食う飲む踊る

……そして働く(笑)。

大雪とオヤジの思い出

2011-02-15 | その他
大した事じゃないんです。

かれこれ10ウン年まえになるでしょうか。大雪で帰宅ルートの要となるJR某線が翌朝まで完全ストップが決定、勤め先から自宅に帰れなくなったんです。で、なんとか実家にだったら帰れそうだった、そんな日がありました。その日は「急ですまないけど雪でねぐらには帰れない、済まないがその辺に布団だけひいておいてくれ」という連絡を、実家にしておきました。

で、なんとか実家に帰ると、母は夜食まで用意してあったのでありがたいありがたい(駅からちょっとあって本当に寒かった)といいながら美味しく食べて、そして布団も用意してくれていて、その日はありがたいありがたいと布団にもぐりこみ、ぬくぬくと実家で就寝したのでした。

で、翌朝。実家から出勤するわけです。

出勤前にオヤジが「朝飯はどうするんだ」と言うんですね。私は朝そんな食欲ないので、まぁその辺の立ち食いソバなりコンビニだかで何とかするよ、なんて事を言ったんですね。そうしたらオヤジはこういうのです。


「お前は今、ここで朝飯を済ませるんだ」


理由を聞くとこうですよ。


お前はここでたまたま運良く一泊できた。そして運良く今ここで朝飯を済ませられるな。ただ、今夜の大雪でもしかすると朝飯にありつけないかもしれない人もいるはずだ。さて、今、うちにはお前のための朝食を用意する程度の食料はある(用意するのは母ですが)。もし、お前がそんラッキーなな状況におかれているにも関わらず外食をしたために、その人たちの何人かが朝飯にありつけなかったらどうするんだ?

わかるな。お前は今この家で朝飯を済ませて出勤するんだ。


実家で朝飯食べて出勤したのはいうまでもありません。

ちなみに今は、ぬくぬくとオノレのねぐらでヴログ書いてます。