「ワッツー」なのだそうです、
芝刈り機のマネをする芸人さんの愛称と似ていますが、積極的に笑いを取ろうって団体では
ありません…恐らく。
2004年あたりから折に触れ「どんな団体なのだろう」と、遠くから長い棒でツンツンするように
情報を集めていましたが、WTN-J関係者でもある藤原寛一・浩子ご夫妻の
「電動バイク世界一周」の達成記念キャンプが2008年5月に静岡で行われるとの情報に触れ、
「ご夫妻のリポートもあるし、このさいだから参加してみよう」と、出掛けたのがWTN-Jとの
ファーストコンタクト?でありました。

約1年5ヶ月…

昨年の11/21静岡県浜松市「秋葉神社下社前キャンプ場」へと
TW225にキャンプ道具積んで走りました、第14回WTN-Jキャンプに参加するためです。
おつまみと酒は地のモノを仕入れ、空冷エンジンに最適温度の風を受けつつ藤原ご夫妻の
「電動バイク世界一周ほぼ達成キャンプ」が以前に開催されたキャンプ場へ。

到着と同時に受付をしていただきます、南アフリカ→アルゼンチンへと船便で
単車輸送中に一旦帰国中のうらんさんが受付嬢で、爽やかな笑顔で迎えて下さいました。
受付終了後、テントを張ってから秋葉神社下社へカグツチの神様に御足元を騒がすお許しを
請いに行ってまいりました。


三々五々参加者さんが集まって来られました、海外ツーリングの経験者、計画中の方、
皆さんの話を聞きに来た私みたいな人。
簡単な自己紹介の後、宴会に突入ですヽ(´ー`)ノ
 
非日常?な話題がいっぱい!ロシアの田舎道のビックリ事情、ガソリン・オイルの国内では
想像出来ないような質の問題、トラブルのオンパレード&解決方法、怖かったり不便だったり、
だけどまた行きたい、再会したい人達が海のむこうに沢山居るのだそうです。
経験者さんに不毛な質問をさせてもらいました、帰ってきた答えは
「出かけちゃえば何とかなりますよ」ベストアンサー!ヽ(´ー`)ノ最高です♪

宴会も夜更けと共に自然解散→就寝となりました。

翌日は、クリスさんによる「日本を訪れた海外ライダーの事情」、バシシさん
御自身で海外を走ってきた車を前に「海外ツーリングにおけるバイクのメンテナンスと修理」、
楽しく興味深い内容を講義して頂きましたヽ(´ー`)ノ面白かったっす。
  

二泊三日のキャンプでしたが私は22日に帰宅いたしました。22~23日は常連さんが
多く参加され、より濃い?宴であったと居残りメンバーに後で教えて頂きました。

このキャンプには別冊モーターサイクリスト誌の取材が入っておりまして、
先月発売の別冊MOTOR CYCLIST 1月号に掲載されたそうです。

☆次回は四月か五月に神奈川県で開催されると思います、良かったら参加されませんか?

※この世界での有名人さんも多く参加され、御顔が広く知られている方々なのですが、
 一般の方の御顔にモザイク処理をするのに漏れが出る恐れがありますので、
 全ての御顔に処理させていただきました。