諸君、私は合奏が好きだ
諸君、私は合奏が好きだ
諸君、私は合奏が大好きだ
ロックバンドが好きだ
フュージョンバンドが好きだ
ビッグバンドが好きだ
吹奏楽団が好きだ
ジャズコンボが好きだ
街中で
公民館で
音楽の授業で
カビ臭い貸しスタジオで
タバコ臭いライブハウスで
この地上に存在するありとあらゆる合奏が大好きだ
手ごわい曲が好きだ
その曲が初めて最後まで通った時など心がおどる
ステージでの演奏が好きだ
聴衆達が我々が立っているステージをキラキラした眼で見ている時など胸がすくような気持ちだった
スタジオでのセッションが好きだ
演奏しながら「あ、この人はこんなことがやりたかったんだ」というのがふっとわかった時など感動すらおぼえる
16分裏つつきまくりのキメがものの見事に決まった時などもうたまらない
ダメ元で試しに合わせてみた曲が意外に完成度が高かったのは最高だ
ビッグバンドでチョー速い曲をやった時、あまりにも気持ちいいので「チョー気持ちいい、もう一回やろう」を3回繰り返したとき
金管の連中が「もうこれ以上は無理です死んでしまいます勘弁してください(泣)」と嘆願してきたときなどは絶頂すら覚える
小学校の同級生と久しぶりに演奏するのが好きだ
本番当日鍵盤のヤツから「寝坊して出演時間に間に合いません」という連絡を受け、やむなく出演中止を決断した時ははとてもとても悲しいものだ
ライブハウスにブッキングされるのが好きだ
いかんせん実績がなくて出番が最初になってしまうのは屈辱の極み?だ
諸君 私は合奏を 怒涛の様な合奏を望んでいる
諸君 私に付き従う合奏好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる??
更なる合奏を望むか
糞の様な合奏を望むか?
人類誕生からバッハ、ベートーベン、ビートルズ、キッス、クイーンを経由し今に至る音楽の歴史のような合奏を望むか?
合奏!! 合奏!! 合奏!!
よろしい ならば合奏だ
だが、リハーサルスタジオの外で怒涛のような本業に耐え続けて来?た我々には
ただの合奏ではもはや足りない!!
大合奏を!! 一心不乱の大合奏を!!
我々はわずかに小数
楽器を手にしない者に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の楽士だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の専門職楽士集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、「まだバンドとかやってんの、馬鹿じゃね」とぬかした奴らを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう
連中に大合奏をを思い出させてやる
連中に怒涛のような大合奏を思い出させてやる
合奏には奴らの哲学では思いもよらない魂をゆさぶる何かがある事を思い出させてやる
1000人の楽士の集団で 世界をスーパー大爆奏で埋め尽くしてやる
目標 次回の貸しスタジオでのリハーサル
とりあえず、自分のバートを練習しときましょ作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
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この演説は、「諸君、私はほにゃららが好きだ」ジェネレータ用いて生成されたものを、若干手を加えたものです。