北海道のBAR panacheのオーナーバーテンダー、bossさんのブログ
「BAR panache のバーテンダーは天職なり」の記事、
「売られた喧嘩は買いまっせ!」の内容が気に入ったので、かな~り願望の入った「本歌取り」をしてみました。
皆様、まずは、
「売られた喧嘩は買いまっせ!」を読んで、その後この記事を読んでみてください。
bossさん、一部よくわからない用語が出てくると思いますが、ご笑覧下さい。
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皆様は初めて行ったサルサBARで、最初の女性に声をかける時って何て言いますか?
「踊っていただけますか?」
はい、これはよくありますね。
「踊ってくれたまえないか!」
まぁまぁ... 横柄な感じに聞こえますが、もしかしたら、漢らしいと解釈してくれて、OKがもらえるかもしれません。
僕が前から気に入ってるのは
この言い方です!
「地味な事しかできませんが、踊っていただけますか?」
おかげさまで、大抵「はい、いいですよ」と言っていただけます。
気が向くとすごく丁寧な言い方で
「超初心者なもので本当にワザが無くて地味な事しかできませんが、もしよろしかったら人助けだと思って踊っていただけますか?」
とかね。。。
とりあえず、ナメられておくんです、アタシ...
でもね、ここからが腕の見せ所なんですよ♪
僕のサルセーロ生命をかけて
一生懸命にベーシックを踏むんです。
ここで、ワザがない事にコンプレックス持ってるのは
まだまだ、3流ですわ。
そして、Aメロ最後の2小節=8カウントをピンポイントで狙って、誰でも知ってる
「必殺!クロスボディリードなんていかがですか?」
ってやるわけですわ。
最初、「しょうがないなぁ、人助けだと思って踊ってあげるわよ」的な「完全上から目線」だったサルセーラさんがどんどん、おとなしくなっていきます。
喧嘩なんです!
サルセーラさんと僕との!
サルサBARのフロアは、サルセーラさんを輝かせるためのステージではありますが、サルセーラさんとサルセーロの戦いの場でもあります。
僕たちサルセーロは、フロアのサルセーラさんを輝かせる演出家であり、その日たまたまお会いしたサルセーラさんみんなが楽しい気持ちになるように気を配るプロデューサーでもあります。
サルセーラさんが不快になるようなリードは許されません。
しかし、「上から目線」という名の喧嘩は買います。
フロアの一角で、繰り広げられる、サルセーラさんとサルセーロとの喧嘩を、皆さん気付いているでしょうか。
けっこう、萌えます♪
料理人は一皿一皿が真剣勝負、一回のミスが致命傷になります。
僕たちも一曲5分間のリードが毎回、真剣勝負です。ミスは許されません。
たった一回のミスが次回の「休憩中」につながるのです。
サルサにはこれでいいというラインはありません。
日々、進化するものです。
僕は、まだまだ未熟です。
僕もまた、日々進化し続けたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。